こんにちは、台湾のゆっこです。
今年は太郎の誕生日にケーキなんぞ手作りをしてみることにしました。
色々なところからアイデアを頂戴して、2歳児でも食べられるように、生クリームは「水切りヨーグルト」に変えて、スポンジケーキは「ホットケーキミックス」に変えて作ることにしました。
ただ、ホットケーキミックスを使ったケーキのほとんどが、あからさまにホットケーキを何枚か重ねてあって、フルーツやクリームでデコレーションしたものばかり。
茶色い焼き面が丸見えで、
なんだか美しくない…
普段、それほど美しいものにこだわっているわけでもないのに、どうせ作るならキレイなものを作りたいという「こだわりゆっこ」が発動しました。
そして、色々と工夫や偶然が重なってできたケーキがこちらです。
ホットケーキミックスを使って簡単に作ったようには見えない、かわいらしいケーキができあがりました。
これは、作り方をシェアするっきゃない!
ということで、その作り方です。(最後に材料をまとめています)
まず、前日の夜に無糖のヨーグルト1パックの水切り準備をしておきます。
道具は家にあるものを適当に使いました。
ヤカンの網のサイズがヨーグルト1パックを受けるのにちょうどよかったので、そこにキッチンペーパー2枚を敷いてから、ヨーグルトをどばっと入れました。
水受けは大きめのスタバのマグカップを使いました。
下の写真は翌朝の水切り後の状態です。
ヨーグルトのかさが減っていて、足りるのか不安になりましたが、結果ちょうどいい量でした。
では、ケーキの本体を作っていきます。
お気に入りのホットケーキミックスを1袋使って、同じような大きさのホットケーキを3枚焼きます。
フタをして蒸し焼くとしっとりします。
焼きあがったらフライパンについていた下の面を上にして、3枚重ねます。(上の面が平らになって、あとでデコレーションしやすい)
この時点では見栄えはやや悪いですが大丈夫です。
厚みが均一な中心部分にほどよい大きさの丸い器をあてて、包丁を縦にいれて丸くカットしていきます。
出っ張っている部分があれば包丁で切り落とし、なるべく側面のデコボコを減らします。(大体で大丈夫です)
「作りながら色々と考えてやってみて、できあがったら意外とよかった」というものなので、途中経過の写真を細かくは撮っておらず、ここからは説明のみになります。
水切りヨーグルトがそのままでは酸味が強かったので、ハチミツを混ぜます。
ハチミツの量ですが、甘くはしたくなかったのと、ハチミツが多いとヨーグルトの色が黄色っぽくなってしまうので、少しずつ様子をみて足していたら、甘くはないけどすっぱくはないチーズのような味になりました。
結果、それが丁度よかったです。
とはいえ、あまりにも甘味がないと味気ないので、各層の間は少しだけ甘くすることにしました。
ヨーグルトを一部別のお皿に移し、ハチミツをさらに足してほんのり甘いヨーグルトも用意します。
1層目のホットケーキの上に、ほんのり甘めヨーグルトを塗り、薄くスライスしたキウイを並べます。
2層目の下面(1層目にくっつく面)にも甘めヨーグルトを塗り、1層目に重ねます。
同じことを3層目も繰り返します。
甘めヨーグルトとキウイがはさまったホットケーキ3段ができあがったところで、本番用のお皿に移します。(これを忘れると後で移動が大変)
そして、いよいよ全体に甘くもすっぱくもないヨーグルトをぬっていきます。
回転台もない上に滑りにくいお皿だったので、下に乾いたキッチンペーパーを敷くと回転しやすくなりました。
上面と側面になるべく平らになるようにヨーグルトをぬったのですが、側面はホットケーキが3層になってデコボコしているため、どうしても茶色い部分がでてしまいました。
そこで、ごまかすために薄切りにしたキウイを側面に貼ってみると、なんと幅がケーキの高さにピッタリ!
しかも、見た目もきれい!
ということで、少しずつ重ねながらキウイを1周ぐるっと貼っていきます。
そして、上面にもキウイのスライスをならべます。
上面はキウイを2周させて高さを出すと見栄えがしました。
キウイの周囲は、たまごボーロと星形の赤ちゃん煎餅(台湾の赤ちゃん用のお菓子)で飾り付けをしてみました。
ちなみに、このプーさんのお皿は、当日の朝、キッチンの引き出しを物色していて見つけました。
きっとマルコス母がもらったか買ったかしたのでしょう。
カラフルなかわいい色合いが誕生日にぴったりで、見つけた瞬間テンションがあがりました。
用意していたろうそくがピンク色なので、このまま白とグリーンのシンプルな色合いでもいいかなと思ったのですが、マルコス姉に見せると、赤があるとキレイかも、と。
うん、やはり、そうだよね。
とは言え、今から赤いフルーツを買いに行くのもな…
と、ふたたび、家の中を物色。
すると、以前マルコス姉が買ったイチゴのドライフルーツを発見!
これだ!
ということで、飾り付けに使わせてもらうことにしました。
そして、太郎の好きな日本の赤ちゃんお菓子などを飾ってみると、なかなか見栄えのするケーキができあがりました。
2のロウソクを少しななめに刺すというのは、デザイン系出身のマルコス姉のアイデアです。
センスあるやん。(上から)
こうして、偶然の発見や、人のアイテムや人のアイデアをふんだんに取り入れて、初めてにしては見栄えのするケーキができあがりました。
太郎本人はなんのこっちゃ分かってはいませんでしたが、大好きなキウイが目の前に現れたので嬉しそうにしていました。
今回使った材料です。
- ホットケーキミックス 1袋
- 卵 2個(袋に書いてある分量は1個だけど、2個入れた方が美味しい)
- 牛乳 卵を増やした分、袋に書いてある分量より20ml程度減らす
- ヨーグルト無糖 1パック(500g)
- ハチミツ 適量
- キウイ 2個
- ドライイチゴ 飾り付けなのでなんでもよい
- 赤ちゃんお菓子
ホットケーキミックスは友人に教えてもらった日清の「極もち」というものを気に入って使っています。
断面はこちら。
最後に味ですが、家族には評判がよかったです。
大人が食べるには少し甘味が足りないので、あとから追いハチミツや追いメープルをするのもありです。
簡単に作れて美味しくて見栄えもするので、子どもの誕生日以外にも使えるケーキだと思います。
できあがりの達成感もなんとも言えません。
ぜひ、機会があればお試しください。
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