こんにちは、台湾のゆっこです。
ブログを細々と続け、いつの間にか5年以上経ちました。
ブロガーと言えるほど更新頻度も安定していないのですが、そんな私でもたまにお仕事の打診メールをいただくことがあります。
ある程度は人の目に留まるブログになったのだと、こういったメールをいただくと大変嬉しいのですが、中にはなんじゃこりゃな内容のメールもあります。
お仕事依頼のメールをいただいたときの私のスタンスはこうです。
まずはさっと目を通して、私のブログと全く関係のない業種や関係のない商品のPR依頼の場合はスルーします。
私のブログと関係のある業種や商品の場合でも、文面にブログ名や私の名前さえ入っていない、定型文をバラまいたような全く熱量のない機械的な文面のときもスルーします。
ある程度私のブログと関係のある内容で、メールの向こうに人の体温を感じたり文面に個別性があると、つぎに企業のホームページを確認します。
そして、きちんとした企業だと思ったら(ほぼ私の直観)、仕事を受ける場合も事情があって受けられない場合も、きちんと返信をするようにしています。
さて、先日もある依頼のメールがありました。
内容を簡単に要約すると「自社が作ったAI自動音声によるレストラン予約システムのアフィリエイトリンクを指定の記事に貼って欲しい」というものでした。
指定の記事、つまり私のブログ記事のURLが貼ってあったので飛んでみると、台北の福大山東蒸餃大王を紹介している記事でした。
ここで直感的に思ったこと。
「この店を予約する?そもそも予約できるの?」
福大山東蒸餃大王を知っている方はピンとくると思いますが、台湾人にも人気のお店で、狭い通路に行列を作って並んでいる様子や相席しまくる店内の様子を思い浮かべると、とても予約する(できる)お店とは思えません。
人気のラーメン屋を電話予約するような感覚で、とても違和感がありました。
くんくん、きな臭いぞ。
企業のホームページに飛んでみると、トップページから「好きじゃない」デザインで、適当に他のページに飛んでもやっぱり「好きじゃない」と思いました。(この感性は結構大切にしています)
そして、私に依頼のあった「AI自動音声によるレストラン予約」システムについて読んでみると、現代ではオンラインで予約できるレストランが多い中、電話でしか予約ができないレストランに目をつけたという自分たちのアイデアに酔っている若者たち、といった印象を受けました。(実際に若いのかはわかりません)
このシステムの名称について明記は避けますが、システム名で検索をしてみると、勝手にレストランの情報を掲載されて迷惑を受けているレストランが何軒もあることがわかりました。
情報が間違っているけど修正してくれない、
システムから削除もしてくれない、
修正して欲しいなら加盟料を払ってメンバーになってくれと言われる、
といった内容のものでした。
日本のレストランだけではなく、海外にも手を伸ばした中のひとつが台北の福大山東蒸餃大王だったようです。
裏をとるために、マルコスにお願いして福大山東蒸餃大王に電話で確認してもらいました。
お店の回答は「そんなシステムは知らないし、そもそも予約を承っていない」とのことでした。
何かしらの法律にも触れそうだし、このような悪質な予約システムはそのうち消えるとは思いますが、みなさまくれぐれもご注意ください。
お気軽にコメントください