こんにちは、台湾のゆっこです。
基隆駅の紹介に続いて、基隆駅周辺のバス停の紹介をしようと思います。
台湾のバスは路線がたくさんあって分かりにくい上に、運転は荒いというハードル高めの交通手段ではありますが、使いようによっては安い!早い!便利!な乗り物です。
ちなみに、市内だと距離に関係なく大人は一律15元(約60円)という安さです。
目的地の最寄りのバス停にピンポイントで行けるのも、バスのよさですね。
本投稿では、基隆駅周辺のバス停を7つ紹介します。
行先に合わせて使い分けてくださいね。
【2023.2.13 現在、情報を更新中】
基隆の7つのバス停
基隆駅から夜市の間に、7つものバス停が点在しています。
そのうちのいくつかは、旅行の場合はあまり使用機会がないと思いますが、地図に①~⑦と番号をふりました。
それぞれの主な行先をまとめます。
バス停位置 | バス停名 | 主な行先 |
① | 國光客運基隆駅 | 台北(台北車駅)、中壢、 新竹、台中、宜蘭 |
② | 基隆市公車總 | 和平島公園、潮境公園 |
③ | 基隆火車站(仁祥診所) | 九份、金瓜石、瑞芳、 野柳地質公園、金山 |
④ | 城隍廟 | 和平島公園(午前中のみ) |
⑤ | 仁二路(二信循環站) | 和平島公園、潮境公園、 台北(市政府駅) |
⑥ | 台鐵基隆站(旅遊服務中心) | 外木山、中正公園、和平島公園、 正濱漁港、潮境公園、 八斗子站、深澳漁港 |
番号をクリックすると、各バス停案内に飛べます。
バス停① 國光客運基隆駅(長距離バス)
基隆駅の南口を出て目の前の階段を下りて、左手の横断歩道を渡ります。
(エレベーターとエスカレーターもあります)
横断歩道を渡った正面の波型の屋根の下に、長距離バスのバス停①國光客運基隆駅があります。
(夜市方面へ行く場合は、水色の歩道橋で道路を渡ると安全で早いです)
長距離バスのチケットは、屋根の下のガラスの建物内で買います。
台北車駅行きの最終は23:15
下の運賃表には記載がないですが、台北駅までは57元(約205円)です。
ガラスの反射で写真が見づらいですが、國光客運のHPで日本語で路線や運賃の検索ができます。(バス停①から出ているのは18**という路線番号です)
チケットを買ったら、自分が乗るバス停の番号のところで並んで待ちます。
バス停② 基隆市公車總
バス停②基隆市公車總は、バス停①の奥にあります。
道路を渡るときは、よーく注意してくださいね。
バス停②の方には、幼稚園バスみたいな小型のバスも停まります。
【バス停②の主な路線】
和平島公園:路線101(15元、所要時間30分)
潮境公園:路線103(15元、所要時間35分、海科館(碧水巷)で下車し徒歩500m)
中正公園:路線107,202,203,204(15元、所要時間10分、衛生福利部基隆醫院で下車し徒歩800m)
※全行先とも20分間隔
バス停③ 基隆火車站(仁祥診所)
基隆駅の南口を出て目の前の階段を下り、右手の横断歩道を渡ります。
渡ったら左です。
道なりに進むと「仁祥診所」が間もなく見つかります。
その目の前がバス停③基隆火車站(仁祥診所)です。
バス停の屋根の内側には、路線番号と行先が大きく書かれています。
【バス停③の路線】
【バス停③の主な路線】
九份:路線788(30元、所要時間50分)
金瓜石(黃金博物館):路線788(30元、所要時間1時間)
瑞芳:路線788(30元、所要時間35分)
野柳地質公園:路線790/862(30元、所要時間40分、野柳で下車)
金山:路線790/862(45元、所要時間55分、金山區公所で下車)
※以上の路線は15~20分間隔です
淡水、板橋、士林へは、バスより電車の方が早いので、ここでは省いています。
バス停④ 城隍廟
バス停③を更に進み、道路を渡るとすぐにあるのがバス停④城隍廟です。
向かい側から見ると、バス停が少し離れて2つ並んでいるように見えます。これは両方ともバス停④です。
バス停からは基隆港の大型船停泊所が見えます。
路線102のバスで和平島へ行けますが、午前中しか走っていません。
午後から和平島へ向かう場合は、バス停②または⑤を利用してください。
【バス停④の主な路線】
和平島公園:路線102(15元、所要時間30分)
※20分間隔、午前中のみ
路線509の情人湖が気になり、マルコスにどんな場所か聞いたところ、
「カップルとかぁ~、ふうふとかぁ、あまりいかないほうがいい」
と言っていました。
情人(恋人という意味)という名前がついた湖なのに、良くないジンクスとか噂がある場所だそうです。
ここで、突然ですがお得情報!
