こんにちは、台湾のゆっこです。
日本とは違うところだらけの台湾の結婚式までのカウントダウン物語、第4弾です。
式まで3カ月を切ってきたので、プラン内容も具体的に考えていきました。同時に、招待状を送ったり、結婚式で使うビデオクリップを作ったりと作業が増えていきます。
第1弾→式まであと207日編
第2弾→式まであと160日編
第3弾→式まであと99日編
式まで90日 乾杯の挨拶依頼 & サプライズ企画決定
台湾の結婚式には、日本のように新郎新婦のゲストからのスピーチ、両親に手紙を読む、ケーキ入刀、友人たちによる余興、のような定型がなく、どんな結婚式にするかは新郎新婦次第です。
とくにイベントもなく、ただの大宴会のように食べたり飲んだりして終わるという結婚式もあるそうですが、せっかく沢山の人が集まってくれる結婚式です。
日本からも50人近く来てくれるので、なるべく楽しんでもらいたいという気持ちが強く、メインイベントのダンスパフォーマンスのほかに、
・ドイツに住んでいる知り合いから生中継での乾杯の挨拶
・3月生まれの友人にサプライズ誕生日プレゼント(結婚式が3月でした)
の案が決定しました。
早速、ドイツにいるオジのような知り合いに乾杯の挨拶をお願いすると、快く引きうけてもらえました。今の時代は、すぐに会えなくても顔を見ながら電話ができるLINEビデオ通話のような便利ツールが沢山あって本当に便利です。
この方は日本人ゲストの一部の人が知っているオジさまなので、サプライズも兼ねています。それに、台湾のゲストにとっても、ドイツと中継での乾杯挨拶は珍しいだろうと思いました。
私たちの場合、日本語と中国語と両方必要になるため、予め原稿をもらいマルコス姉に翻訳してもらうことにしました。
マルコス姉は本職が翻訳で日本語もペラペラなので、その後も色々と翻訳をお願いすることになります。
誕生日プレゼントサプライズは、3月生まれと分かっている友人6人を急に前に呼び出して、なにか簡単なゲームをしてもらい、勝った人からプレゼントを選べるというものです。(この時点では詳細は未定)
式まで74日 ヘアメイクの確認
結婚式のメイクは、マルコスの友人にお任せすることにしていました。
彼女は、本業とは別にヘアメイクの勉強を始めて1年くらいということで、よくよく話を聞いてみると彼女の独り立ちデビューが私と後に判明。
大丈夫なのか、と正直なところ不安もありましたが、家が近所で何度も足を運んでヘアメイクの確認をしてくれたり、マネキンやモデルさんを使ってヘアセットの練習をして写真を送ってくれたり、そんな一生懸命な姿を見ていると不安もなくなっていきました。
実際に腕もよく、メイク道具や髪飾りなどの装飾品もしっかり揃えてあって、これでお金を稼ぐのだと言う本気さが伝わってきました。
余談ですが、彼女のように台湾では副業をしている人が多いです。一般の企業でまじめに働いても、給料が上がらないのが現状です。労働基準もあるのですが、守っていない企業も多々あり、残業代は出ない、もしくは出ても雀の涙。
そういう事情なので、起業をする人、投資をする人も日本に比べたら多いです。朝市で何十元の野菜を売っているランニング姿のおじさんが、スマホで株のチャートをチェックしている姿は生々しくも頼もしくもあります。
話を戻します。
式まで2カ月半くらいのある夜、メイク道具一式とライト付きの立派なメイク専用鏡を我が家に持ち込んで、どのような雰囲気のメイクが私に合うのか、好みはどうかなどの確認のテストメイクをしました。
事前に私好みの髪形の写真を送ってあったので、長さが足りない分はウィッグを注文するべく髪色や質の確認もしました。
台湾では白いドレスを含めて3色のドレスを着るのが定番で、着替えるたびに髪形もメイクも変えるのだそうです。
さらに、私たちの場合はダンスパフォーマンスもあるので、更に1着増えます。
全部で4種類の髪形とメイク…式の半分は着替えとメイクの時間になってしまうんじゃ…。
ウェディングフォトのときと同様、とにかく首から上は彼女に委ねようと思った夜でした。
式まで73日 招待状を日本へ送る
自分たちの顔写真を使った招待状が出来上がったので、宛名書きをしてまずは到着まで時間がかかる日本へ送付しました。
日本のゲストには「紅包」と「紅包の書き方」も同封しました。
招待状のタイプはあえて台湾の伝統的な見開き型を選択したので、一部ずつセットするのに手間がかかりました。
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郵便局から航空便でまとめて送ると、一週間ほどで続々と届いたと連絡が入りました。送るときは気づかなかったのですが、紅包はおめでたいことだからと香り付きのものが多いらしく、封筒を開いたらいい香りがしたと好評でした。
紅包で香りも送るという風習、洒落ていますね。
台湾のマルコスの友人たちの分も、宛名書きは私の仕事でした。
日本のゲストはアンケートに郵便番号を書いてくれている人がほとんどでしたが、台湾人は抜け抜けです。(郵便番号も必ず記入してね、ってアンケートに書いたじゃーん!と叫ぶ)
仕方ないので、家にあった郵便番号表を見ながら、マルコス母と一緒に調べます。台湾は人口も住める場所も日本に比べたら少ないので、郵便番号が3桁しかなく、調べやすくて助かりました。
一部手渡しの人を除いて、マルコスの友人にも招待状を順次送付しました。
一方、親戚一同とマルコス母友人の分は、マルコス母確認中につき宛名書きも始まっていません。情報が集まってきたら、私が宛名書きをしてから、結婚式の40日前くらいからようやくマルコス母が配り始めました。
早く渡すと忘れちゃう人もいるから、1カ月くらい前がちょうどいいそうです。なんじゃそりゃ、さすが台湾!なんか面白い!
