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台湾の文化|パートナーにプレゼントしてはいけないもの

台湾の文化、生活


こんにちは、台湾のゆっこです。

わたくし、今月の末に46歳になります。

この歳で2歳児を育てる未来を想像していなかったせいか、いまだに息子がいるという事実に慣れていません。(いつ慣れるの?)

さて、先日マルコスから誕生日に欲しいものはあるか聞かれました。

自分のセンスに自信がないそうで、どんなものか方向性を教えて欲しいという質問でした。

方向性ってなに?と思いつつ、欲しいものと聞かれても若いときほど物欲もなく、アクセサリーだとビアスが欲しいけど、太郎に引っ張られそうだし…

と少し考えて「靴」と答えました。

しかし、マルコスに「台湾では靴をパートナーに贈るのはタブー」と言われてしまいました。

そんなことを言われても、今欲しいものは靴以外に特にないのだけど…



なぜ台湾では靴を贈るのがタブーなのでしょう?

マルコスにも説明を受けましたが、せっかくの機会なので少し調べてみました。

台湾では「靴 xié」の発音が「邪」と同じで、「送靴 sòng xié(靴をプレゼントする)」が「送邪(邪気を送る)」という意味にもとれて縁起が悪いとされています。

また歩くときに身に付ける靴を贈ることで、「走(歩く)」つまり「去る」というイメージにつながるのでパートナーには送らない方がいいとされています。

ただし、実は打開策があったのです。

もらう側(私)があげる側(マルコス)に1元を払うとこのタブーはちゃらになるそうです。

Why Taiwanese people ???

その理屈はよく分からないですが、他に欲しいものもないので、マルコスに1元払ってスニーカーを買ってもらうことにしました。

ということで、一件落着!

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他にもパートナーに贈ってはいけないとされているモノがあるので紹介しておきます。

×時計

「送鐘錶 sòngzhōngbiǎo(時計を贈る)」の発音が死者を送る「送終」の発音と同じなので、不吉な意味をもち相手に誤解を与えるかもしれないのでダメ!

×傘

「傘 sǎn」の発音が離れるという意味の「散 sàn」と似ていることから、パートナーへの贈り物としては適していない!

×ハンカチ、タオル

ハンカチやタオルは葬儀の際に参列者に贈られるものなので、不吉な意味合いを避けるために通常はパートナーには送らない!

×梨、プラム

「梨子 Lízi(梨)」「李子 lǐzǐ(プラム)」「離 lí」と発音が似ていて、別れを意味すると解釈されるので贈るのは避けるべし!



同音異義語を気にするところは日本と似たところがありますね。

こういった文化も、若い世代になればなるほど気にしない人が増えているのでしょうが、パートナーに限らず贈り物をするときは相手がこういった縁起を気にするかを確認した方がいいですね。

マルコスはこういう風習を気にするタイプの古風系男子です。

これらのタブーアイテムたちは私ならもらったら嬉しいものばかりでちょっと残念。

私は全く気にしないのでウェルカムなのですけどね。

ちなみに、1元ルールは靴には採用されるようですが、他のアイテムには効果はなさそうでした。

もう一度言います。

Why Taiwanese people ???

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