台湾のおもしろ慣用句|「龜毛(亀の毛)」ってどういう意味?

台湾の文化、生活


こんにちは、台湾のゆっこです。

先日、太郎がお昼寝中に大人4人でコーヒーブレイクをしていたときのこと。

話の流れは覚えていませんが、龜毛グェイマオという初めて聞く慣用句が誰かの口から出てきました。(記憶力なさすぎ)

発音から漢字は想像ができたのですが、「亀の毛…???」とまったく意味が分からなかったのでマルコスに聞いてみると、

・好き嫌いが激しい
・口うるさい
・こだわりが強い
・細かい

といった意味だとのこと。

英語の「picky」ですね。

ふむふむ、なるほど。

そして、思いました。

それって私じゃん!

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私は食べ物に関しては龜毛ではないけど、生活面ではわりと龜毛だな~と思うのです。

そして、「龜毛って私みたいな?」と言って一同を笑かしました。

ええ、自他ともに認めるこわだりツヨ子なんですよね。



さて、私の性格はさておき、龜毛の由来を調べてみました。

元々は台湾語の慣用句で、「亀に毛が生える」という意味から、人のあら探しをする人を指すようです。

ゆっこ
ゆっこ

台湾語とは…

主に台湾の年配者が使う中国福建省の閩南語から派生した言語で、中国語とはまるで単語が異なるのだ!
ゆっこは話せないし聞き取れないよ!



中国のオンライン百科事典「百度百科」には、台湾の若者の間で使われる慣用句と書いてありましたが、マルコス姉によると子供のころからある慣用句だそうで、特に若者の間で使われているということではなさそうです。

台湾語由来ということからも、ある程度昔から使われていたと思われます。

そして、付き合うのがメンドクサイくらいこだわりが強すぎる人のことは、「龜毛很多」と言います。

亀に毛がボウボウに生えている姿を想像すると笑えますが、なぜ亀がモチーフになっているのか、なんだか不思議でおもしろい慣用句だと思ったので紹介してみました。

年を重ねるにつれて、毛がボウボウになっていくのではなく、どちらかというと毛がツルツで付き合いやすい人間になりたいものです。

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