台湾には名前を変えられる制度があるので、渡したら「これは前の名前よ~ははは~」なんてこともあって、台湾らしさがさく裂していました。
式まで68日 生い立ちと出会いのビデオクリップ作成
結婚式のオープニング(私たちの入場前)に、生い立ちと出会いのビデオクリップを流すことにしたので、写真や動画を集めて作成を開始します。
日本の母には、実家にある使えそうな子供のころの写真を送ってもらいました。
作成ツールは、マルコスが見つけてくれたpixwedという優れた結婚式ムービー作成サイトです。
【pixwedの特徴】
- サイトが中国語と日本語で表示できる
- テーマが豊富
- 写真だけではなく動画も使えるテーマあり
- 音楽は自分たちの曲に入れ替え可能
- サンプルを無料で作れる(写真も曲も入れ替え可能)
- 値段がお手頃(5分くらいのテーマで7000円前後)
- 文字が自由に書けるので中国語と日本語併記可能
- 購入すると何度でも編集&試写を繰り返せる
気に入ったテーマがあったので、試しに写真を入れてみるとなかなか良い感じです。曲は私の大好きなレゲエシンガーPUSHIMの「FOREVER」を当ててみると、ビデオクリップの尺とぴったり合いました。
そうと決まればすぐに行動です。テーマを購入して、ビデオクリップ作成に入りました。
紙の写真をスキャンしてデータ化、トリミングに色彩調整などの加工をしたり、言葉を考えたりと、地道に作業をしていきます。
使いたい写真に人が映っていたので、加工して消しました。(ペイントで加工)
古い写真は彩度や明度、色調を調整して見やすく加工しました。(Snapspeedというアプリを使用)
また、初見になるゲストに分かりやすいように、中国語と日本語は☆で分けることにしました。
若いときのマルコスの長髪写真は時代を感じました。台湾でも長髪が流行っていたんですね。
私が生まれたころの、いかにも一昔前のセピア色の写真もよく合うテーマです。
制作活動が好きなので、このビデオクリップ作成はやりがいもあって楽しかったです。画像加工の勉強にもなりました。
最後に正式にデータをダウンロードするまでは、細かい所や言葉を見直して、出来上がりは大きなテレビに映して、家族にまずはお披露目しました。
これはお互い歴史を知る機会にもなるし、言葉を作る作業もいいです、そして達成感があります。業者に頼むこともできますが、これから結婚式の方は是非ご自分で作ることをおススメします。
式まで64日 ダンスの練習スタート
名古屋に住んでいる友人に、ブルースダンスとリンディーホップの選曲の相談をして、2曲選び、ダンスの先生カップルに送りました。
そして、いよいよダンスの練習がスタートしました。
練習時間は、毎週土曜に先生カップルが主催しているダンスイベントが終わった後、夜10時過ぎから始めることが多かったです。
第一回の練習は、基本的なブルースのステップから習います。身体の動かし方、ステップの踏み方、リズムの取り方を習いました。
そして、ブルースの最大の山場、ジャンプの練習が宿題となりました。
練習中に撮ったお手本のビデオを何度も見ながら、
自宅マンションにあるジムスペースで夜な夜な練習して、動画を送って見てもらう。
先生たちとの練習のたびに、少しずつ進む新しい振付、それを持ち帰り、繰り返し鏡を見たり動画を撮って確認をしながら練習をする。加えて、通常のダンスレッスンも通っていました。
そんな、ダンス漬けの日々がスタートしました。
つづく
最後までお読みいただきありがとうございます。
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お気軽にコメントください
初めまして、台湾に旅行を7月に
予定していたんですが、
観光客受け入れは台湾情報は
現段階ではどんな感じですか?
ブログアップしていただけたら
嬉しいです。
keiko様
コメントありがとうございます。
海外観光客の受け入れについては
知りたい方が多いかもしれません。
調べてアップしますので
少しお待ちくださいね。