台湾で物件探し|リフォームの仕方が強引すぎる家

台湾の文化、生活


こんにちは、台湾のゆっこです。

先日、台湾の大型物件サイト591で良さげな賃貸を見つけたので、内覧に行ってきました。

良さげだと思ったポイントはいくつかあります。

・床がタイルではなくてフローリング(調?)
・駅近という好立地
リビングとキッチンが一体化した間取り
バスタブあり
バスルームとトイレが別(かなりレア)



でも、坪数や家具家電の状態(台湾では家具、家電つきの賃貸物件が多い)、建物の築年数のわりに賃貸料は高めという印象でした。



待ち合わせ場所には、少しかっぷくのいい40過ぎくらいの男性が待っていました。

物件の家主さんです。

3階建ての建物の3階が今回の物件でした。

建物の古さは共有階段でなんとなく推測できるのですが、この物件の階段は奥行きの狭い(靴の全長よりもかなり短め)タイプで、築年数は40年以上と思われます。

2階の住人の玄関の前には、ものすごい数の靴が雑然と置いてありました。

台湾では玄関扉を開けるとすぐにリビングという造りの家も多くて(特に古い物件)、いわゆる玄関のたたき部分がありません。

つまり、家の中に靴を脱ぐスペースがないので、2階の人のように玄関の外に靴を脱ぎっぱなしというのをよく目にします。

それにしても、10足以上はあるような…

そんな大量の靴を横目に、3階へと上がります。

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玄関をあがると小さなたたきがあり、細い廊下の先がリビングでした。

リビングは使いやすそうな広さで、キッチンもキレイでよかったのですが、部屋の中を色々と見せてもらうと、かなり強引なリフォームをして、間取りをいじっていることが分かりました。

先ほどの玄関はあとから作った玄関で、元の玄関扉は小さなベッドルームの奥のカーテンの裏にそのまま残っていました

カーテンを開けると「窓」ではなくて、「玄関扉」がどーん!

何だか圧迫感が…

そして、ベッド横の一見クローゼットに見える収納は、元は靴箱だったようで、開けると横板が沢山ありました。



メインのベッドルームは、元々屋内バルコニーだった部分まで部屋を拡張して作った部屋でした。

そして、その部屋の殆んどを上が開く収納家具で埋め、その上にベッドマットを載せるという仕様になっていました。

つまり部屋全体が膝の高さくらいの底上げ状態です。

その高さで元室内バルコニー用の窓を開けると危険なので、開かずの窓のようになっていました。



室内バルコニーをつぶしたら、「洗濯物をどこに干すのか」という問題が出てきます。

実はこの家は、屋上も使える家でした。(1階、2階の人は使わない)

奥行きの狭い階段を上ると、屋上には洗濯機があり、洗濯物を干すスペースがありました。

屋上では、家主のお子様2人がキャッキャと遊んでいました。

あの階段を洗濯物を持って上り下りするのは、ちょっと危ないかもしれない。

それに屋外にしか干せないのは、雨が何週間も降り続く基隆向きではありません

色々と総合して考えると、もし家賃が4000~5000元くらい安かったら妥当かなという物件でした。

リビングの雰囲気がよかったのと、お風呂が別になっているレアな物件だったので残念ですが、また次を探すことにします。

もう半年近く毎日物件を見ていますが、なかなか条件に合う物件に出会えません。

でも、いつかピンとくる運命の物件に出会えると信じています。

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