こんにちは、台湾のゆっこです。
入院前のバタバタとした1日が終わり(台湾出産ものがたり①)、深夜11時半ごろに病院をめざしました。
疲れているマルコスに代わって、マルコス母が運転を、そしてマルコス姉も見送ってくれるということで、家族4人で深夜のプチドライブです。
マルコス姉「緊張してきた?」
私「う~ん、まだかなぁ」
そう、この時はまだ陣痛の苦しみがどれほどのものか知る由もなく、悠長にかまえていました。
総合病院に到着し、深夜なのでとりあえず緊急の方の入り口の前で停車します。
マルコスとマルコス姉が車を降りて、入り口にいたおじさんに入院の旨を伝えると、車イスが差し出されました。
え???
おじさんはここの踏み台に足を載せて、と親切に乗り方をレクチャーしてくれました。
確かに腹囲100cm以上の大きなお腹の妊婦ですが、
歩けますよ!
通常の入り口から入って受け付けするようにとのことで、30メートルくらい離れた入り口まで車イスで移動するという謎のミッション。
もの凄い違和感を感じながらも、おじさんの親切にのることにする3人。
全く陣痛も始まっておらず元気な私が車いすに乗る、
車イスに適していないガタガタの路上でマルコス車イスを押す、
私やマルコスの重たい荷物をマルコス姉が持つ、
という謎の構図が出来上がりました。
なにこれ?
3人で意味不明なミッションに、笑いながら少し進むも、
ガタガタ、ガタガタ…
道が悪いので乗り心地もよくないし、押してくれていることも、荷物を持たせていることも申し訳なくなってきて、
私、歩くよ!
10メートルでミッション終了~
今度は車イスに荷物を載せて、通常の入り口に向かいました。
微妙な役割を終え、入り口に置き去りにされた車イス。
使命を全うできずにポツンと寂しそうに佇んでいました。
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