こんにちは、台湾のゆっこです。
週末に、マルコスと基隆うぉ~くをした帰り道の話です。
20時近くに最寄り駅に着いたときには、雨がしとしとと降りだしていました。
今日も楽しかったねと、他愛もない話をしながら、基隆河沿いに差し掛かりました。
この河沿いを抜けたら、もうすぐ家だという油断が走ったその時です。
急に黒いものが視界に入りました。
そこそこ大きい黒い犬が、雨に打たれながら石塀の上に佇んでいました。
成人男性の上半身くらいのボリュームがある大きな体と、哀愁漂うつぶらな瞳。
首輪をしているから、たぶん飼い主がいる犬だと思います。
台湾では、飼い犬もかなり自由に行動しているので、こんな風に急に大きめの犬に遭遇することが日常的です。
特に、我が家の近所には黒い大きめの犬が多くて、夜、脇からヌッと現れると、かなりビックリします。
たまに口輪をされて自由に歩いている犬を見ると、自由なのか不自由なのか、複雑な気持ちになりますが、ふらふらしている犬たちは、大抵とても大人しく、道路も上手に渡ります。
場所によっては、茶色っぽい犬が多かったりするので、犬種に地域性があるのかもしれません。
君は、一体なぜ、
今、ここで、
雨に打たれているんだい?
寂しそうな彼に後ろ髪を引かれつつ、どうか優しい飼い主でありますようにと願いながら、帰路に着いたのでした。
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