こんにちは、台湾のゆっこです。
基隆からバスに乗って40分くらいで行ける「野柳地質公園」は、海沿いの面白い地形が間近で観察できる子供も大人も楽しめる観光スポットです。
中でも、女王頭という長年かけて浸食されて形作られた岩が有名です。
女王の首が年々細くなっていて、そのうち折れるだろうと言われていますので、女王ご健在の間に、ぜひ観に行っていただきたい!
ということで、紹介していきます。
野柳地質公園のみどころ
全長1.7kmの細長い岬に、海蝕、風蝕を受けて実に様々な形に変化した地形が観察できる、台湾でも珍しい場所です。
Googleマップの口コミは、38,000件近くに上る大変人気の観光地です。
色々な名前が付けられた岩を探すのは、子供も大人も楽しめる大自然のアクティビティ。
時間がある人は宝探し気分でじっくりと探索して、コンプリートを目指してみてはいかがでしょうか。
園内はエリア1~3に分かれており、
女王頭をメインにエリア1、2を軽く探索する程度なら1時間半くらい、
エリア1、2をくまなく探索するなら2時間半くらい、
エリア3の端までくまなくだと半日はみておいた方がいいと思います。
そのくらい、見どころがあるスポットです。
天候やその他の予定に合わせて、旅行の計画をしてみてください。
エリア1(①~⑩)

園内に入ると、まず木々の木漏れ日の中を歩きます。

右手に「女王頭Ⅱ」とか「俏皮公主Ⅱ」といった看板が現れますが、これらは、レプリカです。

地面に撮影場所の目印の足あとマークがあるので、そこからパシャリ。

「俏皮公主」のレプリカ

本物はこれだよ、と横に写真が置いてあります。

女王頭のレプリカ(⑩)

レプリカを最初に見るも良し、最後にサラッと立ち寄るも良し。
エリア1には、「燭台岩」や「キュートプリンセス岩」、「きのこ岩」などがあります。

展望デッキからエリア1を見るとボコボコした地形が一望できます。

近づいてみると、「きのこ岩(⑨)」の中に「キュートプリンセス岩」がチラ見していますね。

園内には基本的に海沿いの柵もないので、自然の景観をそのまま楽しめます。

月面てこんな風なのかな、なんて想像も膨らみます。


名前のない岩に「巨人の足岩」と名付けてみました。

「クジラのヒレ岩」

「燭台岩」は奥の方にあります。
みなさん、がんばって本物を観に行ってくださいね。

エリア2(⑪~㉕)

いよいよ、目玉の「女王頭(クィーンズヘッド)」を観に行きましょう!
マルコスが子供の頃は、こういった遊歩道もなくて、岩の上を歩いて散策したそうです。

遠くに人だかり、そして女王頭が見えます。

林添禎銅像(⑱)

この辺りの景観も面白いです。

たまに標識が立っているので、散策の参考にしてください。

岩ばかりかと思えば、こんなジャングルみたいなエリアもあります。


「女王頭」は一番人気なので、雨でも写真を撮る人の行列ができています。
因みに、裏から見ると女王頭には見えませんので、写真を撮りたい場合はやはり正面からになります。

女王頭(⑯)
女王頭の周囲には、進入禁止の石が並べられており、近づくことはできません。監視員も常に見張っています。

なかなか綺麗な横顔の女王頭。
晴れた日に写真を撮りたいものです。

「小人の靴岩」と命名してみました。

エリア2とエリア3の間あたりに、軽食屋とトイレがあります。


コーヒーや紅茶、カップ麺、かき氷、ソーセージなどの軽食が売っています。
園内は座れる場所があまりないので、ここで子供たちを休ませる人が沢山います。


どこを切り取っても、自然の力を感じる風景。

エリア2には、まだまだ沢山の岩があります。
(天気のいいときに撮影出直します!)
エリア3(㉖~㊱)

エリア3の入り口に、マリンバード岩(㉖)

エリア3は、ここから階段を上がって岬の先の方へ歩いて行きます。

紹介しておきながら、私はまだ行ったことがありません。
なぜか、野柳を訪れるときは天気に恵まれず…
こちらの情報は、天気に恵まれ次第、更新いたします。
アクセス

基隆からバスで野柳へ
基隆駅から数分のバス停 基隆火車站(仁祥診所)から、790または862の路線に乗ります。
このバス停は横に長いのですが、790と862は歩道橋の階段の下(駅から遠い方)に位置します。

