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嗅覚が全くなくなって感じた「気持ち」の大切さ

箸休め


こんにちは、台湾のゆっこです。

8月は半分くらい体調を崩していました。

風邪をひいた太郎が強烈なママモードに突入したおかげで、太郎の咳を浴びまくっていたので、私も当然のように風邪をひいてしまったのです。

(太郎は自分がマスクをするのも私がマスクをするのも嫌がるので、飛沫を浴びまくりでした)

先に風邪をひいた太郎は夜になると鼻詰まりや咳で寝苦しいのか、新生児の様に1~2時間に一度起きては色々な要望を伝えてきました。



太郎「ママ!ちゅめたいのおちゃのむ!」

→冷たいお茶を飲ませる



太郎「こわい~あっちでねゆ~(泣)」

→寝室を怖がるので、隣の部屋、リビングの床やソファーなど、太郎が寝たい場所に付き合い寝る



太郎「ママァ~、こわい~でんきちゅける~(泣)」

→太郎を抱っこして、寝室やリビングなどの電気を好きな順番で好きなように着けさせる



そんな日々が続いた結果、起き上がるときにヨイショと気合いを入れないと立ち上がれないほど身体のあちこちが痛くなり、風邪をひき、気づいたら嗅覚が全くなくなっていました

2年ほど前にコロナにかかったとき、症状は軽かったのですが初めて嗅覚が全くなくなりました。

それ以来の嗅覚ゼロ生活が始まりました。

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何を嗅いでも全く匂いがしない生活の味気なさよ。

コーヒーはただの苦いお湯、紅茶に至ってはただのお湯

料理をしても食べてもニオイがないと楽しさ半減です。

太郎がう〇ちしていても言ってくれるまで気づきません。

それに、真夏の台湾においては、食べ物が痛んでいるか分からないのもとても不便です。

失って初めてニオイは生活に欠かせない要素だと思い知りました。



コロナのときは嗅覚は1週間もしないうちに回復したので、同じようにすぐに回復するだろうと思っていたのですが、1週間経っても回復の兆しがありません。

何を嗅いでもニオイが全くしない!

焦りと心配が押し寄せます。

でも、そこで諦めてはいけないと思い、ただのお湯だけれど敢えて朝はアールグレイを淹れ続けました。

アールグレイ、パン、ジャムなど色々とニオイを嗅いでみます。

どれもこれも、本当に全く、きれいさっぱりニオイがしません。

翌日も同じ、翌々日も同じ。

ああ、今日もニオイなし。

そして、嗅覚を失って10日ほど経ったときでしょうか、アールグレイを嗅いだときに、鼻のセンサーの奥の奥の奥にかすかなニオイを感じた気がしました。

通常時の嗅覚を100%とすると、1%かそれ以下という程度の、ほんのかすか~な、気のせいかもと思うくらいのニオイの欠片を見つけたのです。

それに気づき、他の食べ物のニオイを嗅いでみると、1%のニオイですが違いがある気がしました。

真っ暗な長い長いトンネルの向こうに、1mmくらいの光の筋が見えたような感覚です。

遂にニオったぞ~!!!



翌日、同じく1%程度のニオイを感じました。

この1%を感じたくて執拗にくんくんと食べ物のニオイを嗅いでいる私を見て、太郎が「ママどうしたの?」とマルコスに聞いて笑っていました。

新しい遊びか何かだと思ったのかもしれませんね。

その後、毎日毎日くんくんと麻薬犬のように食べ物のニオイを嗅ぎ分けようとすると、ニオイが強くなっていきました。

5%、30%、60%と日に日に回復する嗅覚。

嗅ぎたいという気持ちを強く持ち始めてから、劇的に回復していきました。

気持ちを前向きに保つと身体も俄然やる気を出してくれるに違いありません。

たまたまタイミングが合っただけかもしれませんが、私はそう信じています。

今では太郎のう〇ちもしっかりと匂います。

よいニオイもそうでないニオイも「嗅げる」という幸せをかみしめております。

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