築浅物件のはずなのに…台湾の賃貸物件で起きた「問題たち」を振り返ってみる④玄関ライト

台湾の文化、生活


こんにちは、台湾のゆっこです。

本シリーズ、(今のところ)これで最後になります。

エアコンの水漏れ問題を待っている間に、今度は玄関のライトが付かない問題が起こりました。

私たちが住んでいる物件は、各階1戸のみで、エレベーターを降りると右手に玄関扉、正面に階段があります。

各階1戸のみなので、玄関前(エレベーター前)のこの共有スペースは自分たちしか使いません。

住人たちはそれぞれ、普段使う人はいませんが念のため階段の上り下りの邪魔にならないように配慮しながら、共有スペースに下駄箱や私物などを自由に置いています。

裏を返せば、共有スペースの自分の階の電球が切れれば自分たちで取り換えなければなりません。



問題が起きたのは引っ越してもうじき1年経とうかという12月初頭でした。

玄関前の共用スペースのライトが点かなくなりました。

電球を変えてもやはり点きません。

正確に言うと、たまに点くけど、基本的に点かない状態が続くようになりました。

左右を同じような階層の建物で挟まれているせいで、昼間でも玄関前のスペースが薄暗いので出かけるときも帰宅時も電気が点かないととても不便です。

ましてや夜は電気を点けないとかなり暗くなってしまうので、帰ってくるとエレベーターの明かりを頼りに玄関の鍵を素早く開けて、手を伸ばして家の中の明かりをさっと点ける、という無駄な焦りが発生します。

初めのうちは、点くときもあれば点かないときもある、という状態だったので、どこかに階段の電気を一括で操作できるスイッチがあるのかと色々と探ってみました。

でも、どうやら電気が点かないのは私たちの階だけ…

いつも通り、オーナーのキウィさんに連絡をして状況を伝えつつ、一括操作するようなスイッチがあるのかも聞いてみました。

同時に、初めの数日間で玄関前のライトが点かないときに起こる事象を見つけたので、それも報告しました。

玄関を開けるとすぐ横に、玄関ライトのスイッチがあります。

このスイッチパネルにオレンジの光が灯っているときはライトが点くのですが、



スイッチパネルのオレンジの光が消えているときは玄関ライトも点かないのです。



そもそも、目に入る範囲の共用スペースの他のライトの根っこがどれもこれも天井から抜けてしまっているのも気になります。



築浅物件でこの施工レベルなのだから、台湾で古い物件に住むのは安全面がとても気になってしまいます。



さて、キウィさんから返信がきたのは約2週間後でした。

「他の階の住人にも確認してみます」とのことでした。

この頃には、ライトが点かない時間帯が長くなり、玄関前が薄暗い状態が当たり前になっていました。

マメなマルコスは毎月家賃を振り込むとキウィさんに連絡をするのですが、その際にライトの問題についての進捗も聞いてくれていました。

しかし、なんの音沙汰もなく年が明けて1月、そして2月…



時は流れて2月の半ば、ようやくキウィさんから連絡があり、
他の階では問題が起きていないこと、
動画を撮って欲しいこと、
電球は変えたかどうかを確認されました。

私たちも電球がただ切れただけで騒ぐほど馬鹿ではありません。

前に送った写真と説明では私の推測がいまいち伝わっていなかったのかもしれません。

キウィさんが動画で観たいというなら、もはや気まぐれの様にたま~にしか点かなくなっていたライトが点くタイミングを待って、スイッチパネルのオレンジの光との相関を示すしかありません。



3月3日ひな祭りの日、ようやくチャンスが到来しました。

朝、玄関を開けるとスイッチパネルのオレンジが光っていました。

いつ消えてしまうかも分からないので、すぐに動画を撮りました。

太郎を幼稚園に送り、30分後くらいに帰宅すると、すでにいつもの薄暗い玄関に戻っていました。

これでキウィさんにライトが点くとき&点かないときの2つの動画が送れます。

伝わりますように、と2つの動画を送り待つこと約一か月。(毎度毎度待っていることさえ忘れそう)

4月初頭にようやく連絡がきました。

「電気技師と連絡を取ったら今日行けるとのこと、予定はどうですか?」との内容でした。

やっと連絡が来たと思ったら、きょ、きょう?

ずいぶんと突然ですこと。

でもやっと電気技師が来てくれることになったのです。

しかし、このときマルコスも私も太郎も日本にいました。

改めて、マルコスが日本に帰る日に来てもらう約束をして、ようやくプロに修理をしてもらえることになりました。



問題発生から4ヵ月と少しかかって、やっと、やっと薄暗かった玄関が明るくなりました!



天井が抜けて配線が見えてしまっていた部分も直してくれたのですっきりとしました。

かかった費用2000元(約1万円、1元=5円で計算)は翌月の家賃から差し引いてもらいました。

毎回、何か問題が起きるたびに解決までに何ヵ月もかかっています

日本の感覚ではありえないほど時間がかかるので、

焦らず、イラつかず、根気よく待つ!

の精神で、今後も何か問題がおきたらじっくりと対処しようと思います。

台湾北部の賃貸物件の一例に過ぎませんが、何かの参考になれば幸いです。

以上、本シリーズは終わります!(もう何も問題が起きませんようにとの思いを込めて)

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