こんにちは、台湾のゆっこです。
前回の話のつづきです。
物件の内覧をした翌日、物件のオーナーであるマルコス母友人の娘さんとランチで顔合わせをしました。
どんな人が住むのか会っておきたいというのが趣旨のランチ会です。
内湖にあるオーナーさんの職場近くのレストランで待ち合わせをしました。
内湖は街並みが日本と似ているので、いつも居心地がいいと感じます。
早めについたので、お店の前でオーナーさんを待ちます。
ほどなくして、オーナーさんがやってきました。
さて、大企業でマネージャーとしてバリバリ働くキャリアウーマンであるオーナーさんはどのような女性だったのでしょう。
オーナーさんは「キウィさん」と呼ばれているので、ここからキウィさんと呼ぶことにします。
キウィさんは、ジーンズ地のワイドパンツにニット、足元はスニーカー、そしてドラえもんの小さなナイロンの手提げをもって現れました。
全体的に小ぎれいでカジュアルな服装で、肩ひじ張っていなくて台湾らしいなと思いました。
広々としたお洒落なカフェレストランの二階の片側ソファー、片側椅子という席でした。
きっと日本ならどちらかに私たち家族が並び、キウィさんと対面するように席をとるところを、太郎がいて私が左利きということもあり、ソファ席にキウィさん、その右に私、私の正面にマルコス、私とマルコスの間の誕生日席に太郎という配置に座りました。
軽く挨拶をしてから、まずはメニューを選びます。
メニューを選んでしばらくすると、太郎がお店の階段で遊びたがったのでマルコスが付き添って遊ばせるために席を外しました。
残されたのは初対面の女子2名、
またの呼び名を家主と住人候補。
そんな2人がソファに横並びで、女子トークタイムが始まりました。
キウィさんが英語を話す方だったので、英語で話ができました。
キウィさんは私と同年代に見えたし、初対面ながら気が合いそうで、とても話しやすく、話が弾みました。
きっとキウィさんも同じように感じてくださったのだと思います。
台湾にきてどのくらいかというお決まりの質問から始まり、マルコスとの出逢い、キウィさんの仕事の話、お互いの母親の話などなど、物件うんぬんではなくお喋りをしていました。
しばらくすると、マルコスが汗だくになって太郎を連れて戻ってきました。
太郎がずっと階段を上り下りしていたので、心配性なマルコスは神経と体力を使ったのでしょう。
全員が揃ったところで、ようやく本題です。
家賃は1000元だけ値下げに成功、追加で清掃をお願いしたい箇所、他の階の住人について、契約をいつからにするか、、、
ひと通り話をしました。
その後、マルコスも話し好きなので、引き続きお互いの仕事の話や、太郎の話、家族の話など話題は尽きず、私はキウィさんに日本マーケットの相談をされたり、太郎を赤ちゃん用パソコンの広告モデルにどうかと写真を撮ったりという場面もありました。
そして、気づくと11:30の待ち合わせから2時間半も時間が経過しており、キウィさんは会議があるからと先にお店を出て行きました。
キウィさんからは特に「君たちを住人として認めるよ」という言葉はありませんでしたが、こうして無事に新住人として採用されました。
ちなみに、太郎はスマホを向けられて警戒し、キウィさんや私たちのあやしには一切反応せず超真顔で写真を撮られていました。
その後、モデルの件については音沙汰なしなので、そちらについては不採用となったようです。
今回、台湾に引っ越して初めての物件探しを経験して、日本とはたいぶ勝手が違うことがわかりました。
不動産サイトには間取りはあまり載っていないし、
まだ人が住んでいて洋服や物で溢れかえった部屋の写真が掲載されていたり、
台湾のイメージよりずっと家賃が高いし、
キレイだと思うと屋上に立てられた違法建築物件だったり、、、
探せば探すほど、日本の物件探しは楽だったな~と思わざるを得ませんでした。
地域と予算で絞ると、思っていた以上に住みたいと思える物件が見つからず、候補ゼロ状態がずっと続きました。
そして、物件探しを始めてから1年数ヵ月もかかって、ようやくマルコス母のつてで物件が見つかったのです。
今回の物件の他に、1年ほど前に一件だけ住みたいと思った物件があったのですが、そちらもマルコス母のつてでした。(惜しくも他に買い手見つかってしまい引っ越せずでした。詳細は下の記事)
そして、思いました。
台湾の物件探しで重要なことは「コネ」。
1年数ヵ月物件を探して、家主を直接紹介してもらえた2物件のみが引っ越し先候補でした。
家主とのコネクション、もしくは信頼できる不動産屋の営業マンとのコネクションが、台湾の物件探しには必須なのではと感じています。
これから引っ越しに向けて色々と準備が必要です。
日本とは勝手が違いそうな気がしていますので、また気づきがあれば記事にします。
そして、新物件の1階にクセが強めなおばさんが住んでいることが分かりました。
きっと、このおばさんは今後ブログに登場することになるでしょう。
最後に、キウィさんにご馳走になったカフェがとてもよかったので、店名と場所だけシェアします。
今思えば「Journey Kaffe」だなんて、これから旅が始まるようでワクワクするじゃない♪
【覚旅咖啡/Journey Kaffe 西湖店】
No. 24號, 瑞光路583巷內湖區台北市114
02-8751-3227
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