台湾出産ものがたり⑦|破水ドバー&麻酔サイコー

台湾で出産・子育て(43歳で出産)

こんにちは、台湾のゆっこです。

陣痛促進剤を入れて13時間半ほど経ち、もう痛みで全身がガタガタ震えだしたので、無痛分娩に切り替えることにした前回の続きです。

22:10 子宮口2cm、赤ちゃんの頭が下がりだす

麻酔を打ってもらうことに決めたときの内診で、子宮口はまだ2cmでしたが、赤ちゃんの頭が子宮口に向かっているとのことでした。

夜王、ようやく外の世界に出てくる気になったのね!


22:30 破水

麻酔を打つと決めたはいいものの、マルコスは説明を受けて同意書にサインをしたり、麻酔の準備が必要だったりで、30分以上の待ち時間がありました。

その間も押し寄せる激痛の波!

もう少しの辛抱だと息を吐くソフロロジー法を試していましたが、フーフー息を一生懸命に吐いても震えは全くとまりません。

そこで、YouTubeで事前に色々と見た中にあった陣痛が少し楽になるという正座のような姿勢を試してみることにしました。

その姿勢の理屈はこうです。

陣痛は赤ちゃんを押し出そうと子宮が収縮したときに起こります。

横になっているよりも、重力に逆らわずに身体を起こした姿勢の方が痛みが和らぐし、どうせ痛いなら一度の陣痛を効率よく赤ちゃんを押し出す力として使おうというものです。

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大きくて重たいお腹で身体を起こすのがしんどい上に、震えているので正座になるだけでも大変だったのですが、とにかく痛みを少しでも緩和させたい一心でした。

ガタガタ震えながらようやく身体を起こして、正座のような姿勢になって1分くらいたったとき、突然バシャ―っと破水しました。

早く看護師呼んで!

とマルコスに看護師を呼んでもらい、登場したのは眼力看護師。

眼力看護師とマルコスに手伝ってもらいながら、身体を寝かせて、お尻の下に引いてあった防水マットを取り替えてもらいました。

へー、破水ってこんな感じなのか。
結構な量出たけど、夜王は大丈夫なのかな…

そんなことを思いながら、麻酔を待ちました。


23:00 硬膜外麻酔、成功!

ようやく待ちに待った麻酔医が登場しました。

マルコスは廊下で待つように言われ、部屋を出ていきました。

とにかく、背中を丸くした姿勢を保って動かないようにとマルコスに事前に説明を受けていたのと同じ説明を受けて、左を下にして膝を抱えてできるだけ丸くなります。

エビみたいに丸くなってと言われるのですが、この姿勢がまたきつかったです。

お腹が大きいだけでも丸くなるのはかなり苦しくて、夜王が潰れないのか心配になるのですが、更に数分おきにくる激痛に耐えつつ動いてはいけないという、そんな無茶なという指令。

エビはお腹大きくないじゃん!無理~!

いや、これを耐えれば、痛みのない世界に行ける!

と、麻酔科医に促されるがままに出来るだけギュッと丸くなり、痛みが来ても震えないようにその姿勢を必死でキープしました。

私はエビ



硬膜外と言う狭い部分にカテーテルを入れていくという知識もあったので、

動いたら危ない!もう少しだ!頑張れ!

とにかく必死で、手でギュッと膝を抱えてじっと姿勢をキープです。

まだ?

この麻酔、カテーテルを通していくので、結構な時間が掛かるんです。

まだ?あとどのくらい?

痛い~(陣痛)!でも動いちゃだめ!

とギュッと膝を抱えて震えを止める。

そんなのを何度も何度も繰り返して、10~15分くらいで麻酔の処置が無事に終わりました。


23:30 しばし眠りにつく

麻酔を打つと、少しずつ痛みが和らいでいきました。

事前の説明通り、30分ほど経ったころには軽い生理痛くらいの痛みまで引いていて、

麻酔サイコー!

と何度もマルコスに言いながら、しばし眠りにつきました。

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