こんにちは、台湾のゆっこです。
台北から十分までの行き方は、電車、バス、タクシーと方法がありますが、今まで友人を案内してきた経験からは電車(台鐵)がオススメです。
- 平溪線という超ローカル電車もなかなか楽しい
- 乗換え駅の「瑞芳」のランチが美味しい
- 電車は計画が立てやすい
といったことがオススメの理由です。
特に瑞芳のランチ。
旅の貴重な一食は、なるべく美味しいものを食べて欲しいな~と思うわけで、そうなると瑞芳でのランチは十分の50倍くらいオススメです。
十分はグルメに力を入れている場所ではないんですよね。
色々と考えつつ、今まで何度も友人たちを十分や九份に案内しているうちに出来上がった鉄板コースがこちらです👇
個人の事情や好みがありますから、もちろんバス、タクシーもいいと思います!
前置きが長くなりましたが、電車オシなので、本記事では電車を乗り継いでの十分への行き方を詳しく解説しています。
タクシー、バスについても最後に簡単に解説していますので、よろしければ参考にしてください。
台北から十分まで【電車】で行く
台北から電車で十分へ行くには、台北→瑞芳→十分というルートになり、瑞芳駅で平溪線に乗り換えます。
ここで注意すべきは、平溪線は1時間に1本と、本数が少ないことです。
それでは、行き方を具体的に解説していきます。
台北→瑞芳
<車種、所要時間、運賃>
台北駅から瑞芳駅まで台鐵(TRA)を使います。
運賃や所要時間は、車種によって異なります。また、同じ種類の電車でも、時間帯によって所要時間には結構なバラつきがあります。
車種 | 所要時間 | 運賃 | |
自由席 | 区間、区間快、復興、 莒光、自強 | 約35~60分 | 49元(25元) |
指定席 | 莒光、自強 | 約35~50分 | 莒光 59元(30元) 自強 76元(38元) |
指定席(予約必須) | 太魯閣、普悠瑪 | 約30分 | 76元(38元) |
【各車種の中国語読み】 区間:チージエン/Qūjiān 区間快:チージエンクワイ/Qūjiān kuài 復興:フーシン/Fùxīng 莒光:ジーグアン/Jǔ guāng 自強:ズーチャン/Zìqiáng 太魯閣:タイルーグァ/Tài lǔ gé 普悠瑪:プーヨウマァ/Pǔ yōu mǎ
<莒光と自強について>
実は「莒光」と「自強」は指定席も取れるし、指定席をとらずに自由席としても乗れるという、台湾らしい大変フレキシブルな車種です。
私もそうですが、たまたま来た車両が「莒光」や「自強」の場合は、指定席を取っていなくてもさっさと乗り、適当に空いている席に座ります。
すると、指定席を予約した人とバッティングするという事態がたまに発生します。
もし、自分が予約したはずの席に、他の乗客が座っていたら、このパターンだと思って、自分の切符を見せて席をどいてもらいましょう。
また、莒光と自強が自由席価格で乗れるのは、交通系ICカードで乗車した場合のみです。(使用可能交通系ICカード4種類:悠遊卡/EasyCard、一卡通/i-Pass、愛金卡/icash、有錢卡/HappyCash)
券売機や窓口で切符を買う場合は、指定席料金を支払います。
交通系ICカードは切符を買う必要がなくて便利、しかも運賃が割引になるというメリットもあるので、できれば空港についたときにすぐに買ってしまうといいと思います。(デポジット100元かかります)
<太魯閣と普悠瑪について>
「太魯閣」と「普悠瑪」は所要時間が短いので、良さそうに見えますが、実は1日に数本しかなくて時間が選べない上に、観光で人気の花蓮へ行く人の予約ですぐに満席になります。
台北⇔瑞芳区間であれば、別の車両を選びましょう。
ここまで読んでなんだか面倒だと思った方は、奥の手【ツアーに参加】まで飛んでください。
瑞芳→十分(平溪線)
<所要時間、運賃>
所要時間:25~35分
運賃:19元(10元)
瑞芳駅で平溪線に乗り換えて、十分へ向かいます。
厳密に言うと、瑞芳、猴硐(猫村)、三貂嶺までは宜蘭線、
その先から菁桐(終点)までは平溪線になります。
注意点がひとつあります。
1時間に1本しか走っていません!
