台湾での近所付き合い

台湾の日常・家族

こんにちは、台湾のゆっこです。

私は基隆市のとあるベッドタウンに住んでいます。

台湾は土地が狭い上に山がちで、人が住める土地が少ないので、一戸建ての住宅街は少なく、マンションに住むのが一般的です。

私たち家族も、マンションに住んでいます。

セキュリティ面はわりと安心で、エントランスには管理人が常駐しており、地下の駐車場は、住人が持っている鍵でしかゲートが開けません。(ここ1ヵ月以上、故障中で24時間フルオープンですが・・・)



このマンション内のご近所付き合いは、とても気楽です。

マンションは、各階エレベータを降りると左右に1戸ずつ、玄関が向かい合わせという構造で、お隣さんが1家族のみ。

向かいのお宅からは、たまに自家製の野菜を頂きます。
そして、私たちからも、たまに何かお返しをします。

他の住人とは、あいさつ程度で、ほぼ交流がありません。

唯一、毎年「中元節」のイベントのときだけ、マンションの住人が一堂に会します。



年に一度とあって、この日だけは住人同士ワイワイと会話が盛り上がっていますが、普段は会話をするような間柄の人はあまりいないように見受けられます。

例外は、小さな子供がいる家庭。

幼稚園のバスが帰ってくる時間には、エントランスに親か祖父母の姿が増えます。

そして、子供や孫が帰ってくると、そのままマンション内の遊具で遊ばせているので、その間は大人同士の会話が交わされています。



私が最も顔を合わせて会話をするのは、常駐の管理人さんです。

会話と言っても、あいさつと荷物の受け取りくらいですが…

4人くらいで交代している管理人さんの中の2人は、信用しています。
あとの2人は、口先だけっぽいオジサンと、新入りのオジサンで、やや警戒しています。



あとは、屋上で洗濯物を干しているときに話しかけられたことがあるとか、駐車場で隣の車の人とタイミングがあって話しかけられたことが数回程度。

隣にもしかしたらクレイジーが住んでいるかも知れないことが、先日発覚したのですが、エレベーターを共有していない側の隣人なので、顔も知りません。
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さて、その他のご近所さんといえば、市場の人たちです。

豆腐屋のおじさんとか、果物屋のおじさん、葱油屋のお姉さん、練り物屋のおばさん、八百屋のおじさん。。。

(基本的におじさんが多いな)

周囲に日本人があまり住んでいない地域なので、「あの家族のところに来た日本人妻」として認識されています。

中国語力ほぼゼロで引っ越してきたので、初めは何を言っているかチンプンカンプンでした。

2年も経ったので、さすがに段々と分かってくるようになり、ほんの少々の会話が交わせるようになりました。

そして、たまにサービスをしてくれたり(ときには値切ったり)、ちょっとした話をします。



他にも、会話を交わすご近所さんがいます。

それは、いきつけの小吃屋(小料理屋)の店の人たちです。
先日味噌汁の作り方を教えたお礼に、首付きのにわとり一羽を頂いたお店です。
(関連記事:味噌汁先生をしたら、お礼に頂いたものが台湾ぽかった話

店の前を通ると、笑顔で挨拶をしてくれて、どこ行くのー?と声を掛けてくれます。私も日本に帰るとお土産を持って行ったりする、ご近所の中でも一番近しい間柄の人たちです。

先日、ひとりでランチを食べに行ったときの会話。

店の人「こんにちは!どこ行くの?」
私「〇〇!(店の名前)」
店の人「ん?今日はどこに行くの?」
私「ここ!〇〇!ご飯食べる!」
店の人「今日は1人なの?」
私「はい、1人ですよ」
店の人「メニューに書かなくて大丈夫、口頭でいいよ」
私「大麺炒と青菜」

店名さえ、一度で通じない発音の悪さと片言っぷり。

でも、最終的に美味しいランチが食べられたのだから、いいのだ!



ランチを食べていると、店長が紙袋をガサゴソ広げながらやってきて、「昨日作ったのあげる」と、ピーナッツの手作りお菓子をくれました。

しかも、2袋も。

こんなに沢山いらないと言ったのですが、もうすぐ過年(年越し)だからと、これは私たちの家族の分だからというので、ありがたく頂戴しました。



たまに店で頂くことがあるのですが、これが美味しいんです。

さっそく、散歩のお供に♪



あとは、強いて言えば、この近所のブチャカワ猫とのご近所付き合いくらいですかねぇ。



昔は私が一方的に話しかけるだけでしたが、今では意思疎通が図れるようになり、良き関係を築いております。(と、私は思っています)



このように、ゆる~い近所付き合いで済んでいるので、社交性はあるが協調性がない私にとってはありがたい環境であります。

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