こんにちは、台湾のゆっこです。
日本にいる友人から、台湾の様子はどうかと聞かれることがあります。
台湾もマスク着用必須な場所(病院、電車、地下鉄、レストランなど)があり、政府も強化を強めていたり、観光地は閑散としていて危機的な状況に直面している人もいますが、日常生活にはあまり大きな変化がありません。
街の様子が一変している国が増えている中、台湾では子供たちは学校に通い、在宅勤務をしている会社もあまりなく、観光地以外は店もレストランも通常通り営業しています。
昨日は台湾では新たな新型コロナ感染者が5名で、内4名はコーラル・プリンセスに乗船していたということでした。4月13日14時現在で、感染393名、死亡6名となっています。
ここまで死亡者の数を抑えられているのは、世界でも群を抜いて対応が早かった政府のおかげだと思います。また、大半の台湾の方たちは政府の作った仕組みやルールに素直に従って、協力しており、早い段階からニュースも熱心にチェックしていたように感じます。
先日は無観客ではありますが、台湾プロ野球が世界で最も早い開幕となりました。
今日の朝市の様子です。
大勢の人が市場で買い物をしていて、マスクをつけている人が多い以外はいつもの光景と変わりません。
豆腐の端っこを無料でくれる豆腐屋のおじいさんは、いつものようにニコニコと袋にたっぷり入った豆腐の端っこをくれました。
一度水できれいに洗って、
最近家で見つけた容器に入れて水をはります。今日は大量です(大きい方の容器は13センチ四方くらいの大きさ)。1週間くらい食べられそうです。
また、少しほほ笑ましい光景を目にしました。
毎日テレビで目にする中央流行疫情指揮中心の会見で、陳時中指揮官をはじめ5人全員がそろってピンクのマスクで登場しました。
台湾の実名マスク購入制度では色が選べないので、小学生の男の子がマスクがピンク色だと嫌がってつけたがらないという声が上がっていたようです。
そこで、陳指揮官が会見の始めに子供たちに呼びかけていました。
「ピンクも悪い色じゃないよ。おじさんが子供のころはピンクパンサーを見るのが大好きだったんだ。ピンクは大好きな色だよ~」
なるほど、ピンクパンサーときたか!
マルコスはバイクに常備していたマスクのひもがきれたので、コンビニでこれしかなかったと、真っピンクの布マスクを買い平気でつけていました。おじさんになるとこう変わっていくんだよ、子供たちよ。
日本の大学生が、相手に嫌な思いをさせない飲み会や誘いの断わり方を考えて、LINE画面で作った例文を発信している記事を読みました。工夫をしてお互いを守りあっていこうという良い提案だと思いました。
カチカチになりすぎずに、ピンクパンサー好きな陳指揮官やこの大学生たちのように、柔軟に洒落をきかせてコロナに対処する。素敵ですね。
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