台湾出産ものがたり⑨|39℃近い発熱と痒み、止まらない演奏

台湾で出産・子育て(43歳で出産)

こんにちは、台湾のゆっこです。

子宮口がなかなか開いて行かない中、マルコスが躍起になって目に見えない敵(ウィルス)と戦っていた前回の続きです。

4:30 カテーテル排尿、発熱と痒み

麻酔が効いているので寝て過ごしていましたが、定期的に看護師が定期検査(検温と血圧測定)に来るので起きます。

このときは起きるとなんだか朦朧(もうろう)としていました。

そして、正確な数字は覚えていませんが、38℃くらいの熱がありました。

さらに、首や腕がなんだか痒い
虫刺されの痒みとはまた違った、皮膚の表面がうずくような痒みです。

看護師いわく、痒みは子宮収縮剤の副作用だそうです。
ポリポリ掻いていたら、掻かないで軽く叩くようにと軽く怒られました。

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ここで、また一つ初体験。
カテーテルでの排尿です。

硬膜外麻酔中は体を起こしてはいけないので、ベッドの上でカテーテルで尿を出してもらいます。

もうこうなったら何でも来い状態。

看護師に足を動かしてどうのこうのと言われましたが、何言っているか分からないまま適当に足を動かしたら、用意していた容器などを蹴ってしまいまた怒られます。

最終的に看護師とマルコスに足を抑えられつつ排尿。

排尿自体は麻酔が効いているので、痛くも痒くもなく何をされているかも全く分からない状態でした。

すると何時間も溜まっているはずなのに、尿が少なすぎるとのこと。

そういえば、ベッドに横たわっているせいで水が飲みにくいので、殆んど水を飲まずに何時間も過ごしていました。

しかも22:30に結構な量の破水をしているので、なおさら水分不足です。

突然の発熱はこの水分不足のダブルパンチが原因。

このときの内診で、子宮口は7cmまで開いていました。

5:35 朝食

例のごとく、病院の1階のコンビニで調達した軽食を食べました。

食べ終えたら次の定期検査まで寝て少しでも身体を休めることにします。

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6:00 発熱38.8℃

朝食後、少し目を閉じるや否や、すぐに定期検査です。

熱を測ると38.8℃まで上がっていました。

こんな高熱何年ぶり???

今まで出産の体験談を沢山聞いてきましたが、高熱が出たと言っていた友人はいなかったので想定外でした。

水分不足って怖いです。熱中症と同じですよね。

これから出産するママさんたち、破水したら水をたくさん飲んでください!



さてさて、頑なに閉じていた子宮口が開きだしてから、止まらないものがありました。

はい、おならです。

夜王が下に降りてきている感覚があり、ダイレクトに表現すると「グイグイ肛門を内側から押される感じ」なんです。

グイッと降りてくる感覚とともに、空気が漏れます。

これ、全く制御不能。

そんなに空気入ってるものなの?というくらい、ぷーぷーぶーぶー音楽隊の演奏は止まりません。

でも、音楽隊が音を奏でるということは、夜王が出てくる時も近づいているということです。

初めての出産、予想外のことが沢山おこります。

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