こんにちは、台湾のゆっこです。
初めはただの旅先でのダンスのパートナーだったマルコスと、どのように付き合いが始まったのでしょうか。
マルコスとLINEを交換
初心者講習の間も、その後のソーシャルダンスの間も、マルコスと色々と話をしました。と言っても、ソーシャルは曲が変わるたびにダンスパートナーも変わるので、付きっきりという訳ではありません。
私は台湾で踊るのは初めてだったので、色んな人と踊ってみたくて、誘われたら断らずに踊り続けていました。
私が他の人と踊っている間、マルコスは壁際でポツンとしている母に話しかけて相手をしてくれていました。
マルコスに後から聞くと、英語、中国語と少しだけ知ってる日本語でコミュニケーションをとっていたそうです。
そんな中、マルコスに台湾に来たことはあるかと質問されました。
実は台湾は私の初めての海外旅行の地だったので、高校の卒業旅行で20年以上前に来たことがある、と伝えました。
すると、少し間がありマルコスが驚いています。マルコスは私を年下だと思っていたようです。
ふふふ、どうだ、結構年齢いってまっせ~
年齢を突きつけた後、母と約束していた10時になりました。帰ろうとする私達に気づいたマルコスがこちらへやって来ます。
そして、母の目の前で連絡先を交換したい、と言われました。断る理由もなかったので、LINEを交換してバイバイしました。
マルコスからレポートが毎日届く
LINEを交換し、宿に帰って暫くすると早速マルコスから「帰宅した」というメッセージと共に、ペットの猫の写真が送られてきました。
翌日、私達の帰国日、今度は友人と車のエキシビジョンに来ていると、メッセージが入ります。そして、マルコスと車の写真や友人達の写真が送られてきました。
日本に帰ってからも、毎日毎日、1日も欠かさずにメッセージと写真が届きました。私の感覚からするとこれはレポートです。
家族や親戚の紹介と写真、過去の仕事や今の仕事の話と写真、会議中だという報告と写真、空が綺麗だからと写真、信号待ちだと写真、といった具合に、こちらが返信をしてもしなくても、マイペースに色々なレポートが毎日何通も届きました。
よく知らない人から毎日レポートが届くのです。
あなたならどう思いますか?少し気持ち悪くないですか?
でも、マルコスの雰囲気のせいか、私は全く嫌な気持ちはしませんでした。
2018年3月 ゆっこ再び台湾へ
キューピッドはダンサーTさん
毎日マルコスとLINEをする日々が続き、1ヶ月ほど経った頃、台湾のダンス情報を教えてくれたベテランダンサーTさんにお礼も伝えてないことに気づきました。
そして、遅くなりましたが、台湾ではダンスを楽しめた旨を伝えました。
当時、私は名古屋に住んでおり、Tさんは東京在住でした。たまたま名古屋のダンスイベントに参加されたときに一緒になっただけで、1度しかお会いしたことはありませんでした。
そんな薄~い関係だったTさんから、返信と同時に「3月に東京から何人かで台湾に踊りに行くけど、名古屋から参加しないか」との誘いを受けたのです。
毎日のレポートから、マルコスが良い人物であることは分かるけど、もう一度実際に会い(見極め)たいと思っていたので、それほど迷うことなく台湾行きを決めました。
この Tさんの誘いがなかったら、出逢いから2ヶ月後に再び台湾に行くことはなかったと思います。人生にはこういう不思議な縁が時々あるものですね。
マルコスとの再会
再会の日は土曜でした。しかし、あいにく仕事が入ってしまったマルコスは、仕事の後にダンスの会場に迎えに来てくれました。
まだ、会うのは2度目だったのですが、何の緊張も抵抗もなく助手席に乗ったのを覚えています。
そして、観光地でも有名な士林夜市で色々と名物を堪能したあと、私の宿泊先まで送ってくれました。
日曜日の朝はマルコスが宿に迎えに来てくれました。
台湾風おにぎりと豆乳の朝食から始まり、彼のプランでドライブです。その間、色々な話をしてくれました。
兵役中にあった怖い話、過去の恋愛の話、仕事の話、家族の話…
結構話が好きな人なんだなと思って聞いていました。
そして、話を聞きながら、毎日レポートしてくる台湾人の横でリラックスして過ごしている自分に気づきました。
しかし同時に、この人は一体なんなんだろう?という疑問もどこかにありました。帰りも宿まで送ってもらい、楽しく何事もなく1日が終わりました。
一体、マルコスは何なんだ。。。
マルコスが彼氏になる
月曜日、マルコスは仕事です。
私は火曜の早朝に日本に帰るので、最後に晩ご飯を食べることになっていました。
火鍋が食べたいという私の要望に答えて、マルコスが探してくれたお店に向かいます。
道中、せっかくだからビールで乾杯でもしようと話していたのですが、火鍋の後にコンビニで缶ビールを買って公園で飲むと言います。
え…?
後から知りましたが、台湾ではあまりレストランでアルコールを注文しません。
ちょっと私の頭の中の乾杯イメージと違いましたが、私は外で過ごすことも好きなので、公園缶ビールを楽しむことにしました。
緑の缶で中央に「生」と書いてある台湾ビールが美味しいのだとか。そして、これを置いているコンビニは少ないのだとか。
そんな説明を受けながら、コンビニで買い出しです。
ありました!「生」ビール!
早速、すぐ近くの公園で乾杯です。美味しい!3月でも暖かい台湾なので、外で飲むビールが更に美味しく感じます。
さて、そうこうしている間に、マルコスの終電の時間が近づいてきました。私は歩いて宿に帰れますが、彼は遠いので電車に乗らないと帰れません。
促しても、彼はなかなか帰ろうとしません。
ふと、マルコスが黙ります。
そして、告白されました。
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