こんにちは、台湾のゆっこです。
今日は国際結婚の手続きについてのまとめをアップします。
夫マルコスとの出会いは本当に突然で、結婚へ至るまでも”気づいたら”という言葉がピッタリなくらい、あっという間に結婚をしていました。
出会いから入籍まで、5ヶ月と10日。
日本と台湾の遠距離だったこともあり、入籍前にマルコス家族と会ったことがなかったのですが、マルコス家族はウェルカムで結婚の手続きのことも色々調べてくれました。
そのおかげで、台湾の手続きもスムーズに進み、縁起の良い狙った日取りに入籍することができました。
また、台湾へ入籍しに渡航する前に、日本での入籍手続きについては最寄りの区役所に確認をしました。名古屋市だったのですが、その区役所では日台の国際結婚の経験があまりなかったため、窓口の方が手続きの仕方を一生懸命調べてくださいました。
日本での手続きは地域によって必要書類に違いがあるようなので、事前にご自身で最寄りの役場に確認することをお勧めします。
国際結婚なので、両国での入籍手続きが必要になりますし、それなりに手続きは煩雑でした。失敗も含めて紹介します。
本記事は2018年6月に入籍した時の手続きが元になっています。2020年現在の手続きも確認しましたが大きな変更はありませんでした。
また、手続き費用は今後変わると思いますが、参考までに載せています。
入籍の大まかな流れ(台湾入籍先行パターン)
日本で先に入籍しても、台湾が先でもどちらでもいいのですが、私たちは台湾で先に入籍をすることにしました。
台湾では3ヶ所での手続きが必要で、時間がないとバタバタしますが、3日あればそれほど慌てずに入籍手続きが終わると思います。
手続きの大まかな流れは以下になります。
【日本で準備】
戸籍謄本1通を取得(市役所など)
↓
【台湾で入籍】
★各所での手続き
①「婚姻要件具備証明書」を申請する(公益財団法人日本台湾交流協会)
②「婚姻要件具備証明書」に認証を貰う(外交部領事事務局)
③「婚姻書約(婚姻届)」を提出する(市役所など)
④ 婚姻受理後、「(入籍済みの)戸籍謄本」と「結婚証明書」をもらう(市役所など)
★日本に持ち帰る書類
・相手(台湾人)の「パスポートコピー」
・相手(台湾人)の「戸籍謄本(配偶者が記載されたもの)」
・「結婚証明書」
↓
【日本で入籍】
3ヶ月以内に持ち帰った書類(戸籍謄本と結婚証明書は日本語訳を添付)と共に、
婚姻届を提出する(市役所など)
日本で事前に準備する書類
日本で準備するものは戸籍謄本1通のみです。
ただし、使えるのは3ヶ月以内のものになりますので、入籍日から逆算してタイミングよく取得してください。
日本の戸籍謄本は、台湾の手続きでまず初めに「婚姻要件具備証明書」の申請をするために使います。
マルコスが台湾の市役所(婚姻届を出す)に必要書類を確認したときに、日本の戸籍謄本も必要と言われたそうですが使いませんでした。
用心深いマルコスが、念のため戸籍謄本を3通準備した方がいいと言うので、3通発給してもらいましたが、使ったのは1通です。
1通450円もしたので、900円無駄になりました。お気に入りの鶏肉飯10杯分!!
台湾での入籍手続き
①「婚姻要件具備証明書」を申請する(公益財団法人日本台湾交流協会)
台湾での始めの手続きは、日本台湾交流協会(台北または高雄)での「婚姻要件具備証明書」の申請です。
特に問題がなければ即日に発給されます。
「婚姻要件具備証明書」は別名独身証明、”本人が独身であり、かつ、日本国の法令上婚姻可能な年齢に達していることを証明するもの”です。
必要書類 | 申請場所 | 費用 |
・申請書(窓口にあります) ・戸籍謄本1通(日本で準備) ・パスポート | 公益財団法人日本台湾交流協会 (台北事務所または高雄事務所) | 330元 |
窓口は沢山あるのに、半分くらいしか開いていなかったので、平日の昼間にも関わらず発給まで1時間くらいかかりました。
壁のポスターを見るとなぜかゴルゴ13が”まずはマニュアルを読め”と言っています。日本の役所にしか見えません。
窓口のお姉さんは何故かマルコスにはぶっきらぼうで、私にはにこやかに対応してくれる不思議な人でした。台湾人男性に恨みでもあるのか??
