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目の前から自転車の少年が突進してきた!とっさに出た言葉は…

箸休め

こんにちは、台湾のゆっこです。

4月に入り、日本は入学、入社の季節ですね。

今年は台湾中部~南部は水不足が深刻で、断水される地域もあり、大変な様子がニュースで流れます。今朝は、小太りの初老のオジサンが2名、上半身裸で洗面所で服を洗うシーンが続けて紹介されていました…うーん、もう少し違うシーンを切り取っていただけると…

とにかく、今年は1日でも早く梅雨が始まって、各地のダムを潤して欲しいです。

さて、今日は「危険が迫ったときは、とにかく大声で母国語で叫べばよろしい」という話です。

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いつものように河沿いを散歩していると、少し見通しの悪いカーブの向こうから、自転車を猛スピードで漕ぐ少年が現れました。

年のころ、小学校3、4年生ぐらいでしょうか。

とっさに身の危険を感じ、「危ない!危ない!危ない!危ない!」と、大きな声で危ないを4連呼しました。

その声のせいか、カーブでバランスを失ったせいか、フラフラしながらもペダルを漕ぐスピードを緩めずに、少年は私を避け、斜め後ろの木の柵に自転車と体ごとぶつかって止まりました。

びっくりした私は、日本語で「大丈夫?」と声をかけました。

少年は振り返り、何事もなかったかのような涼しげな顔で「沒有(大丈夫)」と答えました。

あぁ、そうだ、ここは台湾だ。

「沒事嗎?」と、大丈夫を中国語で言い直す。

こういうときは、日本語でもとにかく大声で言えば、何となく雰囲気で伝わるものです。

ところで、少年、顔面もぶつかったように見えたけど、どこも怪我してなさそう、泣き出すわけでもなし、まあ怪我がなくて良かった…

と思った直後、危ないじゃないかという怒りが湧いてきました。



そして、少し強めの口調で「小心!(気をつけて!)」とだけ伝えて、その場を後にしました。

あの少年の態度からして、これ親が近くにいるな。
何事もなかった風を装っているあの感じ、なかったことにしようとしてんのかな。

私が歩き出したすぐ後に、正面からすらっと背の高い女性が早足で歩いてきました。これはあの少年のお母さんに違いないと振り返ると、やはりその女性が少年のそばに寄っていました。

少年よ、きっちりと怒られたまえ!

この河沿いは、足の不自由なお年寄りが杖をついたり、車椅子で散歩をするコースでもあります。とっさに声が出なかったり、とっさに避けられなかったり、そんな人たちがいたら、ぶつかっていたかもしれません。

少年よ、これヒヤリハット!

ああ、日本だったら様子をみてお母さんに説明をするところだけど、きっと私の危ない連呼がお母さんにも聞こえていただろうから、何かあったことはわかるよね。この体験から学んでくれよ~。

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待てよ、これって…

過去の記憶が蘇ってきました。

私には弟がいます。私が生まれ育った横浜は、シーサイドビューのイメージがありますが、実は内陸部は山だらけの土地。私たちが育ったのも、坂道だらけの土地でした。

ある日、弟が顔面を傷だらけにして帰ってきました。どうしたのかと聞くと、ブレーキをかけずに自転車で坂の上から下ってみるという実験をしたのだそうです。

おいおい、アホなんか??

実家も坂の中腹にあり、その坂の始まりはなかなか急なのです。その坂をブレーキを掛けずに下ってみるって…

うん、アホ確定!

弟は急斜面で早々にこれは止まらないと思い、少しカーブがあり突っ込める角度の石壁に、自転車をぶつけて止めたそうです。

姉、唖然…

顔面が傷だらけでしたが、泣くこともなく、実にケロッとしていました。あれも、弟が小学校3、4年生の頃でした。

なんでしょうね。そのぐらいの年ごろのやんちゃ坊主たちは、自転車でクレイジーな実験をしたいのか?

そんな弟が顔面傷だらけの写真を、母が記念に撮っていました。

何とも言えない表情で写るその写真の弟の顔が、鮮明に蘇ったのでした。

お気軽にコメントください

  1. 高兄 より:

    ゆっこさん、こんにちは

    私が住む京都は

    自転車大国^^;

    交通手段として、一番便利なのは自転車なので

    自転車活動率が、とても高い街です

    自転車通勤中、結構、ひやっとする場面もあります><

    • 台湾のゆっこ より:

      高兄さん

      こんにちは!
      京都も平地が多いから、自転車が多いんですかね。

      私が台湾移住前に住んでいた名古屋も自転車が多かったです。
      私は横浜出身なのですが、坂だらけなので、
      車の前に高校時代に原付の免許を取り、色々な場所にスイスイ行っていました。

      でも、名古屋近辺は自転車→車の流れだそうで、
      原付=ヤンキーみたいなが構図が…

      だから、原付がどうのこうのと話をすると、元ヤンだと思われて
      同じ日本でも文化の違いを感じたのを思い出しました(笑)

      通勤、お気を付けくださいね~

  2. メイフェ より:

    自転車もスピードが出ているとかなりの事故に発展しますもんね。
    日本の自転車での死亡事故の訴訟の話をこの間、読んだばかりだったので
    怖い~って思いました。

    バイクに乗ることに慣れているせいなのか
    自転車でけっこう飛ばす子どもたちいますよね。

    弟くん。可笑しい~!!!
    わんぱくだわ~!!!
    私も弟がいるのですが、彼は石橋を叩いて壊す系で
    私の後ろにいつも隠れている弱っちい子だったので
    それぐらい元気なほうがいいかもです。笑。

    • 台湾のゆっこ より:

      メイフェさん

      自転車も本当に怖いですよね。
      日本でも自転車保険に入ることが義務化されている地域が
      増えてきましたね。
      そういえば、私が引っ越す少し前に名古屋も義務化されました。

      車もバイクも自転車も、どうしてあんなに身の危険を冒すような
      運転する人が多いんでしょうね。普段は普通の人でも、運転すると
      途端に危険人物と化す台湾人。怖
      交通ルールが甘いのも問題かもしれないですね。

      メイフェさんも弟さんがいらっしゃるのですね。
      石橋を叩いて壊す系(笑)
      壊して渡れなくしてしまうという、ある意味ニュータイプですね(笑)

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