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台湾に引っ越して丸2年|台湾と合うところ、合わないところ

国際結婚

こんにちは、台湾のゆっこです。

本日10/15は、ちょうど2年前に台湾に引っ越した日です。

そういえば、20代の頃に出身地の横浜から愛知県に引っ越したのも、4/15でした。

どうやら私には、遠方への移動に「15」という日付を選ぶ性質があるようです。

本投稿はただのプライベートな話で、なんの有益性もないので、興味のない方はさくっとスルーしてくださいね。


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引っ越す前の話

このブログの初めの投稿「マルコスと結婚するまで」にあるとおり、私は本当に突然、なんの期待もしていないシーンで夫マルコスに出逢いました。

当時は名古屋駅で1人暮らしをしていました。

仕事は忙しかったけれど、趣味を楽しみ、気の合う友人がいて、近所には行きつけの店ができて、また良い友人ができたりして…結婚は一度したし、もういいやとさえ思っていました。

そんな私が、急に出逢った台湾人と結婚して、1年も経たずに台湾に引っ越すことを決めたときは、友人知人は大変おどろくと共に、寂しがってくれました。

唯一、冷静な反応だったのは私の母でした。

「やっぱりね」と。



人生の大きな波が来たらぐいぐい波乗りに行く、感覚で生きているところがある私ですが、住み慣れた名古屋という街にマンション、そして仲間、大好きなものたちと離れるのが寂しくなかったと言えば嘘になります。

そんな私の気持ちを察してか、マルコスはひと月に一度くらいの頻度で日本に来てくれました。

頻繁に休みをとるのも、ばかにならない旅費も、きっと大変だったろうと思います。感謝しかありません。

マルコスが日本にくる度に、色々な友人にマルコスを紹介して、一緒にお酒を飲んだりご飯を食べたりしました。

マルコスはすぐに私の友人に馴染んでくれました。

初めは、「急に出逢った台湾人と結婚するなんて」という反応だった友人も、実際にマルコスの誠実で優しい人柄に触れて納得していました。

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台湾生活の予想と現実のギャップ

そんなわけで、私の生活は2年前に一変しました。

日本から台湾、
日本語圏から中国語圏、
1人暮らしから4人暮らしへと。

台湾では、マルコスの家族と住むことになっていました。

事前に、台湾の家族についてインターネットでリサーチしたところによると、別居でも週末は必ず家族と集まってご飯を食べるとか、とにかく家族や親せきのイベントや集まりが多いとか書いてあって、それはちょっとキツイな~と思っていました。

なぜなら、私はスーパーマイペース女だからです。



コンスタントに予定が入るとか、自分が計画したわけでもない予定が毎週あるとか、とても苦手でストレスを感じるタイプなのです。

そこが一番の心配だったかもしれません。

しかし、そんな心配をよそに、マルコス一家は思っていたよりもずっと個人を尊重するタイプの人たちでした。

例えば、マルコス家は道教なのですが、無理強いされることはなく、むしろ大丈夫かと気にかけてもらいました。

週末に必ず一家でするようなイベントもありません。

親戚一同との集まりも、この2年で1度でした。

マルコスと2人で出かけるときは、いってらっしゃいと笑顔で送り出してくれます。


また、マルコスの家族はマルコス以外は女というのもラッキーでした。

私の両親は子供のころに離婚しているので、オジサンと暮らすことに慣れていないのです。

下着を干すのも、適当な格好ですごすのも、女同士だからとても気楽です。


そして、言語。

私とマルコスは基本的に英語で会話をします。月日が経つにつれて、お互いに勉強した日本語、中国語も混ざるようになっています。

特にマルコスは日本語検定2級に合格したので、かなり上達しました。私はかなりさぼっているので、あまり伸びていません。

私とマルコス母は、基本的に中国語です。引っ越した当初は、マルコス母も英語でがんばってくれたり、グーグル翻訳を利用して意思疎通を図っていましたが、私がだいぶ聞けるようになってきたので、今ではほぼ中国語で話をしてきます。

私の能力がイマイチなので、聞き間違えや勘違いも沢山ありますが、なんとかなっています。台湾語(中国語とは違うもうひとつの言語)もマルコス母のおかげで、10単語くらいは覚えました。

私とマルコス姉は、日本語で会話をします。ありがたいことに、私が出会ったどの外国人よりも日本語のレベルが高いんです。

マルコスに「姉は日本語ペラペラ、もう完璧」と聞いたときは、多少身内びいきが入っていると思っていたのですが、マジのペラペラでした。たまに私が日本語を聞くこともあるくらいです。

ということで、母国語で会話ができる人が身近にいることで、言葉のストレスはかなり軽減されています。

つまり、インターネットの前情報に比べてはるかに快適な生活ができています。

私の友人にたまに「うまくやってる?」と聞かれますが、口うるさい姑や小姑と暮らしているわけではないので、質問に違和感を覚えるほどです。


台湾と合う所、合わない所

台湾の文化、台湾人の性質はブログ内でも何度か述べているので割愛しますが、日本(日本人)とはだいぶ異なります。

この2年で感じた台湾と合うところ(好きなところ)、合わないところ(好きじゃないところ)を、誰の参考になるか分かりませんが述べてみます。


【合う所(好きなところ)】

  • 台湾人のハッキリと物を言うところ
  • 台湾人の素直なところ(感情表現が豊か)
  • 米が意外と美味しい
  • 台湾の料理(臭豆腐以外)
  • 細かことは気にしない
  • 融通がきく
  • コミュニケーション能力が高い
  • 親切な人が多い
  • 電車や公共の場で泣き叫ぶ子供が少ない
  • 治安がいい
  • 新鮮な食材が手に入る
  • 南国フルーツが豊富
  • 日本では考えられないほど安いもの(交通費、通信費、医療費)
  • 他人の目を気にしない
  • 冬の暖かさ(10度を下回るとニュースになる
  • ネット環境、キャッシュレス等のIT化が進んでいる
  • 話をきちんと聞いてくれる医者が多い


