「新自強」にご注意を!知らずに乗って余計な出費をした話

台湾旅行のうはう


こんにちは、台湾のゆっこです。

11月末から12月頭にかけて母が台湾に遊びに来ていたので、久しぶりに電車で台北駅に行ったときの話です。

台北方面に行くことはあっても普段は車で行くので、電車で台北駅まで行ったのは1年以上ぶりでした。

週末にしては早めの時間帯に太郎と共に自宅の最寄り駅のホームで電車を待っていると、自強号がやってきました。

「自強号」は日本の電車の「急行」や「特急」に相当する電車なのですが、自宅の最寄駅から台北駅までの所要時間は区間車(普通車)とほぼ同じで運賃は割高になるという、メリットのない仕様の電車です。

ただ、所要時間は同じですが、運賃に関しては悠遊カードで乗ると改札で引かれる金額は結局区間車と同じはずなので、とりあえず自強号に乗り込みました。



私たちが乗り込んだ自強号はとても新しい車両でした。

私が何度か乗ったことがある自強号は、一昔前の特急車といったかなり古い車両ばかりだったので、車両の入れ替えがあったのかなと思いました。

空いているしきれいだし、太郎とゆったり座れていい感じ~

車両の一番うしろのスペースにベビーカーを押しこみ、その前の席に座りました。

改めて車両を観察すると、なんだか日本の新幹線を彷彿とさせるデザインをしていました。

前の座席の裏にはテーブルが付いています。



窓際には物が置けるちょっとした出っ張りがあり、カップホルダーもあります。



写真を撮っていませんでしたが、実は座席の外側(隣に席がない方)のアームレストにも飛行機にあるような折りたたみ式のテーブルが内蔵されていました。

しばらくすると、太郎が前の方を指さして「あれ何?」と言いました。

太郎の指の先には、天井に光るライトがありました。

太郎!グッジョブ!

なんと、飛行機のように各席を照らすスポットライトまで付いていたのです。



まるで新幹線と飛行機を合わせたようなデザインです。

へぇ~と感心していると、前から女性の車掌さんがやってきました。

各席の乗客の切符をチェックしているようです。

あれまぁ、そういうことなのね。

自強号の切符は買っていないので様子をうかがっていると、私たちの二列前の女性も買っていなかったようで、何やら車掌さんと話をしているので聞き耳を立てます。

どうやら私と同じく悠遊カードで自強号に乗ってきたようで、前はこれで乗れたと少しごねている様子でした。

もう諦めなはれや、と思いつつ、何が必要になるのかを見守ります。

現金でその場で支払いをして、白い紙をもらっていました。

すぐ前の席の2人組はきちんと切符を買っていて、スムーズにチェックが終わり、私の番です。

買っていませんと言うと、乗ってきた駅と降りる駅を聞かれたので答えます。

機械でピピっと操作をして、出てきた紙と共に金額を伝えられたのですが、それがちょいと高かったのです。

聞いてみると、切符をきちんと買っていなかったのでペナルティのような金額が加算されるとのことでした。

正規料金の50%も加算されてる!



この紙と悠遊カードを台北駅で駅員に見せて処理をしてもらってください、と言われました。

来た電車に乗った方が早く着くと思っていたのに、台北駅で余計な手間が発生したおかげで時間をとられて、余計なお金もとられて踏んだり蹴ったり。



私たちが乗ったのは「新自強」というEMU3000型という車両だったようです。

時刻表アプリをみると、「自強」と「自強3000」という名前で区別がされていました。

EMU3000型は、30年ほどの旧型車両を使っていた自強号やその他古い車両を置き換えるべく、2021年から2024年にかけて導入された車両で、合計600両が置き換わったとのことです。

しかも、日本の日立製作所がデザインや製造をしたそうで、どこか親しみがわく車両だったのも納得です。

2021年の年末に運行開始だったそうで、ある意味EMU3000と太郎の誕生日が近いことにも妙に親近感。



太郎が生まれた頃はまだコロナ禍で引きこもって過ごしていたことを思い出します。

あの頃は電車で赤ちゃんと移動するなんてできませんでした。

2022年12月までは台湾は外出時はマスク必須で、マスクをしていないと罰金まであったので、外に出ればマスクをした人だらけの世界だったんですよね。

気づけば太郎も3歳になって、外でもマスクなしの他人の素顔を見るという当たり前の日常が戻っています。

たまたま新自強に乗ったことで、たった数年で世の中が大きく変化したことを改めて感じました。



さて、久しぶりの台北駅でエレベーターに乗ったら、駅舎のホールに出てしまいました。(本当は地下道に行きたかった)

すると、大きなクリスマスツリーが!



クリスマスってキラキラとしていて寒い冬に気分が上がるので、大人になってから好きになりました。

窓口に行って悠遊カードの処理をしてもらってから母と合流。

ベビーカーで台北駅を移動するのも、エレベーターを探していると時間がかかり、私たちがなかなか現れないので母は心配していたみたいです。

台湾在住なのに、電車素人で、すまぬ。

新自強は切符の確認があります。

皆さま、乗る際はお気を付けください。

自強も切符の確認があるのかが気になるところです。

情報が入ったらまたシェアします。

お気軽にコメントください

タイトルとURLをコピーしました