こんにちは、台湾のゆっこです。
日本に帰国して、早いもので3週間が過ぎました。
まだ4月が始まったばかりだというのに、桜は葉桜に変わりつつあります。
日本ならではなのかもしれませんが、日本に帰国して以来、たびたび感動していることがあります。
それは、”車のドライバーが横断歩道手前で停車し、先に道を渡らせてくれること”です。
信号がない横断歩道で車が通りすぎるのを待っていると、結構な頻度で車がスピードを緩めて停車してくれます。
右の車が停車すると、左から来ていた車も停車して道を渡らせてくれるのです。
車優先の台湾では滅多に遭遇しない状況なので、とてもありがたく思い、感動すら覚えます。
なんて優しいドライバーさんたち!
軽くおじぎをしながら、ささっと道路を渡ります。
こういった優しいコミュニケーションは本当に心が和みます。
台湾は子育てがしやすいとよく聞くので、反対に日本はどれほど厳しいものかと思っていたのですが、今のところ意外にもこういったホッコリする場面の方が多いです。
道行く人やお店の人、レストランの隣の席の人など、色々な人が太郎に微笑みかけてくれたり、構ってくれたり、かわいいねと言ってくれたりします。
先日は太郎のお散歩中にちょっとファンキーな雰囲気のおばあさんが、玄関に出てタバコを吸う場面に遭遇しました。
そのおばあさんは、太郎を見て笑顔になり、「あら、かわいい」と話しかけてきました。
タバコの火を消して、何ヵ月か?もう歩くのか?といったことを聞いてきて、「赤ちゃん見ると涙が出てくるわ」といいながら、本当に嬉しそうに微笑むのです。
その時は、マルコスも一緒だったので、赤ちゃんを育てる我々夫婦に向けて「大切に育ててくださいね」と言葉をかけてくださいました。
バスが大好きな太郎に、バスのロータリーでバスを見せているときのこと。
バスに手を振る太郎をみて、バスの運転手さんが何度も太郎に手を振ってくれました。
音楽を聴きながら歩いていた若い女性、太郎がアハハと笑いかけると、素敵な笑顔で微笑み返してくれました。
犬を連れている人たちも、太郎がワンワンと言っているのに気づくと、構ってくれたり、声を掛けてくれたり、微笑みかけてくれたりします。
反対に、台湾の緩さに慣れているのだとハッとした場面も紹介しておきます。
友人たちとちょっとお洒落な女性が好きそうなレストランでランチをしたときのこと。
太郎は今では色々な場所に連れまわされ鍛えられたのか、はたまた諦めたのか、人見知りもしなくなりましたが、帰国間もないときは人見知りも場所見知りもあって、このレストランでも初めのうちは泣いていました。
そこで、こんなときの強い味方「はたらくくるま」のYouTubeを見せて、太郎の気を逸らしていると、レストランの方から「音を小さくしていただけますか」と注意を受けてしまいました。
それほど大きな音ではなかったのですが、私の感覚が鈍っているのかもしれません。
「ああ、ここは日本だった」と思わされた出来事でした。
注意を受けたのは(記憶の中では)この一度だけで、赤ちゃん連れにもやさしいと思う場面の方が今のところ多いです。
ただ、実際に日本に住むとなると、社会制度や風潮はまだまだ子育て世帯に厳しい面がたくさんありそうなので、たまの帰国で日本のよい部分ばかり触れられるという「おいしい」立場ならではの感想でした。
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