つまり、宜蘭線から平溪線へ乗り入れている線がとても少ないんです。
毎正時あたりに発車となります。(2023年9月7日現在)
<瑞芳での乗り換え方>
階段を降りて、3月台(3番プラットフォーム)から電車に乗ります。
「平溪線」とか「往十分」という表示があるので分かりやすいと思います。
瑞芳でランチをする場合は、南側の改札(1月台側の改札)から出ると大通りのある側に出られます。
切符の買い方
交通系ICカードがおすすめですが、デポジットが100元かかるので、家族旅行などで全員がICカードを買うとデポジット代がかさむ場合もありますよね。
そんなときは、今や懐かしい切符の出番です。
台北駅で十分までの切符は買えませんので、以下のいずれかの方法をとります。
(↑すみません、訂正します)
台北の券売機では十分までの切符は買えませんが、窓口では買えます。
ただし、台北→十分の切符を買ってしまうと、瑞芳で改札を出て同じ切符で入ることはできません。
瑞芳でランチを食べたくなったり、電車の遅れなどで乗り継ぎが予定通り出来ない場合でも、臨機応変に対応できる以下のいずれかの方法がオススメです。
台北駅では「瑞芳」までの切符を購入し、
①瑞芳で改札を出て券売機か窓口で「十分までの切符」を買う
②台北で当日の朝「平溪線一日周遊券」を買う
十分に着いたら
【交通系ICカードを持っている場合】
十分駅では、降車時と乗車時にカードをタッチする機械が違います。
前の人にならえばOKですが、よく見ると機械に「出站刷卡(出るとき)」と「進站刷卡(入るとき)」書いてあるので、出遅れても分かりますのでご安心を。
【切符の場合】
十分駅には台北市内で見るような改札機はありませんので、係の人に渡してください。(渡しそびれたらそれはそれで記念に取っておいてもOK!)
そして、忘れてはならないのは帰りの電車の時間の確認です。
予めアプリで確認する人も多いと思いますが、念のため時刻表を見ておくと安心です。
「ランタンを飛ばす&靜安吊橋で写真を撮る&少しプラプラ」だけなら、1時間あれば十分です。
1時間後くらいの電車の時間を確認すると、1時間10分前後の滞在時間になると思います。
電車を1本逃すと1時間待つことになるので、注意してくださいね。
切符の方は、こちらの窓口か、窓口に向かって右手に券売機もあるので切符を買ってください。
子供料金について
子供とは12歳未満を指します。
基準が少し複雑なので表にしました。
6歳未満 | 12歳未満 | 12歳以上 | |
115cm未満 | 無料 | 無料 | 大人 |
115cm~150cm未満 | 無料★ | 子供 | 大人 |
150cm以上 | 無料★ | 子供★ | 大人 |
★がついている年齢に対する標準身長よりも大きな子供は、年齢を証明できるものを窓口で提示してください。(旅行者の場合はパスポート)
交通系ICカードを使って子供料金で乗る場合は、子供用のICカードを購入する必要があります。
時刻表の調べ方
時刻表が調べられるアプリについては、別記事で紹介しています。
台湾の電車はよく遅れます。
また、電光掲示板に乗っているホーム1Aで待っていたら、反対側の1Bに電車が入ってくるというフェイントをかまされることもあります。
電車に乗るときは、車両番号はよく確認して乗ってくださいね。(電車側面の電光掲示板に、行先、車種、車両番号が順番に表示されます)
切符を買った場合は、車両番号はこのように書いてあります。
交通系ICカードで乗る場合は、アプリで確認した車両番号を確認してください。
台北から十分まで【タクシー】で行く
渋滞がなければ、所要時間は45分くらい、運賃は4~5千円です。
日本に比べると格段に安いですよね。
駅前からでもホテルからでも、通りすがりでも、台湾では黄色いタクシーが沢山走っているので、つかまえるのはそれほど難しくありません。
googleマップでルート検索をすると、タクシー料金(uber)も出てくるようになりましたね。
渋滞がなければ表示される料金はかなり精度が高いと思います。
ただし、料金の幅が800~1100元と出ている場合は、1100元に近い運賃になると思った方がいいです。
台北から十分まで【バス】で行く
台北駅から十分行きのバスは出ていないので、MRT文湖線(BR)「木柵」駅から795番のバスに乗ります。
バスの所要時間は1時間~1時間半くらい、運賃は45元です。
十分寮橋(シーフェンリャオチャオ/Shífēn liáo qiáo)というバス停で降りてください。
奥の手【ツアーに参加】
とにかく楽チンな方法として、ツアー参加するという手もあります。
台湾の旅行会社のkkdayのツアーがお手頃で安心だと思います。
十分と九份がセットになったツアーや、車を一日チャーターして自由に回れるプランなどがあります。(価格は為替レートにより変動します)
台北発|九份・十分観光+平渓線乗車 台北近郊 日帰りツアー|日本語ガイド
九份老街観光と十分ランタン上げ ナイトツアー|台北発・日本語ガイド
台北近郊|貸切チャーター車サービス予約|九份・平渓・北海岸(台湾・1日ツアー)|台湾新幹線(高鉄)乗車券の追加購入が25%OFF
ご自分に合った旅の仕方で、安全で楽しい思い出を作ってくださいね。
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