こんにちは、台湾のゆっこです。
ご存じの方も多いと思いますが、台湾のコロナ感染者数が連日過去最多を更新しています。
今日の発表では5万人を超えていました。
とはいえ、ほとんどの陽性者が軽症か無症状です。
私自身はワクチンを3回打っているし、持病もないので、もし感染したとしても99.77%の方に入るとは思いますが、太郎はワクチンを打てないし、陽性になったら日本一時帰国計画にも狂いが生じるやもしれません。
コロナには絶対にかかるわけにはいきません!
でも、どんなに警戒していてもコロナはすぐそばに迫っているのだと思わされるできごとがありました。
つい先日、太郎の6ヵ月健診で病院に行ったときのことです。
運悪く注射スキルがいまいちの看護師に当たってしまい、ウギャ―――と大泣きしてしまった太郎をなだめていると、病院のスタッフに急に廊下に出るように言われました。
説明を聞き取れなかった私はなんのこっちゃとポカンとしていたのですが、院内で今まさにコロナ陽性の人が見つかったので消毒のために医者も含めて全員部屋から出るようにと指示があったようです。
廊下も扉で仕切られてしまい、普段使っているエレベーターの方へは行けなくなっていました。
たまたま太郎は健診もワクチン接種もすべて終えた直後だったので、あとは帰路に着くのみだったのですが、太郎は泣いているし、廊下で隔離状態になるし、なんだかわちゃわちゃしています。
仕方がないので、別のルートで帰ろうと廊下を逆に進むと、私たちが仕切られた空間にひとつだけ使えるエレベーターがありました。
普段はゴミ運搬用に使われているエレベーターです。
細菌やウィルスなどの見えない敵と戦うマルコスにとっては、極力避けたいエレベーターだと思いますが、これしかないのだから乗るしかありません。
エレベーター前で居合わせた小児科の医師が、「病院内はマスクしているはずだし、そんなに深刻にならなくても大丈夫」と言っていました。
いつも優しく誠実な態度で太郎をみてくれる医師の言葉に、うんうんとうなずきます。
その医師も同じエレベーターを使うことだし、一回見送ったのち、人にも空気にも警戒しているマルコスと共にエレベーターで地下の駐車場まで下りました。
思い返せば、今回は病院の先生もスタッフもフェイスシールドをしていたし、使ったボールペンは未消毒のトレイに入れるようになっていました。
まるで、コロナ対策が始まったばかりのころに戻ったようでした。
病院でコロナ陽性者がたったひとり出ただけで、これだけの騒ぎになってしまうという、これが現実です。
これまでで一番コロナを身近に感じるできごとだったな~と思っていたのですが、なんと翌日にもっと近くにコロナが迫ってきました。
その話は、また明日。
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