こんにちは、台湾のゆっこです。
マルコスは太郎かわいさのあまり
あれができた、これもできたと
太郎のやること成すことを
過大評価しがちです。
でも、実際はよく観察すると
いや、たまたまだろ、
ということもしばしば。
先日、マルコスがまた太郎をほめていました。
「太郎は天才だね!」
その後に、
「おバカ親だね(日本語で)」と一言。
「親バカ」って言いたかったんですね。
一応正しい日本語をと思い、
「それは親バカって言うんだよ」と教えました。
ゆっこ
マルコスは「お」をつければ丁寧になるからと、
とりあえず「お」をつける癖があるよ
それからしばらくして、
また親バカが話題になったときに、
今度はマルコスが「バカ親」と言い間違えました。
そこで初めて気づきました。
「親バカ」と「バカ親」って
単語を逆にしただけなのに
こんなにも意味が変わるのだと。
「親バカ」は場合によっては可愛げがあるし、
自らを親バカと言ったり、親しい間柄だと
相手を親バカだなんて言ったりもできる
どちらかというと陽な雰囲気の言葉です。
一方、「バカ親」には棘があって、
他人の親としての言動を非難するような、
どちらかというと陰な雰囲気がある言葉です。
もしマルコスが「親バカ」と「バカ親」を
言い間違えたら、シチュエーションによっては
相手に嫌な思いをさせるし、
怒られてしまうかもしれません。
ちょっと単語を入れ替えただけで
こんなにもニュアンスが変わってしまうなんて
やはり日本語って難しい!
でも、おもしろい!
マルコスのおかげで「日本語」を
観察し直すよいきっかけをもらっています。
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