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「食べるスピード」に見た幼少期の環境の違い

台湾の文化、生活

こんにちは、台湾のゆっこです。

全員で食事をしているときに、たまにマルコス姉がマルコスに「もう少しゆっくり食べたら」と言うことがあります。

そんなときに、思うことがあります。

いやいや、あなたも早いですから~。

そして、たまに実際にツッコミをいれます。

「マルコス姉も早いよ。っていうか、マルコス母も含めて3人とも食べるのめちゃくちゃ早いよ



先日も、マルコス姉が作ってくれた炒飯を2人で食べているときに、マルコス姉は2杯目が終わり、まだ食べようか迷っている様子。

私はまだ1杯目を食べ終わったところでした。

「やっぱり食べるのすごく早いよ」

という話から、マルコスたちの幼少期の話になりました。

以前マルコスから、

「子供のころは親戚が集まって食べていたから人数が多くて、早く食べないと食べるものがなくなっちゃうから食べるのが早くなった」

と聞いてはいました。

今となってはマルコスの親戚一同の顔を知っているので、具体的にメンバーは誰だったのかマルコス姉に聞いてみました。



昔はマルコス母方の祖父母と同じ集合住宅の違う階数に、マルコス一家も住んでいました。

他にも近くに住んでいる親戚もいました。

夕飯時になると祖父母の家に親戚一同が集まって、みんなでご飯を食べるのが日課でした。

おばあちゃんは、電気炊飯器と電鍋の二刀流でご飯を炊き、おかずを6、7種類ほど作りテーブルに並べます。

その食事を囲む人数は最大でなんと15人

ちょっとしたホームパティより人数多くないかい?

誰がいたのか。

マルコス一家(父以外の3人、お父さんは自宅に運び一人で食べていたそう)、
大舅ダージョウ一家(マルコス母の一番目の弟一家4人)、
二舅(マルコス母の2番目の弟)、
小舅(マルコス母の末の弟)、
大阿姨だーあーいー一家(マルコス母の姉一家4人)、
祖父母

なるほど、本当に15人です。

おばあちゃんがご飯を作り終えて食卓につくころには、すっかり子供や孫に食べられてしまっていることもあったそうです。

なんだか可哀そう。

きっと味見が食事を兼ねていたのだと思うことにします。



それだけの大人数で食卓を囲むのですから、それは毎晩し烈な争奪戦が繰り広げられていたことでしょう。

テーブルに並んだ大皿料理をご飯茶わんの上に載せて、かき込んで食べるのが台湾流。

おかずをせっせとご飯に載せて、ガツガツ食べる。

あれ、それって今も同じように私の目の前で繰り広げられている…

そうなんです。

その癖がいつまでも抜けないようで、いまだにマルコスたちはせっせとおかずをご飯に載せてかき込んで食べています。

私とは全く異なる環境で育ってきたのだと、改めて違いを再認識しました。

もう誰もとらないから、ゆっくり食べておくれ。

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