こんにちは、台湾のゆっこです。
マルコスの従妹の赤ちゃんに、お下がりのバンボを持って行ったときのことです。
ランチになにを食べるかマルコス従妹が色々と候補を出してくれた中に「ラーメン」というキーワードが登場しました。
その時点で、ラーメンにロックオン状態になった私。
ラーメン。
魔法の言葉です。
ということで、ラーメンに決まったのですが、真夏の台湾で昼間に赤ちゃんと1歳児を連れてラーメンを食べに行くのは至難の業。
そこで、お店をよく知っている従妹が買いに行ってくれることになりました。
その間、赤ちゃんを預かると申し出た私だったのですが、私が赤ちゃんを抱っこすると太郎が嫌がるので、結局マルコスにお任せすることに。
マルコスは、首も座って身体もむっちりした赤ちゃんを、ものすごく慎重にぎこちなく抱っこしていました。
太郎が生まれたばかりのときの抱っこの仕方と同じで、いつまで経っても慣れない感じがマルコスらしいなと思いました。
さて、従妹がラーメンを買って帰ってきました。
私は日本では見たことがなかったので、揚げエビラーメンを注文していました。
紙の器に濃厚なスープ。
台湾ではお馴染みのビニール袋に麺と煮卵。
もう一つの紙の箱を開けると、思っていたよりも立派なサイズのエビが入っていました。
殻ごと食べてみるとバリバリと香ばしくて美味しかったです。
お店で食べたら、これがラーメンの上に乗って出てくるのだろうか。
なんだか面白い創作ラーメンですね。
ラーメンを食べ終わって話をしていると、従妹に「日本人がラーメンを音を立てて食べるのは、お店の人に美味しかったと伝えるためだよね?」と聞かれました。
え??なんだって??
一度では理解できず、もう一度聞いてみてもやはり同じことを言っています。
そんな説は聞いたこともありません。
麺をすする理由など考えて食べたこともないし、ただの習慣としか言いようがないので、そう答えました。
従妹だけではなく、マルコスも「音をたてる=美味しいと伝えるため」と思っていたそうです。
年齢も住む場所も異なる従妹も同じ説を信じていたとなると、これは台湾人の間で通説になっている可能性も出てきます。
マルコスいわく、記憶をたどると学校の先生から教わったとのこと。
おいおい、先生よ。
でも、きっとその先生も生徒を騙そうとしたわけではなくて、「日本人は美味しいと音をたてて麺をすする」という話を信じていたのでしょう。
もしかすると、日本人が冗談で伝えた話を鵜呑みにして、それが日本の文化として台湾に広まったのかもしれないですね。
日本に旅行した台湾人が、「美味しいよ!」という思いを込めて頑張って音を立てて麺をすする姿を想像すると、健気でかわいらしくて笑えてきます。
思わぬシーンで発覚した、台湾人の日本人に対する誤解。
まだ他にもありそうですね。
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