こんにちは、台湾のゆっこです。
台湾ではレシートがくじになっていて、2か月に1度、当選番号が発表されます。
1等は1000万元!
日本円で3500万円以上です。そんな大金が、買い物をしたレシートで当たるかもしれないという、
夢の国、台湾
我が家では、1000元の当たりが最高額。
たまに200元が1、2枚当たるのみ、というのが現実です。
先日も200元が当たったので、マルコスが出かけるついでに、当選レシートをセブンで交換して、スウィーツを買ってきてくれました。
さて、翌日に事件がおこります。
台北101の85階で、ちょっと贅沢なイタリアンで結婚記念日を祝い、会計を済ませたときのこと。
マルコスが焦った様子で財布のポケットを一つ一つ調べて、探し物をしています。
どうやら、前日にセブンにIDカード(国民身分証)を忘れてしまったようだといいます。
というのも、当選レシートくじの交換には、IDカードの提示が必要なため、店員さんに渡したとのこと。(外国人が当たった場合は、パスポートを提示)
マルコスの記憶によると、セブンでレジの男性にIDカードを返してと言うと、「まだ手続きに必要だから、先に品物を選んでください」と言われたそうです。
言われたとおり、男性に預けたまま先に品物を選んで、再びレジに戻ったそうです。
きっと、その時にレジの男性が返し忘れたのだろう、ということでした。
以前の台湾では、IDカードを無くすと、新聞に名前が載ってしまうほどの大事だったそうです。(名前掲載は防犯のため)
IDカードは身分証明書として、それほど大切なものです。
再発行も出来ますが、仕事が忙しいマルコスにとって、なんとも煩わしい余計な用事です。
イタリアンディナーの帰りに同じセブンに寄りましたが、前日の男性はシフトが数時間後ということで不在。対応にあたった店員さんは、他人事といった感じです。
仕方がないので、見つかったら連絡をくれるように電話番号を残し、店をあとにします。
心配と不機嫌がまざったようなマルコスに、
「私はニューヨークで鞄を盗られて、パスポートもお金もデジカメも帰りの航空券も、全て失ったんだから、IDカード1枚くらいなんてことないよ」
となぐさめます。(実話です)
素直なマルコスは、「そうだね、ありがとう」とうなずきます。
さて、男性の店員さんの勤務時間になったので、マルコスはセブンに電話して確認をします。
店には見当たらない、との返答。
しかし、諦めるなかれ、防犯カメラがあるはず!
前に、友人がタクシーに忘れたスマホも、防犯カメラで見つかったではないか!
何か映っているかもしれないからと、確認をお願いして電話を切りました。
しばらくして、男性から折り返しの電話がありました。
そして、マルコスから「あったー」と、少し間の抜けた声で報告がありました。
なんと、防犯カメラに映っていたのは、受け取ったIDカードをマルコスがシャツのポケットに入れる映像でした。
犯人は目の前にいたのか!!!
ということで、無事に洗濯かごの中のシャツのポケットから、大切な大切なIDカードが見つかりましたとさ。
みなさん、貴重品はくれぐれもポケットに入れるのはやめましょう。
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