こんにちは、台湾のゆっこです。
昨夜のことです。そろそろ寝る前のストレッチでもするかな~と部屋でのんびりしていると、突然どこからともなく普段は耳にすることのないクラシック音楽が聞こえてきました。
オーケストラが演奏している、やけに荘厳な音楽です。
(はて?)
外で誰かが大音量で音楽を聴きながら散歩でもしているのだろうか、と窓を開けてみると、外は風や車などのいつもの音しか聞こえません。
そのとき、マルコスはシャワーを浴びていました。
私たちの部屋は主寝室なので、部屋の中にバスルームもあります。
日本では馴染みがないですが、台湾の標準的な間取りです。
(音も大きいし、マルコスかもな。
シャワーを浴びながら、音量を上げて聴いているのかもしれない。)
と、普段聞かないジャンルの音楽なので違和感を感じつつ、とりあえず放っていました。
しばらくして、バスルームが開くと、どうやら音楽はマルコスではない。。。
「この音楽なに?」
「すごい音が大きいよね」
リビングに出てみても、オーケストラが同じく鳴り響いています。
それも、迷惑極まりない音量。
一曲が終わり、ああ、やっと静かになったと思うと、また別の荘厳な曲が流れだします。
「これは、上か下か隣の住人が大音量で音楽を流しているに違いない。」
リビングで私とマルコスが話していると、マルコス母、マルコス姉も部屋から出てきました。
(無言のうちに、家族の誰かではないことを確認)
マルコス母の部屋は、主寝室とキッチンの間にあり、隣人と接していないにも関わらず、同じように大音量のオーケストラが聞こえると言います。
マルコス姉の部屋は、私たちの部屋と同じ側の隣人と接しています。
各部屋もリビングも、オーケストラ地獄。
求めてないのに聞こえてくる荘厳すぎる音楽って、こんなにも不快なのか…
少し家族で話していると、マルコス母が怖いことを言いました。
「こないだ夜中の2時か3時くらいに、大声で叫ぶ人の声を聞いた。頭がおかしい感じのことを叫んでいた。」と。
(おいおい、そんなクレイジーが隣近所に住んでいるのかい…)
家族井戸端会議の結果、そのクレイジーが今夜はオーケストラに狂っているに違いない、との結論に達し、我が家の周辺で音楽を流している人がいないかを、管理人(24時間常駐)に確認してもらうことにしました。
(直接関わらなくていいから助かる~管理人のおじさん、ありがとう!)
しばらくして、管理人から外からは何も聞こえないと連絡がありました。
周囲の住人の玄関先に行ってみたけど、なんの音も聞こえなかったと言うのです。
でも、我が家は家中がオーケストラ地獄なんだ!
我々の訴えに、管理人は次の策に。
我が家に接している家すべてに電話をかけて、音楽を流してないか聞いてくれました。
どの家も一様に、「音楽はかけていない」と応えたそうです。
しかし、ピタッと音楽がやみました。
クレイジーの家族が、軽い嘘はついたものの音楽を止めてくれたようです。
こうして、また静かで平和な夜を取り戻しました。
しかし、私は知っています。
オーケストラの主が、我々のすぐ隣にいることを。
部屋の壁に耳をつけたら、音楽が聴こえてきたからです。
どうか、次はKing Gnuをかけてください。
お気軽にコメントください
怖かった~!
マルコス母様の「2時3時に・・・」というのがビビリなので恐怖映画を観るような気持ちで。
前に夜中に時々大喧嘩をしているのが聞こえることはありましたが・・・
夜はなにが聴こえてきても怖いですね。
でも・・・オーケストラというのが高尚な。笑。
直接やり取りをしなくて管理人さんを通してというのは安心ですね。
でもどこかのおうちが軽い嘘をついていたというのが可笑しい。
メイフェさん
なんだか、たまにメイフェさんを怖がらせているような…
聴きたくないときに聞えてくるオーケストラ、ほんと勘弁です(笑)
メイフェさんは、JAYくんが守ってくれそう!
想定外の色々なことが起こってくれるので、今のところ楽しめています。
こうして、ブログのネタにもできますしね。