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台湾のお食い初め「收涎」|準備は簡単、そしてとにかく賑やかしい

台湾の文化、生活

こんにちは、台湾のゆっこです。

台湾では子供が4ヵ月になるころに、子供の健やかな成長を願ってお食い初めのような儀式收涎しょうしぇん/Shōu xián」をおこないます。

太郎が丸4ヵ月になった日がちょうど週末だったので、我が家でも收涎を行いました。

今日は日本のお食い初めとは大分異なる、賑やかな台湾の收涎とはいかなるものか紹介します!

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準備するものはいたって簡単

準備するものは穴の開いたクッキー赤い紐

以上!

という至ってシンプルな台湾のお食い初め「收涎しょうしぇん」。

クッキーも色々なデザインがあるのですが、私たちが選んだのはこちらです。
收涎の三日前に届きました。



可愛らしくデコレーションされていて、名前や誕生日が入っています。



準備はネットでポチっただけでした。

SoDaDa手作りアイシングクッキーというお店のもので、12個セットで420元(約1680円)でした。

SoDaDaホームページより



收涎用のクッキーは色々なタイプが発売されていて、すごくシンプルなものもあります。私はこの日本語訳にジワリました。

郭元益ホームページより

おクッキー…



男の子用のカーボーイのデザインなんかもあります。

cindycookieホームページより



中にはドーナッツで代用するご家庭もあるそうです。

ミスタードーナツホームページより



ドーナッツは太郎の身体には重たそうだし、服を油汚れからガードするのが面倒そうだし、我が家では即却下でした。

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儀式はとにかく賑やか

台湾では結婚式や親せきの集まりなどもそうですが、とにかく大人数で賑やかにするのが良しとされています。

收涎も同じで、家族だけで行うのではなく、友人や隣人を交えて行うもののようです。

2月に行った日本式のお食い初めは家族だけだったのですが、今回はマルコス母の友人2名、マルコスの友人2名も参加し、大人8名でお祝いをする賑やかな会となりました。

ゲストの皆さんには午後の2時ごろに家に集合してもらったのですが、太郎は寝てしまっていました。

太郎の目覚めを待ちながら、とりあえず準備をします。

マルコスとゲストのおば様が、このように赤い紐でクッキーを繋いで輪を作ってくれました。これをするから、穴の開いたクッキーが必要だったんですね。



準備が終わったら、おば様3人が集まってなにやら呪文を唱えています。

「しゅーのわしゅーだーだー…」

おば様3人が集まると、まぁ賑やかしいこと。



儀式のときに使う呪文(お祝いの言葉)のフレーズが書かれた紙を読み上げていました。
(台湾語だから何言ってるかさっぱり分かりません)
前の晩にマルコス母が印刷していたのはこれだったのか!



ここに書かれている色々なフレーズの中から、各々好きなものを選んで使うそうです。

おば様3人がワイワイ賑やかしい中、対照的に物静かなマルコス友人A。



そして、本日の主役はこの後何が起こるかも知らずに平和な顔で眠り続けています。



太郎がなかなか起きないので、マルコス友人Bが持ってきてくれたケーキを切って、コーヒーを淹れて、ティータイムに入ったところで、寝室からウギャ―と泣き声が。

太郎、ようやくお目覚めです。

少しなだめてご機嫌になったところで、今のうちだ!と大人たちはバタバタとし始めます。

椅子をどこに置くだ、カメラをどこに置くだ、アングルはどうだ・・・



私は当日までどのような儀式かボヤっとしか知らなかったのですが、まずはクッキーのネックレスを赤ちゃんに付けて、ママが抱っこして椅子に座ります。

そして、家族から順番に一人ずつクッキーを割り、割れたクッキーを赤ちゃんの口の左右にトントンとつけながら先ほどの呪文を唱えます。



準備が整ったところで、マルコス母からスタートです。

クッキーを割って、太郎の口の左右にクッキーをトントンとつけながら先ほどの呪文です。

「しゅーのわしゅーだーだー、なんちゃらかんちゃら…」

当然、泣くわな。



続いて、マルコス。

訳の分からないものを首からぶら下げられて、口の周りにトントンと訳の分からないものを当てられて、パパと言えどもご機嫌ななめな太郎。



続いてマルコス姉、そしておば様A、おば様Bと続きます。

なんやねん!てか、誰やねん!トントン長いんじゃ!プイ!



更に、マルコスの友人A、B…

マルコスの友人Aはエアートントンという優しい技を繰り出していました。

太郎のご機嫌も少し持ち直します。



最後にママ、ゆっこです。

抱っこしたままクッキーを割り、後ろから軽~くトントンしながら目の前のマルコス母の誘導に従って呪文を唱えます。

「しゅーのわしゅー、だーだー、ほぉーりーぐわぁーぎん、ぎょうまま~」

何言ってるかサッパリ分からなかったのですが、意味は「よだれを止めて、乾かして、早くママって呼んでね」ということだったそうです。



儀式が終わるころには、太郎も私もクッキーのカスだらけ、床もクッキーのカスだらけでした。

割ったクッキーは、後で美味しくいただきました。



同じお食い初めでも、日本は華やか台湾は賑やか

両方のお食い初めを体験した太郎自身に記憶はないでしょうが、記録はバッチリ残したので、少し大きくなったときに一緒に観るのが楽しみです。

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