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「節約」という概念を知ったときの記憶

台湾で出産・子育て(43歳で出産)

こんにちは、台湾のゆっこです。

私は昔のことも今のことも直ぐに忘れてしまうタイプなのですが、子育てをしていると、自分が子供のころの記憶が急によみがえるようになりました。

記憶の引き出しが何かがきっかけになってスルリと開いて、その時のシーンを思い出すのです。



皆さんは、「節約」という概念を知ったときの記憶がありますか?

私は鮮明に思い出しました。

私が小学校中学年から高学年のときだったと思います。

4つ下の弟と同い年の女の子と仲良くしている時期がありました。

お互いの家に泊まりにいったりする仲だったので、このときもその女の子が泊まりに来たか、少し夜遅くまで預かる日だったのでしょう。

この日は、うちで一緒にお風呂に入ることになりました。

私がいつも通りにシャワーで頭や身体を洗っていると、その女の子が途中でシャワーを止めました。

身体を石鹸で洗っている間はシャワーは使わないから止めたのです。

女の子の家では、使わないときはシャワーを止めるのは当たり前のことで、ご両親が水やガスを節約するために女の子に教えたことが自然と身についていて、他人の家のお風呂でも同じようにしたのです。

私はそのときに初めて「節約」という概念を知りました。

私はそれまで節約なんて考えたこともなかったので、4つも年下の女の子がとても思慮深い大人に見えたし、とても感心したことを覚えています。

当時は「節約」という言葉とは結びついていませんが、これが私が節約という概念を知ったきっかけでした。

それ以来、私も少し大人になった気分でお風呂に入るときにシャワーを止めるようになりました。

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昔の家のお風呂は薄い水色のバスタブで、出入りするにはよいしょと足を上げてまたいで入っていました。

バスタブの横に湯沸し器がついていて、お湯を沸かすときに中で炎がオレンジ色に燃えているのが少し怖かったです。

女の子が止めた黒いシャワーは、湯沸し器から直接のびていました。

今時なかなかお目にかかれない、古いタイプのお風呂。

においとか、その女の子の仕草とかも含めて、何だかふっと脳裏に蘇ったんですよね。

そういえば、洗面所には二層式の洗濯機が置いてありました。

とても懐かしいです。

太郎も大人になったときに、子供のころの記憶が急によみがえったりするのでしょうね。

その記憶が、懐かしい良い思い出だったら嬉しいなと思う母ゆっこなのでした。

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