バスは15~20分間隔で来るので、それほど待たずに済むはずです。
台湾なので時間はゆるいですが。
所要時間は約40分、運賃は30元です。
「野柳」で降りて、そこから徒歩10分くらいです。
実は路線790はルートがいくつかあって、運が良ければ「野柳地質公園」という、野柳地質公園のすぐ脇にあるバス停にとまります。
ただし、本数は少なめなので、790でも862でも、来たバスに乗ればOKです。


台湾のバスはとにかく運転が荒いので十分にご注意ください。
(注意事項はこちら、動画あり)

バスによっては、車内に分かりやすい電光掲示板が設置されるようになりました。
目指すは「野柳」です。
掲示板に「野柳地質公園」が表示されていたら、ラッキーだと思って、そちらで降りてくださいね。

ルートによっては、途中で内陸側へと左折し、山道をガンガン進みますが、そのうち海辺に出ますのでご心配なく。

座っていても山道はカーブだらけで振り回されます。
台湾のバスの運転手は、ほぼ元暴走族だと思っておけば心構えができるかと。

斜め前に警察署が見えるバス停「野柳」で下車します。

台北からバスで野柳へ
台北駅の国光客運バス乗り場から、路線1815に乗り、「野柳」で下車します。
所要時間は約1時間半、運賃は98元です。
国光客運の位置は、台北駅舎の北東になります。
地下道からは、M2出口から地上に出ると分かりやすいです。
バス停「野柳」から地質公園まで歩く(約10分)

バスの進行方向と逆に振り返り、「野柳風景區」と書かれた看板を左折します。

野柳漁港がすぐに現れます。

漁港から540mで野柳地質公園です。
頑張って歩きましょう!

少し漁港の景色も堪能したりしつつ、道なりにまっすぐ進みます。


きっとあなたも気づくはず。
野柳の住民の殆どが、ノンヘルでバイクに乗っていることに。
若者もおじちゃんもおばちゃんも、髪の毛をそよそよさせながらバイクにまたがっています。
台北や基隆の街中とは違う雰囲気もお楽しみください。
道中、野柳ワンコや野柳ニャンコも目にすることでしょう。


バス停「野柳」から約10分くらいで、野柳地質公園に到着です。
チケット
下の写真の正面がチケット売り場、右手にトイレがあります。

トイレの個室にはトイレットペーパーはありませんが、大きなロールがあるので、
予め必要量とってくださいね。
なぜか、入り口付近ではなく、少し奥に設置されているので分かりにくいです。
【チケット代】
大人:80元
学生、6歳以上12歳未満、台湾籍の65歳以上:40元
6歲未満または身長115cm以下の子供、障がい者と付添人1名:無料

マルコスが子供だったころは、無料だったそうです。
いつしか園内の歩道が整備され、入場料を取るようになり、少しずつ値上がりしているようです。
2020年12月現在の料金ですので、最新の情報はこちらでご確認ください。

大人2枚
2張全票(リャンザンチェンピャオ/Liǎng zhāng quánpiào)
子供1枚
1張半票(イーザンチェンピャオ/Yì zhāng bànpiào)
野柳地質公園の基本情報

新北市萬里區港東路167-1號
02-2492-2016
8:00-17:00
野柳地質公園公式ホームページ(日本語あり)
コメント
しっかりと暴走族!(運転手さん)を警告していましたね。(笑)。
確かに知らないとふっ飛ばされちゃいますからね。
私も気を抜いていて後方ドアから前方座席まで雪崩れたことがあります。
怖かった~!
わ~♪野柳♪やっぱりお写真だけでも嬉しくなっちゃいます。
キノコ群。
でもここって夏は熱い(!)し、冬は風が強い危険地帯ですから行く時期を選ばないとですね。
女王との記念撮影、やっぱり人がそんなに行列していないですね。
前に真夏に行って1時間ぐらい並んで、ご案内~したおじちゃんたちが
熱射病みたいになっていました。
コビトの靴岩、可愛い~♪今度探してみます。
私は個人的にキングコングが好きです。
メイフェさん
こちらにもコメント頂いていましたね。
あの元暴走族たち、自分たちの運転に振り回されてもきっと変わらないでしょうね(笑)
野柳は広くて、散策をじっくりするには好天候が必須ですよね。
また気候がいいときに、じっくり探索に行こうと思っています。
女王に真夏の1時間は厳しい!
いつか折れるもので貴重だから、遠くから旅行で来る人は待ってでも
写真におさめたいのかも知れないですね。
さっき、家に1台だけあった小さなヒーターのスイッチを入れたら壊れました。
底冷えします。お互い風邪には気をつけましょうね!