”ひと味違う”台湾の切り干し大根「菜脯(ツァイプー)」

台湾の文化、生活

こんにちは、台湾のゆっこです。

今日のランチは冷蔵庫にあったこれを使って卵焼きを作りました。



袋の中身の正体は台湾の切り干し大根「菜脯(ツァイプー)」です。
(台湾語読みでツァイボーと呼ばれることも多いです)



日本の細長いものと違って、コロコロとした形をしていますね。

形も違いますが実は味も違います
しょっぱいのです。

日本の切り干し大根は、シンプルに大根を切って干したものですが、台湾では塩漬けにした大根を干して作ります。

色々な作り方がありますが、こちらのYouTubeチャンネルが分かりやすくて映像もキレイだったので、興味のある方はご覧になってください。




上のきれいな動画のレシピとは打って変わって、家にあるもので私が適当に作った菜脯蛋(菜脯の卵焼き)はこちらです。

玉ねぎのみじん切りと菜脯をオリーブオイルで炒めて、



卵を5つ溶いて、椎茸だし醤油と水を少し加えたものをフライパンにジャーっと流し入れて、



ある程度火が通ってきたら適当に形を整えて完成!



菜脯蛋」は菜脯を使った最も簡単でポピュラーな料理だと思います。

調味料に塩を使っていませんが、菜脯だけで調味料になってしまうくらい塩気が強いのでご飯のお供に最適です。

菜脯は日本人の感覚だと、切り干し大根というより「漬物」と言った方がいいかもしませんね。

菜脯蛋以外にも、お粥に入れたり、飯糰(台湾おにぎり)の具に使ったり、鶏のスープに入れたり、炒め物に使ったりと、色々な料理に使われる食材です。

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以前紹介した九份の阿蘭草仔粿の切り干し大根の草餅には、日本の切り干し大根に近い形状と食感の菜脯が使われています。



恐らく塩抜きしてその他の具を足して味付けをしてあるので、ポリポリとした食感の菜脯とはまた違って美味しいです。

日本のものとはちょっと違う台湾の切り干し大根「菜脯」、次回の台湾旅行で見かけたらぜひお試しください。


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