バス停④のうしろに見える黄色い看板が目立つ「光南大批発」は、お菓子、日用品、化粧品、文房具、PC周辺機器、漫画に雑貨など、多種多様な商品を扱う「よろずや」的なお店です。
目玉商品が他では見ない安値で売られているので、時間があったら要チェックです!
例えば、私も気に入って使っている「我的心機」のフェイスパックが一種類だけですが、なんとひと箱4枚入り99元(約360円)だったりします。
「買1送1」は、台湾お得意の「1つ買ったら1つもらえる」ってやつで、それはそれでお買い得で、ひと箱あたりの価格は150元になります。
しかし、目玉商品とはひと箱当たり50元も差があります!!
日焼け止めコーナー、上段の79元(約285円)もなかなかの破格です。
台湾は物価が安いイメージがありますが、実は化粧品系は日本とそれほど変わりません。
すぐ近くにアジア最大のドラッグストアチェーン「屈臣氏(Watsons)」があるので、時間のある方は両方チェックしてお得に商品ゲットしてくださいね。
むしろ、バス停④は「光南大批発」の紹介がメインになってしまいました。
光南大批発基隆店
基隆市仁愛區忠一路12號
02-2429-2088
10:30-22:15
バス停⑤ 仁二路(二信循環站)
「E-Square」に隣接しているのが、バス停⑤仁二路(二信循環站)です。
夜市から近いので、バスで台北に戻る人もよく利用するバス停です。
基隆駅からは、基隆港を左に見ながら真っすぐ歩くと、E-Squareの看板が見えるのですぐに分かると思います。
E-Squareは、レストラン、ファッション、コンビニ、ドラッグストアなどが入った商業ビルです。
1階にはトイレがあります。比較的きれいなのでご利用ください。
トイレットペーパーは個室にはありませんが、入り口の自動販売機で10元で買えます。
バス停⑤は色々な路線が入っているので、昼も夜も人が沢山います。
私が最も利用するバス停でもあります。
電光掲示板に待ち時間が表示
夜市は、バス停から見えるマクドナルドとCOSMEDの間の道を進むとすぐに分かります。
【バス停⑤の主な路線】
和平島公園:路線101/102(15元、所要時間30分)
潮境公園:路線103(15元、所要時間35分、海科館(碧水巷)で下車)
台北(市政府駅):路線2088/2088A(44元、所要時間40分、平日最終23:00、休日最終22:00)
※15~20分間隔
路線2088は頻繁にやってきます。高速を使うので、空いていれば40分かからずに101タワーの近くのMRT市政府駅まで行けます。
バス停⑥ 台鐵基隆站(旅遊服務中心)
※新ルート計画中のため、2022年12月31日をもって運行停止中です。
こちらのバス停は少し特殊です。「台湾好行」が運航する、基隆の主に海岸沿いの観光地巡りに特化した路線T99(濱海奇基線)の専用バス停になっています。
バスには、台湾の地図と「台湾好行」のロゴがデザインされていて、旅行気分が上がります♪
では、基隆駅からバス停⑥まで行ってみましょう。
南口を出て左の横断歩道を渡り、バス停①の左の壁沿いをまっすぐ進みます。
まもなく、右手にはバス停②、左手には黄色い丸い看板が目印のバス停⑥が見えてきます。
バス停⑥の路線はT99のみです。
【T99濱海奇基線の全ルート】
1 外木山→2 臺鐵基隆站(旅遊服務中心)→3 廟口夜市→4 中正公園→5 二沙灣砲台(海門天險)→6 原住民文化會館 (正濱漁港)→7 和平島→8 和平島公園→9 碧砂漁港→10 海洋科技博物館(潮境公園)→11 臺鐵八斗子站→12 建基煤礦→13 深澳漁港
【時刻表】
季節、平日/休日で異なります。(時刻表、料金表リンク)
【運賃】
「中正公園」を区分として、2区間に分かれており、15元ずつ加算。
全行程片道30元。
悠遊卡、一卡通、北北基好玩卡での支払い可能。
