こんにちは、台湾のゆっこです。
基隆のちょっとローカルな観光スポット「中正公園」を紹介します。
基隆駅から向こうの山をよく見ると、山の上に大きな白い像が見えます。
中正公園にそびえ立つ巨大な観音像です。かなり遠くにあるように見えますが、体力がそこそこある方なら意外と歩ける距離にあるんです。
本記事ではおすすめの徒歩ルート、その他のアクセス方法、中正公園の見どころ、歴史などを紹介します。
中正公園の歴史
中正公園の一部は、元々は群馬県出身の石坂荘作という実業家の私設公園「石坂公園」でしたが、1933年に基隆市に寄贈されます。
その後、1950年に基隆市政府によって「中正公園」が建設されました。
公園名の「中正」は、当時の総統であった蒋介石の名前にちなんで付けられています。
(蒋介石がらみのものに「中正」がつくのは台湾あるあるです)
基隆駅から中正公園までのアクセス
おすすめ徒歩ルート
ルートは王道と邪道の2つありますが、ゆっこのおすすめは、もちろん邪道!
理由は、せっかくなら道中に色々と見て欲しい建物があるからです。
下の緑のルート、基隆駅から2km弱の道のりになります。
では、巨大観音目指して、一緒に歩いてみましょう!
まずは田寮河の金鶏橋を渡ります。
(関連記事:田寮河にかかる十二支の橋【十二生肖橋】を子から亥まで歩く)
レンガ色のイタリアンレストラン「洋城」を右折します。
右折して直ぐ「周家蔥油餅」があります。タイミングが良ければ焼きたてが食べられるかも?
さらに進むと、消防署の向かいに中正公園と書かれた石門があります。
はい、こちらが王道ルートです。(2021年1月現在、メンテナンス中で入れません)
さて、私のおすすめは邪道ルートなので、石門はスルーして先に進みます。
衛生福利部管轄の病院前の歩道では、点滴スタンドごと外に出てきた患者さんがタバコを吸っていたり、一休みしていたり、なんとも自由な光景が見られます。
病院を超えたところにある警察署の交差点を左折します。
ここからは、ひたすら上りになります。
歩道が設けられていない箇所は、車やバイクに十分注意してください。
上りに入ってすぐ右手の建物は、職業訓練校です。
昔は不良のたまり場のような学校だったところを、基隆市が頑張ってなんとかしたらしいです。
道なりに上っていくと、近代的な建物が見えてきます。
こちらは、基隆市議会です。
ちょっとお洒落な大学の校舎にも見えますね。
市議会を過ぎた所にある、階段を上ります。
緑が茂った階段を抜けると、
バスケットコート脇の道路に出ます。
坂を上る方向へ、道なりに進みます。
下の標識を左折
銅像の前を折り返すように、坂を上ります。
(銅像の周りは環状交差点になっていて、車やバイクが回ってくるので、銅像に近づく際は注意してください)
この坂を上れば到着です。
あと一息、頑張りましょう!
到着~!
冬季でも晴れている日は、汗をかきます。
水分補給を忘れずに!
バスやタクシーで
【バス】
中正公園まで行けるのは、観光地巡りに特化した路線T99のみです。
本数が少ないので、ご利用の際は時刻表の確認を!
(T99のバス停詳細はこちら)
(時刻表、料金表リンク)
坂を上る手前まで、バスを使うこともできます。
バス停「基隆市公車總」から107、202、203、204のいずれかに乗ります。
(バス停詳細はこちら)
「衛生福利部基隆醫院(病院)」で下車し、病院の先にある警察署を左折してください。
バスの場合、いずれも運賃15元、所要時間10分程度です。
【タクシー】
基隆駅前から乗った場合、料金100~120元、所要時間10分程度です。
観光客だと分かると、メーターを回さず150元と吹っ掛けるドライバーもいるようです。差額は少しですが、おかしなタクシーは乗るのをやめましょう。
中正公園の見どころ
一番の見どころは、やはり基隆の海を一望できる「景色」です。
また、園内には様々な石像や寺、鐘などの「建造物」があります。
また、巨大観音像は中に入って上れるようになっています。
では、さっそく園内にGO!
門をくぐると、正面には黄金の大仏と観音像。
昔の写真を見ると大仏が白いので、何年か前に黄金に生まれ変わったようです。
大仏の体にまとわりつく子供たち。
なかなか面白いです。
「笑口常開」は、もっと笑おうという意味です(^^)
いい笑顔~
ニコニコ大仏のそばには、ニコニコ神様たちが並んでいます。
奥へ進みます。
大仏さん、バイバイ。
階段を上ると、すぐに大きな鐘があります。
(※トイレは階段の下にあります)
こちらの鐘は、50元の寄進をして一度鳴らせます。
ぐるっと回っていない回廊。
柱と柱の間にベンチがあるので、日陰で休憩できます。(これ大事)
広場の向こうが、基隆港が一望できる「絶景ポイント」です。
左に、基隆一高いビル「基隆皇冠商業大楼」
金鶏橋を渡るとすぐ左にあるビルです。
右には、基隆のシンボル「三本の煙突」と「キリン」(船に荷積みをしたり降ろしたりする赤白のクレーン)。
海と山が見渡せて、気持ちいい~♪
写真だとイマイチ伝わらないので、是非、生の景色をご覧あれ!
広場は、週末には子供たち向けの出店が出て、賑やかになります。
そして、基隆駅からも見える、高さ22.5mの「巨大観音像」と観音様を守る「シーサー顔の狛犬」。
観音様を取り囲む神様たち。
シーサー顔だけに任せてはおけん!と背中が言っています。
香炉
観音像を取り囲む池には、亀が沢山いるので覗いてみましょう。
鳩もソーシャルディスタンスを保って休憩中~
台湾は日本よりも鳩が少ない気がします。
では、観音像の中に入ってみましょう!
観音像の裏側に回ると、入り口があります。
入ってすぐの箱に、寄進(20元程度でOK)をして階段を上ります。
観音像の内部にも、神様がたくさん。
こちらが一般人が上れる最上階に鎮座する神様です。
4階か5階です。(記憶があいまい😓)
所々に丸い天窓。
階段はかなり勾配がきついです。
手すりにつかまって慎重に上り下りしてくださいね。
園内には禅寺があります。
右端のお方、カメラ目線でちょっと怖い。
寄って行かんかい!と言わんばかりの睨みをきかせております。
お土産屋さんもありますが、かなり寂れています🙄
ガチャガチャは稼働していそう。
店頭にある、犬型とバイク型の乗り物。
意外にも人気なのが、バイク型の乗り物で、行くたびに誰かが乗っています。
お金をいれると、そこそこ大きなボリュームで音楽が鳴り、しばし転がせます。
以上、中正公園の紹介でした。
ぺいたいぺいの中でもマイナーな観光地ですが、基隆も何度目かの方、基隆通を目指している方は、観光のルートに入れてみてはいかがでしょうか。
【おまけ】帰りはショートカットでサクッと下ろう
帰り道は、サクッとショートカットできる階段がありますよ。
この坂を下ったあたり(写真の右下付近)に、階段があります。
林の中を下る階段
横道には入らず、とにかく下ります。
車道に突き当たったら、右です。
そのまま道なりに進むと、基隆市議会の建物の下あたりに出ます。
車道を歩く距離も少なくて済むので、帰りはサクッとこの階段で下るのがオススメです!
中正公園の基本情報
基隆市中正區壽山路 map
24時間営業
(基隆駅から1.8km)
※夜間は気をつけてください
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