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台湾出産ものがたり⑫|入院編 独特!ちょっとお下品な名札

台湾で出産・子育て(43歳で出産)

こんにちは、台湾のゆっこです。

台湾出産ものがたり⑪で太郎(胎児名「夜王」改め)を産み落として完結しようと思ったのですが、そのまま入院編に続けることにしました。

台湾出産ものがたりを読んでもらえれば、なんとなく台湾での出産から入院中のことまでわかるように書いていこうと思います。

さて、入院二日目の朝8:45に太郎を産んだあと、満身創痍のまま廊下を挟んだ反対側の入院用の部屋に移動しました。(移動はベッドごと)

出産前はこの入院エリアが、痛みから解放されたママたちの花園に見えてとても羨ましかったものです。

台湾では経腟分娩の場合、入院は3泊4日と決まっています。(そのため、4日間をフルに使えるように初日は夜中の0時に病院にチェックインするというハードモードでした)

出産後病院に泊まるのは数泊のことなので、無料の3人部屋を選んでいました。

台湾のお母さんと触れ合えるかも、なんて期待も少しありました。

そんな期待はただの幻想に終わりましたが…



こちらが、私が実際に泊まった部屋です。
一番奥が私たちで、手前はノーバディ。
触れ合いゼロ…チーン…



実は、初日だけ一番手前に入院しているお母さんがいたのですが、終始カーテンが閉めっぱなしで顔を見ることなく、翌日の午前中には退院していかれました。

旦那さんの付き添いがなくて1人で過ごしているお母さんだったのですが、下のお子さんと電話しているのが聞こえてきました。

旦那さんは自宅で下の子のお世話とうい分業制を取っているのか、1人で病室にいるそのお母さんがとても逞しく見えました。

それにしても、台湾ではスマホの会話をスピーカーにして、周囲に丸聞こえにしている人が多いような気がします。

ビデオ電話だったのかな?

それにしても病室だからイヤフォンで小声でという配慮はございません。



ということで、ほぼ貸し切り状態で窓際というラッキーな場所で過ごすこととなりました。

澄み渡る青空に緑豊かな景色で、とても気持ちがいい!



はずが、私は疲れ切っていて熱もまだあったので、ひたすら寝、寝、寝。。。
特に産んだ日は体も頭も働かず、時間が許す限り泥のように眠っていました。



入院部屋に移動してまず始めにやったことは、看護師さんからの怒涛の質問に答える作業です。

タバコを吸うかとか、お酒は飲むかとか、日本の家族の病歴とか、仕事はしているかとか、多岐にわたる質問をされて長いな~と思った記憶がありますが、内容はあまり覚えていません。

看護師さんは私の回答を次々と機械に入力していました。

マルコスは入院手続きなどのペーパーワークを一手に担っているので、部屋にいたりいなかったりと忙しくしていました。



そうこうしているうちに、昼の12時、太郎がベビーカートに載せられてやってきました。

全てがうっすらピンクな太郎。



初めての授乳タイムです。

さっき産んだばかりでぐったりだけど、待ったなしの子育てが始まった瞬間です。

まずは母乳が出るかどうか、看護師さんに見てもらいます。

出産前に母乳のような分泌物が出る人もいるそうですが、私は出なかったので、母乳が出るイメージが湧きませんでしたが、看護師さんが絞るとじわっと少しだけ母乳が出てきてビックリ!

思わず低い声で「おーーー」と感動していたら、リアクションが珍しかったのか看護師さんに笑われました。

その看護師さんに母乳のあげ方を教わったのですが、少し日本語が分かる人で、「タコ、タコ」と連呼しながら教えてくれました。

小さくてふにゃふにゃの太郎を抱えて、太郎の口がタコになるように乳頭を咥えさせます。

上手くいくと「タコ、タコ、グーーーー!!」と独特の褒め方をして、看護師さんは去って行きました。

看護師さん、あなたのリアクションの方がよっぽどおもしろいですよ。



さて、初めての授乳が終わり太郎をカートに載せるときに気づきました。

太郎のネームプレート、、、



太郎は私の男

日本語だと「オレの女」とか「あたいの男」とか、あっちの世界の人が使う表現というイメージが。

出生証明書もこの通り。



せめて、「〇〇之男孩(男児)」という表現なら違和感ないのですが、こんな風に書かれると「太郎はあたいの男やで」ってな気分になってくる新米母なのでした。

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