こんにちは、台湾のゆっこです。
昨日に引き続き、台湾の家族の話です。
私がご飯を食べている間に、マルコス母に太郎のご飯を食べさせてもらうことがあります。
つい先日のこと、急に隣の太郎が
「ごほぉ~ごほっ!ごへっごほぉ!」
といった具合に激しく咳込んだので見ると、顔を真っ赤にし、目は涙目になっていました。
また変なところに食べ物が入ったのだろうと、背中を軽く叩いてご飯を出させるとすぐに落ち着きました。
マルコス母によると、口にまだ食べ物が入っていたので待っていたら、テレビを見ながら遊ぼうとして急に咳込んだとのこと。
大人でもありますよね、何かの拍子に気管に食べ物が入ってしまって咳込むこと。
ただ、太郎の咳込みが激しめだったのでマルコス母はびっくりしてしまったようです。
「あー驚いた」と両手で胸を抑えて深呼吸し、少し涙目になっているように見えました。
その騒ぎを聞いて、部屋から出てきたマルコス姉も心臓が止まるかと思ったと言っていました。
私はひとり、心臓はピクリとも波打たず、太郎の様子を観察していました。(そもそもボーっとご飯食べてないで、太郎の様子ちゃんと見ておけよ!)
マルコスは不在でしたが、もし居合わせたらすごく心配しただろうと想像できます。
その後、マルコス母は少し落ち着くためにトイレに行ったので、残りは私が食べさせました。
マルコス母が戻ると、今までもあったと具体例を伝え、私たちが咳込むあれと同じだと説明をしました。
ご飯を食べさせるのをお願いした手前、自分のせいだと思ってほしくなかったというのもあります。
それにしても、びっくりして両手で胸を抑えうつむき加減で自分を落ち着かせようとしているその仕草は「びっくりのお手本」のようでした。
傍から見ていて本当に驚いたのだと伝わってきて、素直な人だな~と思いました。
私が引っ越してきた当初はマルコス家で白い猫を飼っていました。
だいぶ弱ってきてしまったときに、マルコス母と2人で獣医に連れて行ったことがありました。
獣医が休みの週末に、自分たちで点滴を打ってあげなければ命が危ないという状況でした。
先生が点滴の打ち方を説明しながら実際にやって見せてくれたのですが、今以上に中国語ちんぷんかんぷんだったので、マルコスに見せられるように動画を撮りました。
そのときのマルコス母、顔をゆがめて怖がり、背中を向けて一切見ない!
もう怖がってしまって、猫を抑えるのも私という。
おいおい、マジかよ、説明聞いてちゃんと見てくれよ
と、まだマルコス母のことをよく知らない当時の私は思いました。
でも、一緒に過ごしているうちに分かってきました。
ドラマや映画の痛そうなシーン、ちょっと大きな音が出るシーンで、まるで自分事のように痛そうな顔をしたり、本気で驚くのです。
痛そうなシーンで痛がるのは、マルコスもマルコス姉も同じです。
私の感覚が鈍いのかと思うほど、とにかくリアクションが大きい。
人目をあまり気にしない台湾の人たちだからこそ、思い切り感情表現ができるのかもしれませんね。
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