引っ越し当日(前半)|土地の神様にご挨拶&大量の水餃子

台湾の文化、生活


こんにちは、台湾のゆっこです。

なんとか住めるだろうという状態になった新居への引っ越しの日がやってきました。

バタバタし過ぎていて、最後の夜も普段通りに眠りにつき、5年と少し生活していた家から引っ越すというまぁまぁ大きなイベントも淡々と過ぎ去っていくような感覚です。

もっとも、市場や親子館などの生活エリアは変わらず、マルコスの実家と車で6~7分、徒歩ならお散歩にちょうどいい距離といった場所への引っ越しですから気楽ではあります。

よく考えると、私は日本から台湾に引っ越したのですから、今回はかなり近距離な引っ越しとも言えます。



さて、台湾では引っ越しの日はイベントが盛りだくさんでとても忙しいことを今回初めて知りました。

我が家は2歳児を考慮して簡易的に行ったようですが、それでも色々とありました。

まず、午前中は土地の神様にお参りをします。

「これからお世話になります、マルコス一家です!
 新参者ですがどうか私たちをお願いします!
 うっす!」

というご挨拶をするのです。

これは、一家の主が代表でお参りをすればいいそうなのでマルコス担当です。

本来の予定では、マルコスと一緒に新居にものを運び、マルコスが近所の廟(みゃお)でお参りをしている間に私は新居のトイレなどの掃除をする予定でした。

しかし、太郎がどうしても私から離れなかったので、代わりにマルコス母に荷物運びをしてもらうことになりました。

当日までも、予定通りには進ませてもらえまへん。

お供え物は多ければ多いほど神様も喜ぶそうですが、そんなに準備している余裕はなく、当日にマルコスが自宅の冷蔵庫からフルーツを何種類か持っていっていました。

こだわっているわりにゆるいところがマルコスらしいです。



儀式にはそれぞれ適した時間帯があるそうで、土地の神様のお参りは午前中にする必要があります。

基本的に朝が遅め族なので、時間に余裕はありません。

マルコスとマルコス母はいそいそと出かけて行きました。

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暦によると私たちの入居は13:00~17:00の間がよいらしく、入居する際に行う儀式は15:00までに行うのがよいという、時間のしばりがあるので午後も予定がつまっています。

午後の入居イベントには義理伯母「大阿姨だーあーいーも参加します。

なるべく人が多くてにぎやかな方がよしとされるのも台湾の特徴です。

マルコスとマルコス母が帰ってくる前に、大阿姨が300個もの大量の冷凍水餃子と共にやってきました。

メンバーは60代後半女2人、40代女2人、辛うじて30代男1人、2歳児太郎。

この面子に水餃子300個は多すぎます。

大食い選手権も台湾の引っ越し儀式の一つ?

いえ、そうではありません。

大阿姨が300元分の水餃子を電話で注文して取りに行ったら、お会計1500元と言われびっくり!

なんと、お店の人が300元を300個と聞き間違えて、大量の水餃子が用意されていたそうです。

用意されていたのなら買おうじゃないか、ということで大量の水餃子が入った段ボールを抱えて大阿姨が現れたのです。

そうこうしているうちに、マルコスとマルコス母が帰ってきました。

後半へつづく

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