台湾のお盆「中元節」2020年|2度目の「普渡」で発見したこと

台湾の文化
スポンサーリンク

こんにちは、台湾のゆっこです。

中元節」に会社や住居コミュニティ単位で行われる儀式「普渡」に、今年はマルコス母と2人で参加しました。

土曜日の午後2時から開始と思い込んでいたのですが、実際は午後1時からでした。

1時くらいにマンション下の様子に気づいて、慌ててお供え物を準備して、着替えて外に出て参加しました。


所要時間は2時間です。1時間も間違えたおかげで、ランチも食べられないまま参加したので、終わるころにはお腹がペコペコでした。

来年は、きちんと時間を確認しなくてはいけませんね。

2019年に中元節普渡について説明をしているので、今年の様子と2回目だから気づいた点にフォーカスしていきます。

スポンサーリンク

普渡の様子 2020年

今年の普渡は9月に入ってからだったので、8月のど真ん中に行った去年よりは幾分暑さがましでした。

ましとは言え、やはり暑い。

すでに始まっていた普渡の様子を上から見ると、住民がなるべく日陰に避難している様子が分かります。


遅れて参加した我々も日陰ポジションを確保。
私たちの後から参加する人もいて、時間に大らかな台湾の気質を垣間見る。


道教のなが~い線香の煙たさに耐えながら、たまに礼をする周りの動きに合わせてペコリとします。
線香は1人1本でいいのですが、なぜか私は2本持っていました。


準備されている飲み物のラインナップのチェックも欠かしません。
今年も台湾ビールが入っています♪


去年とだいたい同じような流れで、師父は祭壇の向こう側に行ったり、お供え物の間を歩いたりして儀式を進行していきます。


今年の我が家のお供え物


毎年、普渡のときに使うというキレイなお皿に盛られるフルーツ。
去年はマルコス母がいなかったから、ビニール袋に入ったままのフルーツをお供えしました。
(去年の霊魂たちよ、申し訳ございませんでした)


道路側に置かれた祭壇には、コミュニティが用意したお供え物がたくさん置いていあります。


これらの食べ物は誰かが持って帰るのだろうか…

普渡参加が2回目だから気づいたこと

師父が変われば、雰囲気も変わる

2020年の師父は、2019年よりも若い方でした。

去年の年配の師父はまじめで熱心
住民がお供え物に線香を刺す間もチリチリと鈴を鳴らし、ずっとお経を唱えていました。まさに、神に仕える人という雰囲気でした。

今年の師父はカジュアルで休み時間が多い
やるべきことはやっているはずですが、隙あらば赤い衣装を脱ぐので、ともすれば住民と区別がつかなくなります。
軽いとまでは行かないまでも、とっつきやすそうなおじさんという雰囲気。

下の矢印の人は通行人ではありません。
師父です。
紙銭を燃やしている間、手持ち無沙汰だったのか赤い衣装を脱いでフラフラしていました。


隙あらば衣装を脱いで住人の間をフラフラしている、カジュアル師父。

赤い衣装の中身の人間が変われば、雰囲気もだいぶ変わるものです。

師父が変われば、儀式も変わる

去年と儀式の流れは似ていたものの、細かい部分で違いがあることに気づきました。

去年は全てのお供え物に線香を刺したのですが、今年は渡された本数が少なかったので刺しやすそうなお供え物に刺したのみ。

また、去年はなかった飴玉と1元玉を放り投げるイベントがありました。

師父が放り投げた飴を参加者が拾います。飴が終わったら今度は1元玉です。

子供も大人も一緒になって飴と1元玉を我先にと拾います。

後ろの方のおばさんが、後ろにも投げてくださーいと叫びます。

師父は後ろにも投げるのですが、おばさんが何度も言うので、前にきたらいいじゃない、と言って住民の笑いを誘う場面があったり、わちゃわちゃしていました。

私も少しだけ参加して、飴と1元玉を拾いました!
1元玉は家族の人数分拾えて満足!


放り投げが終わると、師父が住民に向かって大声で何かを問いかけると、住民が大きな声で「ほー」と答えるいうやり取りがありました。

イメージですが、コンサートでアーティストが煽って観客を盛り上げるかけ声みたいでした。

「みんな盛り上がってるかー?」
「いぇーい!」

ってやる、あれです。

3回くらい師父が煽って(表現が適切か分かりませんが)、住民が「ほー」です。

最後の1回は私も大声で「ほー」に参加してみました。

マルコス母に聞くと、「好(ハオ)」という意味の台湾語だと言っていました。
(台湾には、中国語の他に「台湾語」という独特な言語があります)

あながち私の解釈は間違っていないんじゃ。

ちなみに、拾った1元玉は紅包(めでたいときに使う赤い封筒)に入れて、神棚の横の引き出しにしまわれています。

紙銭は燃やしやすく折り曲げる

霊たちがあの世で使う黄色い紙のお金を「紙銭」と言います。


金銭を全て燃やすのですが、この塊のまま燃やすと燃えるまでに時間がかかってしまいます。

そこで、住人が一枚一枚に折り目をつけるのです。空間をつくって燃えやすくする工夫です。

マルコス母、さすが手慣れていて早い!


去年は暑くて、住民の皆さんがこれをやっているときは部屋に避難していたので知らなかったんですよね。

あちこちに置かれた黒い大きなビニール袋に、折られた紙銭がどんどん放り込まれていきます。


こうしておくと、かご一杯の紙銭が1分でここまで燃えるんです。


台湾では普渡に関わらず、日常的に行われていた紙銭燃やしも、環境問題につながると年々少なくなってきています。


来年の師父はどんな人だろうと、ひそかな楽しみができました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました