こんにちは、台湾のゆっこです。
台湾の屋台でよく目にする「愛玉」は、知らないと卵料理なのか、何か丸い食べ物なのか、一体何ものだと思ってしまう人も多いのではないでしょうか。
今日はそんな「愛玉」の正体と、家庭での作り方を紹介します。
「愛玉」とは
「愛玉子」という台湾固有のつる性植物の種子から作ったゼリーを使ったデザートが「愛玉(アィイ- Ài yù)」です。
愛玉子ゼリー自体には特に味がないので、レモン汁とはちみつやシロップなどで味を加えて食べます。屋台ではゼリー入りのはちみつレモンみたいに、飲み物として提供される場合も多いです。
愛玉屋の店頭にたまに置かれている茶色っぽい塊が、愛玉子の種子です。この種子に豊富に含まれているペクチンがゼリーの元になります。ちなみに、緑色のフルーツは台湾のレモンです。
屋台では大きさ、内容などによりますが、30~50元(110~180円)くらいで食べられます。
自家製「愛玉」の作り方
材料
- 愛玉子の種子 40g
- ミネラルウォーター 2L
- 布袋
- レモン 数個(お好みで)
- はちみつ(シロップ) 適量
愛玉子の種子は市場やスーパー、オンラインで買えます。意外と高いので少量買えばOKです。私たちは確か100gで700元だったのを少量買いました。
種子なので台湾で買って日本に持ちこめないと思っていましたが、日本でもオンラインで買えるようです。参考までにリンクを貼っておきます。
布袋は愛玉子を買ったらくれたので、それを使いましたが、なければ木綿のガーゼやきれいな布巾などを使ってください。
水は必ずミネラルウォーターを用意してください。ミネラルウォーターに含まれるカルシウムが愛玉子のペクチンと作用してゼリーができるそうです。ボトルをよく見ると「最天然の透明飲料」と書いてあって、ちょっと怪しいですが、TQFマーク(台湾優良食品認証マーク)が付いているので安全な水のはず。
愛玉ゼリーの作り方
①愛玉子の種子を40g測り、布袋に入れる。
②鍋などにミネラルウォーターを2L入れて、良く洗った手で種子の入った布袋をもむ。(10分間程度)
たまに親指で押しつぶしてみたりしながら続けます。
数分で水が濁ってきます。
5分も経つと、ぬめりもだいぶ出てきます。
10分くらいで、茶色くて粘り気のある水が出来ます。
③冷蔵庫に入れて2時間くらい冷やして固める。
④スプーンなどで適当な大きさに切り、レモン、はちみつ(シロップ)を加えていただきます。
出来立ては写真の様にゼリー状ですが、時間が経つにつれて水分が多くなっていきます。食べきれなければ、翌日にゼリー入りのドリンクとして飲んでも美味しいです。
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