こんにちは、台湾のゆっこです。
前回の記事から「あっ」と言ったら2週間も経っていました。
今日は年の瀬です。
台湾の大晦日は、101タワーの花火鑑賞にでも出向かない限り、年の瀬感ゼロ!
特に今年は妊娠に出産と初めての経験ばかりで、今は生まれて間もない未知なる生物(我が息子)との生活が始まったばかりです。
リビングで大人だけで過ごしたあとに自分たちの部屋に戻り、ベッドで寝ている小さな夜王を見て、「あ、そうだった」と不思議な感覚になります。
さて、陣痛促進剤の投与開始から8時間経過し、いよいよ陣痛らしきものが始まってきた前回の続きです。
17:15 夕飯
相変わらず病院の1階にあるコンビニで調達してきてもらい、ベッドの上で食べます。
このときは最後のひとつだったおにぎり、海鮮のり巻き、野菜ジュース、マルコスがハマっていたチキンサラダ。
男子大学生の食事みたいなのばかり…
17:52 散歩
運動をするように言われ、フロア内をウロウロします
この頃から眼力看護師が登場しました。
18:20 夜王の心拍確認
18:23 散歩 again
眼力看護師に再び歩いてくるように言われ散歩へ。
同じくフロア内をウロウロ。
この時には陣痛が強くなってきていて、陣痛がくると歩けないので、立ち止まって波が去るのを待っている状態でした。
18:50 部屋に戻ると隣の人はいなくなっていた
カーテンの向こうで痛そうな声を出していた彼女とイビキ疑惑のパートナーがいなくなっていました。
遂にそのときが!
一刻も早く痛みから解放されて可愛い我が子に会ってね!
19:05 陣痛促進剤の点滴袋を交換
陣痛促進剤を入れ始めて約10時間が経過し、点滴ひと袋分が体内に入ったようです。
19:20 担当医の内診で子宮口の開きチェック、まだ2cm…
結構痛くなってきたけど、まだ2cmと聞いてがっくり。
10cmまで開くまで待たなければならないっていうのに…
夜王くん、早く下りておいで~
20:30 バランスボールで運動開始
隣のベッドが撤去されてスペースができたので、眼力看護師がバランスボールを使っての運動を教えてくれました。
陣痛が来た時にバインバイン弾めとのこと。
赤ちゃんが子宮口の方に下がってくるのを助けるためです。
部屋に入ったときから気になっていた、ロッカーの上に鎮座していたバランスボール。
痛みがグーーーーッと襲ってきたときに、痛みを紛らわすかのごとくとにかく激し目にバインバイン弾むこと30分…
21:00 眼力看護師の目が更に力強くなる
すごく痛がっている私を見て、眼力看護師が麻酔を打つかと聞いてきました。それを断ったときに、驚きのあまり目ががん開きになった眼力看護師。
うう、強い、強いよ、その眼力。
というのも、台湾では約9割が無痛分娩らしく、この頃には痛みで全身が震えるほどになっていた私が麻酔を打たないと聞いて驚いたようでした。
ここで一度麻酔を断ったものの、どんどん痛みは増していき、時計を見ていると数分おきに陣痛の波がくるようになっていました。
陣痛の波がくると、経験したことのない激痛につま先から頭のてっぺんまでガタガタ震えます。
1分ほど痛みに耐え、波が去ってもまたすぐにやってくる激痛に、震えながら耐える私。
そんな私を見たマルコスは、麻酔をした方がいいのではと眼力看護師に麻酔について聞いてくれました。
9割の妊婦さんが麻酔をするだけあって、麻酔担当医はかなりのベテランで、失敗したことがないとのことでした。
無痛分娩では硬膜外麻酔という、背中から入れる麻酔を使用します。
脊髄を覆っている硬膜の外にある細いすき間にカテーテルを通して、麻酔を注入していきます。
元々少し先端恐怖症ぎみなのもあって、できるだけ針とか細長いものを身体に入れたくない上に、やけに繊細なことをする麻酔なので、できるだけ避けたかったのですが、この痛みはもう耐えがたいという限界を感じていました。
22:10 無痛分娩をすることに決定
もういよいよ全身の震えが止まらなくなってきていて、痛みで震えているのか、痛みが来る恐怖で震えているのか、自分でも良くわからない状態になっていました。
そこで、ついに無痛分娩をすることに。
やるときめたら「一刻も早く打ってくれ!」という思いに駆られていました。
日本では無痛分娩が増えてきているとはいえ、まだ麻酔なしの方が多いですよね。
こんな痛みに何時間も耐えるなんて!
Why Japanese people!!
一度経験したことで、無痛分娩推奨派に早変わりしたのでした。
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