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マルコス姉、日本の空港でトラブる(関西空港編)

台湾の日常・家族


こんにちは、台湾のゆっこです。

前回の続きのお話です。

マルコス姉が4年以上ぶりの日本を思い切り楽しんでいる様子は、たまに送られてくる写真からも伝わってきました。

東京、新潟を回り、旅の締めくくりは大阪USJでスヌーピーのカチューシャを付けてはしゃぎ倒し、いよいよ関西空港から台湾へ帰るときがやってきました。

名残り惜しい中、空港内のお店で最後のお土産を買おうと背中のリュックからお財布を出そうとすると…

ない!

そこにあるはずのリュックがない!

30分ほど前にトイレに行ったときに、個室の内側にあるフックにリュックをかけて、そのまま置いてきてしまったのです。

急いでトイレに戻りましたが、リュックはありませんでした。

落し物として届いているかもしれないと、遺失物受付で調べてもらうも、やはり見つかりません。

リュックの特徴、中身、氏名、連絡先などを伝えて、離陸まで連絡を待つことにしました。

リュックには、台湾ドル、日本円合わせて10万円くらいの現金が入っていました。

現金のうち数千円は、私がお願いした買い物のお釣りも含まれます。

きっとマルコス姉のことだから、人のお金を無くしてしまい申し訳ない気持ちになったことでしょう。

そして、帰国前日に急にマルコス母の友人に頼まれてしまい、旅の終盤の貴重な時間を割いてわざわざ買いに行った薬まで無くなってしまいました。

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この日の関西空港は大勢の外国人で込み合っていました。

それほど大きくないリュックなので、そのまま持っていかれたか、お財布など中身だけとってリュックはゴミ箱に捨てられたか…

あの外国人の中の誰かにきっと盗られてしまったのだろうと、段々と絶望的な気持ちになり、涙が出てきます。

幸い、パスポート、クレジットカード、スマホは首から下げる小さなポーチに入れていました。

スマホでマルコス母に泣きながら電話をかけます。

その電話の直後に、私もマルコス母から何が起こったのかを聞きました。

家族のLINEにはなにもメッセージが入らなかったので、私からはなにも聞かずに帰国を待つことにしました。

写真のマルコス姉もLINEの文面もとても楽しそうだったのに、どうして最後にこんな事態になってしまったのか。

楽しいはずの日本旅行が涙で終わるなんて可哀そうすぎる、帰ってきたらせめてマルコス姉が好きなものでもご馳走しよう、そう思っていました。



マルコス姉が桃園空港に帰ってきたのは20:30ごろでした。

ふとスマホをチェックすると、一通のメールが届いていました。

『マルコス姉様

 関西空港ターミナルエリア遺失物担当でございます。
 似たようなものがこちらに届けられました。

なんと、リュックが届けられていたのです。

文面にはリュックに入っていた現金の金額も書かれており、中身が無事であることもわかりました。

文章はさらに続きます。

リュックの保管期限は2週間で、返還方法は以下の3通りから選んでくださいとのことでした。

1. 国内着払い発送(海外発送不可)
2. 2週間以内に関西空港での受け取り
3. 2週間以内に代理人が関西空港で受け取り(委任状が必要)



ここから、マルコス姉のラッキーが発動します

日本に住んでいる友人(台湾人)のご両親が基隆在住で、しかもちょうど友人がご両親に送りたいものがあったので、マルコス姉のリュックも同梱してもらえることになったのです。

ということで、関西空港から友人の自宅に着払いでリュックを送ってもらい、友人がリュック入りの荷物を基隆のご両親へ送り、ご両親がマルコス姉宛にリュックを送る、というルートで無事にリュックが戻ってきました。

リュックを無くしてから2週間後くらいでした。



ここで、みなさんが思ったであろう「リュックを無くしてから30分後に気づくって遅くない?」という疑問について解説いたします。

ずばり、「リュックがないことに長時間気づかない」はマルコス姉あるあるなのです。

マルコス姉は、今は在宅勤務なのですが、コロナ前に通勤していたころに、何度か会社用のリュックを忘れて会社に行っています。

首からスマホと悠遊カードを下げていて電車は問題なく乗れるので、オフィスに着いてから、背中にあるはずのものがないことに気づくのです。

お昼休みにお財布をリュックから取り出そうとしてから気づくことさえあったはずです。(私の記憶が確かなら)

ということで、家族の中で一番付き合いの浅い私でも、マルコス姉らしいな~と思うリュック置き去り事件でした。



もうひとつ、今でも謎なのは、なぜもっと早く見つからなかったのかということです。

落し物を拾ったら、ましてや空港では尚更、すぐに落し物を届けると思うのです。

パスポートなどすぐに必要なものが入っているかも知れませんから。

でも、今回はリュックを無くしてから遺失物受付に行くまでに30分以上は経っています。

さらに、実はマルコス姉はリュックの色を間違えて伝えてしまったことに気づき、再び遺失物受付に戻って確認をしてもらっているのです。

二度目の確認の時点で見つかってもおかしくないのに、なぜかメールはフライト中に届いたという大きなタイムラグがありました。

もっと早く見つかっていたら関西空港で受け取ることもできたし、フライト直前でも見つかったというメールを受け取っていれば、数時間落ち込んだ気持ちで飛行機の中で過ごす必要もなかったのに。

少し謎は残りますが、とにかくリュックが戻ってきて本当によかったです。

みなさんもトイレやお店を出るときは、荷物の確認を忘れずに~!

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