こんにちは、台湾のゆっこです。
羽田空港であわや大惨事になるところだった怖いことがあったので注意喚起の意味も込めてシェアします。
羽田空港の国際線のほとんどは第3ターミナルから出発するのですが、太郎が生まれてから日本に帰国するたびに利用しているANAだけは第2ターミナルからも出発します。
この春の一時帰国では、初めて到着も出発も第2ターミナルの便でした。
台湾に戻る日、荷物が多くてカート1台では収まらず、母にカートを1台押してもらい、私はカート1台と太郎が乗ったベビーカーを押しながらチェックインカウンターへ向かいました。
チェックインカウンターの前に着くと、子連れだからとスタッフの方に特別室のような部屋に案内されました。
でも、チェックインをしようとすると担当の方とどうも噛み合いません。
それもそのはず、そこは国内線のチェックインカウンターでした。
国際線のチェックインカウンターは3階にあると教えていただきました。(ここは2階)
とにかく、そのくらい第2ターミナルには不慣れでした。
エレベーターで3階に上がり、国際線のチェックインカウンターに向かう途中に、それほど長くない動く歩道がありました。
こちらからだと少し上りの傾斜になっていました。
母が先に動く歩道に乗り、私も続いて乗りました。
フロアマップの赤で囲んだ部分です。
母が動く歩道の出口に着いたとき、とても怖いことが起こりました。
母がカートを動く歩道から出せず慌てて押していました。
母は空港のカートはバーを下に押さないとストッパーが外れないことを忘れて、動かないことにパニックになりカートを前に押しだそうとしていたようです。
そんな母との距離がどんどんと縮まっていきました。
私の両手にはもう一台のカートと太郎が乗ったベビーカーがあります。
どんどんと距離が縮まりこのままではぶつかると思い、母に「押して!押して!」というようなことを言いました。(私も必死だったのでバーを下にと言えなかった)
ついに私のカートが母のカートにぶつかり横に倒れて、段ボールが2つ動く歩道の上に落ちてしまいました。
とにかくまずは太郎だと、母のカートの横からベビーカーをグッと前に押して動く歩道の外に出しました。
そして母のカートを外に出していると、今度は私の後ろにいた台湾人だと思われる3人組が動く歩道の出口まで着いてしまいました。
3人は出口をふさいでしまっている私のカートや荷物を動く歩道の外に出すのを手伝ってくださいました。
so dangerousと言っていました。
本当にその通りです。
全ての荷物を動く歩道から外に出し、きょとんとしている太郎を見て、誰も怪我がなくて本当によかったと思いました。
安全対策のはずの空港のストッパーの仕組みが裏目に出てしまった怖い事例です。
きっと母も相当慌てたと思いますが、チェックインを済ませベンチに落ち着くと、いつも通りの母がそこにいました。
もう台湾に戻ってしまうというのに太郎にかまうのではなく、スマホでなにやら熱心に調べたり、やることが沢山あるからと早く帰りたそうにしていました。
孫にも娘にもあっさりさっぱり塩対応。
まったく母らしいなと思いました。
ついでに…
ひとつ気になったことがありました
動く歩道を降りてすぐのところに、私たちが荷物を整えているのを見ている空港の職員さんがいました。
きっと私たちのてんやわんやしている様子も見ていたと思うのですが、助けには来てくれませんでした。
大事ではないと思ったのかもしれませんが、私なら飛んで行って助けるような状況だったので、少しショックでした。
母は空港のカートに慣れていないのでもう動く歩道には乗らないと言っていました。
同じように空港のカートの操作に不慣れな方は、動く歩道は避けた方がいいかもしれません。
みなさまもどうぞお気を付けください。
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