公益財團法人日本台灣交流協會 臺北事務所
住所:台北市松山區慶城街28號
電話:02-2713-8000
営業時間:9:00–11:30 13:30–17:00(平日のみ)
②「婚姻要件具備証明書」に認証をもらう(外交部領事事務局)
次に、外交部領事事務局に「婚姻要件具備証明書」に認証をもらいに行きます。
通常2営業日かかります。ただし、急ぎの場合は費用が200元高くなりますが、1営業日で発給が可能です。
必要書類 | 申請場所 | 費用 |
・婚姻要件具備証明書 ・身分証(パスポート、居留証など) | 外交部領事事務局 | 400元(通常処理、2営業日) 600元(緊急処理、1営業日) |
ここでの窓口の担当者はマルコスにも私にも感じ良く対応してくれる青年でした。フロアにあるコピー機でパスポートをコピーしたりと、言われるままに作業して書類を揃えればこの日の手続は終わりです。
外交部領事事務局
住所:台北市中正區濟南路一段1段2-2號 3~5樓
電話:02-2343-2888
営業時間:8:30–17:00(平日のみ)
翌日、外交部領事事務局に認証済みの「婚姻要件具備証明書 」を取りに行きました。証人者のサインが入った青い紙が表紙になっています。
③「結婚書約(婚姻届)」を提出する(市役所/区役所)
最後に管轄の市役所または区役所で「婚姻要件具備証明書(認証済)」と「結婚書約(婚姻届)」を提出します。
問題がなければ承認されて即日結婚成立となります。
必要書類 | 申請場所 | 費用 |
・婚姻要件具備証明書(認証済) ・結婚書約(市役所で事前にもらって記入) | 台湾の 市役所/区役所 | 200元くらい (③④の手続き全て含) |
「結婚書約」には、証人による署名欄が2ヶ所あります。日本と同じですね。この署名を事前にもらっておく必要がありますので、時間があるときに先に最寄りの区役所などで書類をもらって準備しておきます。
台湾の結婚書約(婚姻届)はデザインがとてもかわいらしいです。ピンクとは、台湾なかなかやりますね。
④「戸籍謄本(入籍済み)」と「結婚証明書」を取得する(市役所/区役所)
婚姻が無事に受理されたら、その流れで日本での手続きのために、
「戸籍謄本(配偶者が記載されたもの)」と「結婚証明書」を取得します。
これを忘れて日本に帰ってしまうと、日本での入籍手続きができません。
私達のケースですが、台湾人の戸籍書き換え(30元)、台湾人のIDカードの更新(50元)、戸籍謄本1通(15元)と結婚証明書1通(100元)の発給がかかった費用です。
他の手続きで戸籍謄本や結婚証明書が余分に必要になる方は、必要枚数を発給してもらっておくと手間が省けます。
日本での入籍手続き
台湾で入籍してから3ヶ月以内に、日本の市役所または区役所で入籍手続きをします。
必要書類 | 申請場所 | 費用 |
・台湾人の方の戸籍謄本1通(配偶者が記載されたもの) と日本語の訳文 ・結婚証明書と日本語の訳文 ・日本の婚姻届(証人のサインは不要) ・台湾人の方のパスポートコピー | 日本の 市役所/区役所 | 無料 |
戸籍謄本と結婚証明書に日本語の訳文が必要なので、台湾にいる間に日本語が堪能すぎるほど堪能なマルコス姉に頼んで、翻訳してもらいました。
参考までに、訳文を載せます。
戸籍謄本には台湾らしく、マルコスやマルコス母の改名の履歴も書いてありました。
日本の婚姻届は、すでに台湾で入籍が済んでいるので、戸籍の登録のためだけに提出します。そのため、証人のサインは不要です。
また、台湾の入籍者本人や父母の氏名は、日本の常用漢字で使われていないものは、それ相当のものに書き換える必要があります。よくわからなければ空欄のまま持ち込んで、その場で聞けばOKです。
私の場合は、台湾で入籍するときに日本の婚姻届も持参して、マルコスに住所や名前を記入してもらって日本に持ち帰ったのですが、自分の署名欄の押印にうっかりシャチハタを使ってしまいました。
おバカさん。。。
マルコス本人の署名や押印は必要ないので、再度現場で私が全て書き直しましたが問題ありませんでした。
【2020/2/17追記】
国籍について、あるリーダーさんから質問がありました。
国籍は結婚証明書に記載の通り私は日本、マルコスは台湾のままです。
ちなみに、私たちに子供ができたら、その子は日本籍と台湾籍の両方が取得できます。
日台婚姻手続きが掲載されているホームページ
最新の手続きについて、いくつか調べる方法はありますが、日本語でわかりやすく流れが書いてあるオススメのホームページをひとつ紹介します。
交流協会の「日本人と台湾人の結婚手続きについて」です。
もし直接リンクに飛べない場合は下記の流れでたどり着けると思います。お試しください。
①日本台湾交流協会のトップページで、画面上部の検索窓に「婚姻要件」と入力して検索をかけます。
②検索結果内の「各種証明の申請手続(台北事務所)」をクリックします。
③「婚姻要件具備証明書(独身証明)」をクリックします。
④備考欄の「日本人と台湾人の結婚手続きについて」をクリックします。
台湾先行パターンになりますが、参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
応援クリックいただけると励みになります。
お気軽にコメントください