1日乗車券: 50元
2か所以上のバス停を巡るなら、1日乗車券がお得です。
車内で購入可能。
バス停に隣接している旅遊服務中心でも購入可能。
旅遊服務中心でパンフレットをもらっておくと、時刻表がついていて便利です。
路線T99(濱海奇基線)は、
・観光地を効率よく回れる
・一日乗車券を利用すれば交通費が抑えられる
というメリットがありますが、
・本数が1時間~1時間半に一本程度
・終バスが早め
というデメリットもあります。
ご自身の旅のスタイルに合わせて、色々なバスを使い分けてみてくださいね。
台湾でバスに乗る際の注意点
お釣りが出ない
支払いは悠遊カードが便利です。
台湾のバスは、お札を崩したり、お釣りが出たりしません。運転手さんもお釣りを持っていないことがほとんどです。
現金だと15元とか、子供運賃は8元とか、とても細かいコインの準備が必要になります。
とにかく運転が荒い
台湾のバスの運転手は、一様に運転が鬼荒いです。
ドアが閉まるか閉まらないかで急発進、もちろん赤信号、バス停は急停車です。
ドアを閉めるボタンと発車ボタンが連動しているんじゃ…くらいの勢いです。
下の映像は乗り込む人はいませんが、乗ったらすぐにバーなどに捕まらないと、危険です。
カーブでも飛ばすので、グワングワン身体が持っていかれます。
立って乗るときは必ずしっかりつかまって、倒れて怪我をしないように、また他人に怪我をさせないように十分に気をつけてください。
次のバス停名が分かりにくい
次のバス停がどこなのか、アナウンスがあまりありません。運転手によるという台湾らしさを発揮してくれています。
一応、車内に電光掲示板がありますが、いまいち表示が良くわからないこともあります。
そんなときは、あえて乗るときに運転手や周囲に行き先を伝えておく作戦が有効です。
台湾人は、旅行客に親切な人が多いので、着いたよと教えてくれることが多いです。
日本とは勝手が違う、台湾のバス。
安全に上手に利用して、楽しい旅行をしていただけると嬉しいです。
なお、案内にある所要時間はあくまで目安です。
道路状況によって変わりますので、時間に余裕をもった旅の計画をお願いします☆
お気軽にコメントください
基隆からもあちこちにバスが出ているんですね。
台中も~。朝馬なんてとても近いので、そこからバスに乗れば一本で行けるんだ~。
この間ゆっこさんがコメントに書いてくださっていましたが
私も乗り物大好きなんです。
新幹線や飛行機もそうですがバスも好きです~。
桃園空港から時間が良くて席が空いているとバスで台中に帰ります。
新幹線より自分での移動が少なくて済むから楽ですし♪
でも台湾のバスって本当に鬼荒い(←笑った!)ですよね~。
それなのにお年寄りとかけっこう平気で適応してるからすごいな~って。
私なんてよくふっ飛ばされそうになります。
日本の公共バスに乗ったときに「はい、走りますよ~」「大丈夫ですか~?」って
運転手さんが優しく声掛けしていて感動しました。
台湾なんてドアがまだ開いてる!って感じでも急発進ですもんね。
台湾のお年寄りがたくましいわけだわ~!笑。
メイフェさん
バスは慣れると意外と本数もあったりして、便利ですよね。
それにしても、台湾のバスの運転手は、どうしてあんなにお客さんに
優しくないんでしょうね。
そうそう、「ドアの閉めるボタンを押す=発進」ですよね!
台湾のお年寄りは、バス筋トレで体力あるんですね(笑)
日本に帰ったら優しさを感じるために、
敢えてバスに乗りたくなりそうです。
普段は車が多いので、バスに乗るとお出かけ気分が上がります。
ブログのためにも、旅行を想定して自分もバスに乗って移動した方が
上辺だけじゃない情報を発信できるかな~と思って、
台湾のバスに乗るようになったというのもあるんですよね。
激しく揺られて足腰鍛えつつ、楽しんでます♪