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高雄旅行|2020年 愛河から飛び出した14mの「クジラ」と食べそこねた南部ちまき

高雄の旅

こんにちは、台湾のゆっこです。

高雄には全長12kmの「愛河」という河川があります。

旅行の2日目、南部のちまきを食べようと、暑い中ヒィヒィ歩いていたときに、愛河から飛び出す巨大なクジラのオブジェに遭遇しました。

そして、肝心の南部ちまき屋は、その日はお休みでした。
というより、なぜか、旅行中に狙ったちまき屋はことごとく閉まっていました。

ということで

今日のトピックスは、

  • 愛河の巨大なクジラ
  • 「愛河」名前の由来はある記者の誤解から
  • 高雄でなぜか食べそこねた南部ちまき

の3本立てていきます。

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愛河の巨大なクジラ

クジラの正体

たまたま遭遇した巨大なクジラのオブジェ。青空によく映えています。



目的地は橋の向こうのちまき屋でしたが、遠目から目立ちまくっているクジラ君を無視はできません。

ものすごい暑い日だったので、木陰のベンチに座り、水分補給をしながら、しばし眺めます。

遠くから見ると、白と青のツートンカラーに見えましたが、近づいてよく見るとわりとカラフルです。

更に、よく見ると、クジラ君は色々な廃棄物(ゴミ)で出来ていました。

基本的にプラスチックの箱が多いのですが、中には子供用のピアノや三輪車、ジョウロなども使われています。

色も青系だけではありません。紫、緑、赤なども混ざっています。

このクジラ君は「愛の鯨」という名前らしいです。



「愛の鯨」は、環境芸術を得意とするJason Klimoskiさんと、台湾人芸術家の張碩芬さんに制作を依頼し、アメリカの建築デザインチーム「STUDIO KCA」を招き完成した作品です。

 材料となったプラスチックのゴミは、全て高雄市内で回収されたもの

 水面からの高さ14m、水面下4mの作品で、重量は約50トン

そんな巨大な作品の制作期間は、たったの7週間。

ベルギーでも同様の鯨の作品を作ったそうですが、そのときは制作期間は1年近かったとのこと。(STUDIO KCAのホームページで作品の確認できます)

コツを得たのでしょうか。今回はハイスピードで仕上がっています。

当初の予定では、2020年1月21日~3月31日までの期間限定での展示となっていたようですが、旅行した6月末にもまだありました。

コロナの影響もありそうですが、台湾らしいゆるい期間限定です。

台湾在住の方は、今ならまだ見られるかもしれません。

日本在住の方は、早くコロナが収まって間に合ったら、是非訪れてみてくださいね。

クジラ出没場所

住所:高雄市鹽埕區河西路142號(七賢橋)

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「愛河」名前の由来はある記者の誤解から

「愛河」って、ロマンチックな名前の河川だと思いませんか?

今では、カップルのデートスポットとして有名になった河ですが、実は「愛河」は、ある記者の勘違いから、正式に採用されることになった名前なんです。



もともと海の底にあった愛河は、地殻変動により地上に姿を現します。

当時の名前は「打狗川ダァゴゥチュアン」。

それから日本統治時代などを経て、名前は「高雄川」→「高雄運河」へと変化していきました。

1948年、高雄市民の陳さんは、現在の中正橋付近でレンタルボート屋をオープンしました。店名は詩人に決めてもらい、「愛河游船所」という看板をかかげました。

しかし、ある日、台風が吹き荒れて、看板の文字の一部が外れてしまい「愛河」という文字だけになってしまいました。

間もなくして、この場所で、カップルが入水自殺をして亡くなるという悲劇が起こります。近くには遺書も見つかりました。

この事件の取材を担当した、新人の林記者は、陳さんのボート屋の看板の文字をみて、記事の見出しを「愛河に美しい女性の遺体」としました。

川の名前が「愛河」だと誤解したのです。

林記者の記事が元となり、他社も「愛河」という間違った名前の記事を書いたことで、誤った名前が広まっていきました。

そして、1992年にはついに、「愛河」が正式名称に決定しました。



考えようによっては、元は看板を放っておいた陳さん由来とも言えますが、そんなエピソードを知っていると、旅もより楽しめそうですね。

高雄でなぜか食べそこねた南部ちまき

クジラ君に遭遇したのも、元はと言えば、ちまき屋に向かっていたんです。

旅行前に端午節のちまきを食べたばかりで、北部と南部のちまきは違うと聞いていたので、現地で食べてみたかったんですよね。



向かっていたのは、評判がよい「郭家肉粽」

クジラ君から500mくらいの距離にあります。

しかし、定休日がないはずのこの店、閉まっていました。

3階部分に、古い映画館みたいな絵が描いてある、この建物の1階です。

暑い中歩いたのに、ガッカリです。

このガッカリが旅行中にあと2~3回あって、とにかくことごとく美味しそうなちまき屋が閉まっていました。

もしかして、前日が「端午節」ちまき本番!!

みたいな日だったから、翌日は一斉にお休み!?

と、推測してみました。(真相は知りません)

もしかして、ちまきを食べるには、1年で一番タイミングの悪いときだったんじゃ。。。

「南部のちまきを現地で食べる」ミッションは、次回のお楽しみにすることにしました。

【郭家肉粽の情報】

住所:高雄市鹽埕區北斗街19號
電話:07-551-2747
営業時間:7:00–23:00

立派なホームページまであります。よろしければチェックしてください。
郭家肉粽HP

お気軽にコメントください

  1. メイフェ より:

    クジラ、ご覧になったんですね。
    結構大きいですよね~。よくあんなきれいな曲線を描けるな~って
    感心しました。

    郭家・・・残念でしたね~。私はここの大ファンです。
    ここの粽も美味しいですが四神湯がハトムギなども入っていて
    漢方の味が濃厚でとても美味しいです。
    私がこの近所でお仕事をしていた時に、月イチのアレで調子が悪い時があって
    女性上司が連れて行ってくれたのが初めてだったのですが
    飲んだらすごく元気が出てきて、それ以来、よく通いました~。
    次回、チャンスがあれば是非!

    • 台湾のゆっこ より:

      メイフェさん

      クジラは、予想外に現れました(笑)
      きれいな曲線で、形はクジラそのものですよね。
      青空に向けて飛び出す躍動感もすごい。さすが芸術家チームですね。

      郭家!メイフェさんのお墨付きだったとは!
      あそこは、夫がググって探してくれたお店でした。
      評判通りの美味しいお店なんですね。ああ、残念…(T T)
      次回は電話して、営業しているのを確認してから
      粽と四神湯を食しに行ってきます!か、かならずや!

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