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台湾で初めての「月經博物館」がオープン

台湾ニュース
小紅帽より

こんにちは、台湾のゆっこです。

んん??と思わず二度見してしまった
「月經博物館オープン」というニュース。

「月經」は、女性に月に一度おとずれる
あの月経です。

月経博物館とは、
何とも斬新で台湾らしいと思い
ニュースを読んでみました。



非営利団体の「小紅帽With Red(赤ずきん)」が
3年もの準備期間を経て、
先月6月30日に全国で唯一の月経博物館
小紅厝シャオホンツォ (The Red House)」を
台北にオープンしました。

yahoo!新聞より



The Red Houseは市場の中にある
築50年の赤レンガの建物
リノベーションして作られました。

館内では身体への気づき、月経、性別の問題に関する
芸術作品が展示されていたり、
月経に関するストーリーが紹介されています。

小紅帽より
yahoo!新聞より
yahoo!新聞より



こういった展示品などに触れてもらうことで
人々の月経に関する汚名を晴らそうとしている、
とも書かれていました。

汚名ってなんだろう?
と思い読み進めると、
月経は正常な生理現象であるにも関わらず、
生理用品の広告では、
「あれ」
「親友」
「特別な日」

などの表現が使われているとのこと。

海外でも、
「黒船がやってくる」
「サメがやってくる」
「いちご週間」
などなど、
色々な呼び方があるそうです。

黒船という表現はなかなか面白いですが、
そんな表現をするのは、
月経は汚い、恥ずかしいというイメージがあるから。

公の場で月経の話をしてはいけないとか
月経中の女性は宗教の儀式に参加できないなど
色々な社会問題もあるようです。

たとえ女性同士であっても、
月経の症状は人それぞれ

学校や仕事に行けないほどの腹痛や腰痛があったり、
ホルモンの変化により意味もなく涙が出る、
無性にイライラするなど、
精神面に大きく影響がでる人もいます。

その一方で、心身ともにあまり変化がない人もいます。

症状が出るタイミングも人それぞれで、
月経前がつらい人もいれば、
月経中の症状が一番重い人もいます。

女性同士でもこれだけ差があるのですから
男性に理解してもらうのはなかなか大変なこと。

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台湾では生理休暇があったり、
生理(または生理前)で体調が悪いからという理由で
予定をキャンセルしたりと、
日本に比べると月経に関してオープンで
理解があるイメージがあります。

それでも、社会全体となると
まだまだ理解が足りないということでしょう。

男女間で月経についての理解を深めたり、
子供に性教育の一環として話をするきっかけとして
The Red Houseに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

小紅厝月経博物館
The Red House Period Museum

住所:台北市大同區重慶北路三段335巷40號
営業時間:火~金13:00-19:00、土日11:00-19:00
入館は無料
MRT最寄りは淡水線「圓山駅」

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