食が合うのはとても大きなポイントです。

八角や五香など苦手な香辛料もありますが、避ければいいだけのこと。安くて美味しいお店がたくさんあります。

市場で買う野菜も、新鮮なので長持ちしますし、味も濃いです。

日本ではめったに食べられない、南国フルーツも季節になると市場にあふれて、旬の時期は安くなるので沢山食べられます。

また、日本で特に都会に住んでいる人には考えられないくらい、他人とのコミュニケーションが多い国でもあります。

お年寄り、妊婦、身体の不自由な人をみると、さっと席を譲るのを当たりまえのようにします。困っている人には声をかけて、手助けをするのも当たりまえ。とても好きな部分です。

ネット環境やキャッシュレスの支払いシステムもかなり整っていて、日本よりむしろ便利です。(今では日本も便利になったかな?)

治安に関しては、日本くらい安全といえます。とはいえ、夜市などの人ごみで財布をすられる程度のことはあるので、最低限の注意は必要です。



【合わない所(好きじゃないところ)】

  • 時間にルーズ
  • 衛生面(場所による)
  • 犬っぽい性質(一緒を好む)
  • 虫のサイズが大きめ
  • 蚊が強すぎる
  • 1年中湿度が高い
  • 交通マナーが悪い(危険!)


時間にルーズにはまったく慣れないし、イラっとします。これだけは慣れたくないし、慣れることはないと思っています。

私の肌がこの国の気候に慣れてくれれば、蚊と湿度に関しての項目は消えるでしょう。肌が弱すぎて、とにかくトラブルが多いです。

衛生面は、きれいな店も多いですが、ちょっとこれは…という店も多いです。また犬が放し飼いにされているので、地面には注意が必要で歩いていると気が抜けません。

そして、これは政府になんとかして欲しい交通マナー。本当に危険です。

道路横断時はもちろん、歩行者天国の道路でも注意が必要です。関係なしにがんがんバイクが入ってきて、注意しないとマフラーで足を火傷するので旅行のときは気を付けてください。

ざっと、思いついたのは以上です。

好きなところの方が多くて良かったです。来年は好きの項目がもっと増えているといいなと思っています。

好きを探す方が楽しいし、健康的ですからね。


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お気軽にコメントください

  1. ハルキ より:

    英語が話せるのは逆にすごいですね。台湾音楽にハマってから独学で中国語勉強してますが、中学生の頃から勉強した英語より中国語の方が勉強しやすいと感じますが、それは好きだから苦にならない、というのもあるんでしょうね??
    それでTOCFLに挑戦しようと思って、調べてたらこのブログを偶然見つけました。
    私は共産主義や中国政府が苦手なので、勉強するなら台湾式だよねー、と思ってます。

    因みに私は臭豆腐をたまたま食べてどはまりしました。
    これは台湾の人や中国の人でも好き嫌いがはっきり別れる食材らしいですね(笑)

    • 台湾のゆっこ より:

      ハルキさん

      中国語の方が勉強しやすいと感じるなら、中国語学習に向いていそうですね!
      漢字だらけの文章が苦にならないということですよね。羨ましいです。
      中国人の友人が、台湾人が話す中国語はカワイイと言っていました。
      確かに発音が大分ちがって、台湾華語の方がクセがなくて発音しやすいです。
      台湾式のカワイイ中国語を身に付けるのもいいですよね。

      臭豆腐にハマるとは、きっと色々な意味で私よりも台湾生活に向いているのではと思います!

  2. メイフェ より:

    台湾入り丸2年、おめでとうございます♪笑。
    ゆっこさんは名古屋にお住まいだったのですね♪
    私、子どもの頃、父の転勤で4年ほど住んでいて、色々楽しい思い出があるところで
    名古屋って今も好きなところです♪

    そして台湾もなんだか妙な魅力に取り憑かれて離れられない土地のひとつです。
    ストレートだからきついし、時間にルーズだし、できないのにできるって嘘つくし・・・笑。
    それでも、なんだか嫌いにはなれない・・・
    時々ものすご~く、この国が好き♡って思う瞬間があって止められません。

    ゆっこさんのこれからの台湾生活がますます快樂でありますように♡

    • 台湾のゆっこ より:

      メイフェさん

      ありがとうございます。
      メイフェさんも名古屋に思い出があるんですね!
      帰ったら会いたい人も食べたいものも
      行きたい場所も色々とあります。

      メイフェさんは台湾でお仕事されているから、
      日本では考えられないことも
      たくさん体験されているのだろうと想像します。

      時間にルーズだけは、本当に無理。
      仕事でやられたら爆発しそうですw
      それ以外は、今のところ許容範囲です^^

      台湾の人って、いい加減なところもあるけど
      温かくて素直で憎めないですよね。
      メイフェさんがこの国好きというのは
      ブログからも伝わってきます。
      お互いに快樂な台湾ライフ送りましょうね。

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