こんにちは、台湾のゆっこです。
私はたまに自分のお金を使いたいときは、日本円から台湾ドルへの両替をしています。
コロナ前は、日本に帰ったときに現金を台湾に運び、台湾の銀行で両替するという手順を取っていました。
しかし、コロナに突入し日本に帰れなくなったとき、はてどうしたものかと色々と調べた結果、
エポスカードの海外キャッシングで、台湾のコンビニのATMから台湾ドルを引き出す
というのが一番レートよく両替できるという結論に達しました。
この方法は、タイミングさえ間違えなければ、利息ゼロで銀行よりもいいレートで台湾ドルが手に入ります。
もうすぐ旅行も解禁になりそうですし、円安の中少しでもお得に両替できるといいですよね。
海外キャッシングは旅行通の間では当たり前のやり方のようですが、怖いイメージがあるし、借金には変わりないので、ちょっと躊躇しませんか?
でも、一度試すと凄く簡単で便利だったので、「日本の銀行にある日本円」を「台湾で台湾ドル」で引き出すオススメの方法として紹介します。
メリットデメリットもご確認の上、自己責任で利用していただければと思います。
初めに、キャッシングのメリット&デメリット
海外キャッシングはおすすめですが、メリットもデメリットもあります。
メリット
- なにより手数料が安い
- セブンイレブンで24時間引き出せる
- セブンイレブンならどこにでもある(両替場所を探す時間不要)
- 100元単位で必要な分だけ引き出せる(旅行者は特に便利)
- インターネットバンクから直ぐに返金すれば利息ゼロ(ただし注意事項あり)
エポスカードの海外キャッシング手数料は、
利息+ATM利用料220円です。(両替手数料はエポスカード持ち)
この利息を繰り上げ返済でゼロにすれば、手数料は220円(1万円以下だと110円)で済むというわけです。
そしてVISAインターナショナルレートは、台湾のどの銀行よりもいいです。
例えば2万円を両替する場合、今現在のレートで比較してみます。
VISAインターナショナルレート ⇒4580台湾ドル
台湾の銀行のレート ⇒4,238台湾ドル
342台湾ドルの差になりました。
日本円で約1500円もの差になります。
銀行でも手数料がかかる場合が多いので(一律100台湾ドルなど)、ATM利用手数料220円で済み、レートもいいとなるとやはりお得と言えます。
また、旅行時はその日に使う金額を少しずつ引き出せるので、一気に沢山両替して持ち歩くよりも安全ですし、最後の日に台湾ドルが沢山あまってしまった、なんてことも避けられます。
デメリット
- 上限2万台湾ドル(現レートで約9万円)しか引き出せない
- インターネットバンクから直ぐに返金しないと利息がかかる
- エポスカードの決済時期によって、すぐに返金できないタイミングがある(→注意事項、繰り上げ返済する方法を参照)
コンビニのATMは銀行のような金融機関ではありませんので、大金は引き出せません。
ある程度まとまった金額を両替したいときは銀行に行くのが現実的だと思います。
また、エポスカードの決済タイミングによって、すぐに繰り上げ返済ができない日が月に10日間ほどあります。また時間帯にも注意が必要です。
ATMで引き出す方法
セブンイレブンが成功率が高いという口コミが多いので、私もセブンイレブンでキャッシングをします。
ファミマだと失敗するケースがあるようです。
ATMの使用方法はこちらのブログが動画で見せてくれていて分かりやすいので、参考にしてください。
ATMの画面上、手数料が100台湾ドル(約460円)と表示されますが、実際は220円(1万円以下なら110円)しか請求されません。
ネットで繰り上げ返済する方法
つい最近、久しぶりにエポスカードの海外キャッシングを利用したので、繰り上げ返済の実際の画面をお見せします。
が、実は利息ゼロにしたかったところ失敗してしまい、1日分利息がついてしまいました。
何に気をつければいいのか分かると思いますので、そのままお見せします。
①台湾セブンのATMでキャッシング
引き出し額:2万台湾ドル
エポスカードより直ぐに利用履歴がメールで届きます。
メールの日時は日本時間なので、台湾で16:16に利用しています。
②エポスNetで繰り上げ返済する(翌日の操作)
決済が確定するまでに1日ほどかかりますので、実際の操作は翌日の夜行っています。
「お支払い予定額を見る」をクリック
キャッシング利用の翌日21時ごろの時点では、まだ支払い額があがってきていません。
22時過ぎごろ再度確認すると金額が表示されました。
キャッシング直後のメールには91,525円とありました。
この金額の差1,844円は、銀行引き落としまで放置した場合の利息がプラスされた数字です。
今から、この利息をゼロにすべく「繰り上げ返済」を行うということです。
「リボ払いに変更」をクリック
リボ払いで大丈夫?と思うかもしれませんが、このステップを踏まないと一括返済できません。
躊躇なくクリックしてください!
「キャッシング」タブの支払い額の欄にチェック
(利息ゼロの91,525円になっていますね)
どんどん進みます
クリック!
リボ変更した!とメールが2通届きます。
ネットバンキングで一括返済していきます。
画面を下へスクロール
ここで注意事項です!
支払いサービスが日本時間の23:30~23:59まで休止となり、日をまたぐと1日分の利息が発生してしまいます。
つまり台湾時間の22:30までに操作を終わらせる必要があります。
「全額お支払い」にチェック
「同意して次へ進む」をクリックする前に、ブラウザの設定でポップアップロックが解除されているか確認してください。(設定をしていないとまた「ネットバンキングで支払う」からやり直しです)
日本語版じゃなくてすみません。このように設定します。
この先は金融機関を選択して、各金融機関にログインなどして進んでいきますが、金融機関によって画面が違いますので割愛します。
ここで、注意点!
