こんにちは、台湾のゆっこです。
春節には台湾でも「紅包」というお年玉を渡す風習があります。
しかし、日本とは少し違う面があって、毎年すっかり忘れていて、毎回「ああ、そうだった」と思うこと。
それは、子供だけではなく、大人にも紅包を渡すという風習です。
私が初めて迎えた春節には夫マルコスと義理伯母「大阿姨」から紅包をもらいました。当然ながら学生時代ぶりですから、二十数年ぶりのお年玉でした。
二回目の春節でも、夫マルコスから紅包をもらいました。
それも下のブログの通り、日本円で3万円以上も。
出どころ一緒だし、夫からお年玉をもらうのもな…と思い、翌年からは私には要らないと伝えたので、三回目の春節以降はマルコスからはもらっていません。
さて、今年も春節イブに年菜(台湾おせち)を食べ終わったあたりで、紅包のやりとりがありました。
まずは、マルコス母とマルコス姉それぞれから1歳児太郎への紅包。
そして、マルコスから太郎への紅包。
さらに、マルコス母から私へのサプライズ紅包。
全く予想も期待もしていなかったので、え?え?わたしに???とビックリしていたら、「いつもお疲れさま」と言われました。
44歳になってお年玉をもらう国、台湾。
そして、例年通りマルコスとマルコス姉からマルコス母への紅包。
さらに、マルコス姉からマルコスへのサプライズ紅包がありました。
いつもお疲れさま、という意味を込めての紅包だったようです。
マルコスは丸い目をより丸くさせながら、心底驚いた顔をしていました。
こうして、赤い封筒が色々なベクトルで行きかった今年の春節イブの夜でした。
大人から大人へお年玉というのは日本にはない風習だし、特に私の母は子供からお金は受け取らないタイプの人というのもあり、毎年マルコスたちがマルコス母に紅包を渡すのは違和感があります。
何年経っても慣れない台湾の春節の紅包の習慣ですが、大人になってからサプライズでもらう紅包は嬉しいものです。
かくいう私は、太郎に紅包をあげることなど思いつきもしなかった不届き者です。
すまない、太郎。
来年はきっと紅包を用意するよ。
きっと、きっとね。
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