こんにちは、台湾のゆっこです。
台湾でも日本の番組が見られるので、たまに母から「〇〇番組で台湾のことやるわよ」みたいな情報が入ります。(日本にいるときより、母も私も台湾関連の番組に興味津々)
さて、直近で見たNHKの「世界はほしいモノにあふれてる」の『情熱台湾!あったかレトロを探す旅』の内容と昔の台湾の実際がリンクして、とても興味深かったので紹介します。
日本在住の方は見逃し配信で、番組をオンライン視聴できます。 先週木曜(2/25)の番組なので、あと数日で見られなくなると思います。
興味のある方はお早めに→https://www.nhk.jp/p/sekahoshi/ts/XXVKVK94GZ/
番組では、迪化街にお店を構える青木さんという女性がバイヤーとして登場して、台湾レトロを色々と探しに行きます。
この青木さんがどことなく母に似ていて、我が家では青木さんが画面に出るだけでひと盛り上がり。
ということで、母の顔をした女性が台湾レトロなものを探す旅という、個人的には別な意味で楽しめる番組でした。
番組の前半、青木さんが一生懸命探しているのに、なかなか見つからないアイテムが、伊勢海老の絵が書かれた皿やレンゲ。
探し回った末、ようやく見つかるのですが、欠けたりヒビが入ったものばかり。
そんな食器を見て、「そうそう、これこれ!」と、マルコス母はテンションがあがっています。
今ではかなりのレアアイテムになっている伊勢海老図柄のお皿やレンゲは、マルコス母の子供時代に実際に使っていた食器だったそうです。
しかも、番組に出てくる食器のように、欠けやヒビが入った状態で日常的に使っていたと。。。(怪我しそうで危ないけど、身を守る術が学べるかも?!)
インスタで「♯海老皿」で検索すると、色々な写真が投稿されています。
手書きの海老の表情が様々で面白いです。
マルコス母は60代半ばに差し掛かる年代なので、50~60年くらい前の話ですね。
九份出身のマルコス母の一家は、というより当時の人たちはとても貧乏だったそうです。
春節と初十五(春節15日目)に、神様へのお供え物として並ぶ肉や魚は、年に二日のご馳走で、平日は肉や魚が食卓に並ぶことはなかったそうです。
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春節と初十五の2度、台湾お節(年菜)を作るのが通例。今では簡易的になり、春節のみとしている家庭も多い。我が家も春節のみ。
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じゃあ普段は何を食べていたのかというと、ご飯に豚の脂と醤油を垂らしてかき混ぜて食べていたそうです。豚の脂は、鍋で熱して液状になった脂のことです。基本的に白米でお腹を膨らませるような生活だったみたいで、今では信じられない時代を生きてきたのだなーと思いました。
卵も日常的な食べ物ではなかったと言います。
マルコス母はしみじみと、今の生活は本当に良くなったと言っていました。
番組の後半では、原住民の子孫たちが、伝統工芸品を作っているシーンが出てきます。
綺麗な刺繍を施した生地を作ったり、昔ながらの製法で編まれたカゴや織物など、とても繊細で風情を感じるものばかり。中でも、「成人袋」という小学生に上がる時に親が手造りをして子に与えるという、綺麗な刺繍の入った斜め掛けカバンが印象的でした。
親から、あなたは社会に出て一人の人間として恋をしたり、色々な経験をする歳にになったんだよ、と言う想いが込められている成人袋。(記憶違いだったらすみません)
受け取る側の子供は親の愛を感じられるだろうし、責任を持って自分の人生を歩んでいくんだと自覚がもてる素敵な風習だと思いました。
台湾に引っ越してから、台湾原住民の方と接する機会はありません。番組のおかげで素敵な文化に触れられたので、次回の旅行はこういった原住民の人たちや文化に触れる地域に行ってみたいです。
お気軽にコメントください
ゆっこさん、こんにちは
この番組、ブロ友さんに教えて貰って
私も、見ました^^
ってか、知人がバイヤーで出てたんで、びっくりしました^^;
海老の皿の話は、私も、全く知らなかったので興味深いですね
高兄さん
面白い番組でしたね。
青木さんて、高兄さんのお知り合いなんですか!
実は、青木さんは母にも似ているし、友人にも似ていて、
勝手に親近感が湧いていました。
台北に行くときに、青木さんのショップを探してみようと思っています。
こういった番組があると、台湾の歴史に興味が湧きます。