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台湾の節句「重陽節」と給付金の「地域格差」

台湾の文化、生活

こんにちは、台湾のゆっこです。

昨日は旧暦の9月9日、台湾は五節句のひとつ「重陽節」でした。(祝日ではありません)

ご先祖様にお供え物をする日ということで、朝マルコス母がお供え物の買い出しに。

そして、お昼前に神檯しぇんたい(道教の仏壇みたいなもの)の左寄りにお供え物が並びました。



左寄りにお供え物を置くのは、神檯の右側は神様ゾーン左側はご先祖ゾーンと住み分けがされているからです。

手前の鍋に炒飯ドーーーン!

なるほど、昨夜多めにご飯を炊いていた訳が分かりました。

作った炒飯が鍋に入れてあり、タケノコは袋から出されたままの形状をキープしているという、相変わらず大雑把なお供え物です。



でもね、ブログを振り返ってみたら去年の重陽節は袋に入ったままお供えされていました↓↓↓



それと、去年は臨月だったようで、とにかく眠くて仕方なかった様子。

ブログを続けていると、こうして自分の歴史を振り返れるのも楽しみのひとつです。

それにしても去年の記事のタイトルが酷い



さて、お供え物は神檯だけでなく、裏の室内バルコニーにも。



盛り付けなど考慮してなるものか!
という信念でもあるかのようなこの感じが何とも笑えます。



そして長いお線香に火をつけ、4人で拝拝バイバイ(お参り)し、お線香が半分くらいまで燃えるのを待ちます。



30分ほどでお線香が半分くらい燃えたので(ご先祖様が先に食べる時間)、我々もランチタイムです。

袋からぽとんと出されたままの形状キープした茹でタケノコ。



鶏の唐揚げ、練り物、凄い量の炒飯をいただいてお腹いっぱいになりました。





さて、重陽節は9じょう9じょう日は「久久じょうじょう(長い)」ということで、敬老の日でもあります。

台湾では高齢者に政府から金一封が支給されます。

調べてみると、これまた各地域によって支給される年齢や金額にかなり格差がありました。

私が住む基隆市。

満100歲以上:6,000元&贈り物
満65歲(原住民55歲):1,000元

贈り物の内容が気になる…



台北市は条件付き。

満99歲以上(原住民89歲):10,000元
満65歲~98歲低中所得者(原住民55歲~88歲):1,500元



となりの新北市は細かく設定。

満100歲以上:20,000元
満90歲~99歲:5,000元
満80歲~89歲:2,000元
満65歲~79歲:1,500元

20,000元は最高額です。



ルーくんが住む新竹市はシンプルに一律。

満65歲以上一般長者:2,000元

関係ないですが、ルーくんは今夜もマルコスに相談の電話をしてきました。



といった具合に、地域によって設定は様々です。



対象年齢がかなり高齢という地域もちらほらありました。

苗栗縣は80歳からやっと支給されて、金額は500元。ちょっとさみしい。

私が小黒蚊にめちゃめちゃに刺された花蓮縣は、85歳からですが支給額は3000元。

一方、離島の澎湖縣は65歳から5000元という太っ腹。



全地域の給付金の条件はこちらのサイトで確認できます。

ご興味があればどうぞ。

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これだけ地域によって格差があるとは知りませんでした。

ということは…

子育て支援、幼稚園や学校の環境などにも地域格差があるのではと推測されます。

将来住む場所を探すときに、子育て環境という視点を持つことも大切だなと新米母は重陽節からひとつ学びましたとさ。

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