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100年以上の歴史を持つノスタルジックな旧駅舎が見られる【七堵鐵道公園】

基隆を旅する


こんにちは、台湾のゆっこです。

鉄道好きさん、古い建築好きさんにおすすめの【七堵鐵道公園】を紹介します。

七堵鐵道公園は、台鐵基隆駅から台北方面に3駅目の「七堵駅」から400mの所にあります。

七堵駅の北口からとにかく真っすぐ右に歩けば、



10分弱で公園到着です。



少し七堵駅の歴史に触れておきます。

公園内の木造の駅舎は、日本統治時代の1912年に完成したと言われています。(正式な資料がないようです)

2007年に今の七堵駅に移るまで使われていました。

台湾全土の駅舎の中で、建設当初のまま保存されている、数少ない駅舎のひとつです。

役目を終えた駅舎は、元の位置から30mほど移動して元通りに再建され、「七堵鐵道公園」となりました。



駅舎は、平日のみ8:00~16:00に解放されます。
100年前の駅舎の中に入ってみましょう。




こちらは乗客側のエリアです。



さすがに、時刻表は100年前のものではないですね。



今では考えられない、木造にガラス板がハマっている切符の窓口です。
なんだかキュンキュンしちゃいます。



お隣の駅員さんのエリアものぞいてみましょう。

時刻表ではなく、運賃表が貼ってあります。
窓口の下の引き出しに、駅員さんの商売道具が入っていたのでしょうね。



天井を見上げると、屋根の構造が見えます。



床の石の感じもなんだか懐かしい。



駅舎の周りには、所々オブジェがあります。

蒸気機関車って形になんだか惹かれますよね。



巨大赤電話
きっとぴちぴちの現代っ子の太郎には電話だと認識されないでしょう。



ものすごい大量の荷物を運ぶ鳥



鳥の横には、金魚や亀がいるもあります。



そして、旧駅舎の奥には、元の七堵駅をイメージして作られた駅のホームと線路があります。



この少々ツッコミどころのある電車のオブジェのすぐ奥には、本物の線路が走っています。



時代は分かりませんが、本当に使われていたと思われる古い貨物用コンテナーも置いてあります。



マニアの方はこういう番号から時代が分かったりするのでしょうか。



「現七堵駅」で台鐵弁当を買って、「旧七堵駅」のホームのベンチで「旧駅舎」を眺めながら食べる、なんていうプランもいいかもしれません。(ホームにゴミ箱あり)



ちなみに、七堵駅のお弁当屋さんは改札を出ると駅構内の通路沿いにあります。
2023年2月15日現在の営業時間は10:00~14:30、16:00~18:00ですが、売切れたらお店はしまります。(台鐵弁当は人気なので遅いと選択肢が少なくなるか、売り切れのことも)



また、公園前の大通りを渡ってすぐの仙草本身というスウィーツ店も美味しいのでおすすめです。(日月は定休日、平日は14時オープン)



旅となると気になるトイレ事情についてです。
平日限定ではありますが、七堵鐵道公園のすぐ横に見える七堵區公所(七堵区役所)のトイレが使えます。休祭日ならば、現七堵駅に戻るしかありません。



基隆散策も何度目かになってきた方は、ちょっとディープでノスタルジックな「七堵鐵道公園」で、のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。



七堵鐵道公園】
206基隆市七堵區光明路23號(map
24時間営業(駅舎開放:平日のみ8:00~16:00)

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