最近では金融機関のネット操作では、セキュリティ対策でワンタイムパスワードが必要になってきています。
私が使っている三菱UFJ銀行もスマホアプリでワンタイムパスワードの確認が必要なのですが、新しいスマホでアプリの設定をしておらず手間取り台湾時間の22:30を過ぎてしまいました。
そして、利息を1日分支払うはめに…
成功例をお見せするつもりが、失敗例に。とほほ。
繰り上げ返済が終わると、メールが届きます。
しっかり利息が1日分付いています。
利息は年率18%の日割り計算です。
91,525円×0.18÷365日=45円(1日分の利息)
もし繰り上げ返済を26日に行うと、
45円×5日=225円
が利息になります。
繰り上げ返済をする時間帯にも注意点がありましたが、もうひとつ大きな注意点があります。
次の章へ進んでください。
必読!注意点
実は繰り上げ返済がどうしてもできない日程が月に10日ほど発生します。
こちらの画面、青丸の日付に注目してください。
カードの締め日が9月27日、そして、次回の支払い額は10月7日に確定の予定とあります。
そして、なぜか9月27日~10月7日までの間は繰り上げ返済ができないのです。(エポスカードの作戦か??)
その期間は、「次回お支払い分」の金額が更新されません。
つまり、例えば9月30日に海外キャッシングをすると、決済が確定しているはずの10月1日に繰り上げ返済ができず、10月7日あたりまで待つことになります。
その間は毎日利息がついてしまいます。
あとは、先ほども書いた支払いサービスが日本時間の23:30~23:59まで休止ということに気をつけて、台湾時間の22:30までに繰り上げ返済を終わらせましょう。
まとめ
海外キャッシングは初めて利用するときは少し不安かもしれませんが、一度やってみると簡単便利、レートも良くて、利息ゼロで返せばお得なので、大変オススメな方法です。
ただし、メリットとデメリットをよく考えてから利用してください。
【注意すべき時間と日程】
〇決済確定したら(キャッシングした翌日のはず)、その日の台湾時間22:30までに繰り上げ返済を終わらせる
〇カード締め日27日から翌月7日までは繰り上げ返済ができない
【事前準備】
銀行のネット操作で必要なワンタイムパスワードなどの利用申請をしておく。
少し話がそれますが、エポスカードに自動付帯している海外旅行損害保険を実際に利用したエピソードも紹介しておきます。
また、ある程度まとまった金額の両替は銀行がいいと思いますので、台湾ブロガーのメイフェさんの記事を参照ください。
日本も台湾も、入国時の規制を緩和していますので、これから旅行の計画を立てる方も増えそうですね。
この機会に、海外キャッシングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
お気軽にコメントください
おつかれさまです。
かなり詳細な情報ありがとうございます。
宜しければ教えてほしいのですが、台湾のキャッシュレス事情ってどんな感じなのですか?
中国はほぼ全てがQRコードで、現金はあからさまに嫌な態度取られることあります。かと言ってクレジットカードが使える訳ではないし、日本でおなじみのPaypayやLINEPayももちろん使えないので外国人には厳しいです。
台湾ではJCBやVISAなどのクレジットカードが使えると旅行の時に良いなと思ってます。
クレジットカードでのキャッシングで現金の入手方法を詳細に紹介してるところをみるに、まさかの日本以上の現金社会なのかと、想像もしてます。
ハルキさん
台湾のエリアやお店にも寄りますが、市場や小吃店、個人経営の小売店は現金のみのお店が多いです。
コンビニ、デパート、ドリンクスタンド、大きめのレストラン、チェーン店、駅ビルに入っているような店、
スーパーはクレジットカードが使えます。
私が住んでいる基隆のような田舎町は台北に比べると現金のお店がやはり多いです。
あと、電車やバス、コンビニ、駐車場の支払いで悠遊カードが使えるので一枚もっておくと便利だと思います。
キャッシングの紹介をしたのは、旅行者が一番損をせずに両替をする方法をお伝えしたかったからです。
今の日本もキャッシュレス化を進めようとしている印象なのですが、台湾と比べてどうなのでしょうね。
台湾では食材を市場で買い物をすることが多いので、住んでいると現金は欠かせません。
ご返信ありがとうございます。
なるほどですね。ちょうど台湾と今の日本が同じ状況だと思いました。
スーパーやデパートやコンビニ、大手チェーン店の飲食店はクレジットカードや何とかPay。
個人商店とかは現金のみみたいな感じです。
私は中国の福建省に何度か行ったことあるんですが、夜店とか屋台でも全てWechatとかAlipayしか使えず、クレジットカードも使えないので、現金出すと「チッ」みたいな感じになるので、台湾はどうなのかなー?と気になってました。
中国は大手のスーパーや百貨店のような店でもクレジットカード使えなくて、QRコードしか使えない感じです。
おつかれさまです。
かなり詳細な情報ありがとうございます。
宜しければ教えてほしいのですが、台湾のキャッシュレス事情ってどんな感じなのですか?
中国はほぼ全てがQRコードで、現金はあからさまに嫌な態度取られることあります。かと言ってクレジットカードが使える訳ではないし、日本でおなじみのPaypayやLINEPayももちろん使えないので外国人には厳しいです。
台湾ではJCBやVISAなどのクレジットカードが使えると旅行の時に良いなと思ってます。