【箸休め】”頭の後ろが平ら族”なマルコス一家

箸休め

こんにちは、台湾のゆっこです。

今日は【箸休め】として、あまり知られていないと思われる台湾の風習を紹介します。

マルコス一家は顔は平ら族ではないのですが、”頭の後ろ平ら族”です。それには台湾の昔の風習が関係していました。

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マルコス一家の後頭部は平ら

マルコス一家は、とても仲良しです。上からマルコス母、マルコス姉、マルコスの3人で、そこに私が加わり4人で暮らしています。

ある夜、いつものように他愛もない話をしていると頭の形の話になりました。マルコスたちはみんな頭の後ろが平らだというのです。「そうなの?」とマルコスの頭の後ろを触ってみると、真っ平らと言っていいくらいペタンとしています。手が思っていたよりも髪の毛の中に沈む感じです。

言われてみると平らな後頭部
触ってみると手が沈む

マルコス母、マルコス姉の後頭部も触らせてもらうと、同じように平らでした。

参考までにマルコス母の後頭部の写真と私の後頭部を比べてみます。髪型の違いや、恥ずかしがってマルコス母がうつむき加減なのもありますが、頭の後ろ平ら族です。

後頭部を比べてみる
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後頭部が平らな理由

普段他人の後頭部の形を気にすることはないので、一緒に暮らして1年以上経ちますが、3人とも”頭の後ろ平ら族”なことに全く気づいていませんでした。

では、なぜ平らなのか?

それは全て、マルコスのお婆ちゃんにより作られたものでした。正確に言うと、マルコス母のお母さんです。

マルコスの祖父母の時代は、後頭部が平らな方が格好がいい、将来賢くなると信じられていたそうです。

そのため、マルコス母の兄弟姉妹7人中、末の弟以外は頭の後ろ平ら族だそうです。末の弟(マルコスの叔父)が生まれたときは、お婆ちゃんは忙しくて息子の頭の形に構っている時間が無かったためです。ある意味ラッキーな末っ子です。

マルコス姉弟が幼少期、両親が仕事で忙しかったので、祖父母と一緒にいる時間が長かったといいます。そして、彼らが赤ちゃんのときに、お婆ちゃんは孫たちの頭の後ろが平らになるようにと、仰向けに寝かせ直したり、手で平らになるように擦ってみたりと頑張っていたそうです。

マルコス姉とマルコスが生まれたときは、時間がたっぷりあったお婆ちゃんの手によって、世代をまたいで見事ペッタンコな頭の形が出来上がったというわけです。

次回マルコスの親戚に会う機会に、後頭部チェックをしてみようと思います。

今は時代が変わり、後頭部を平らにする風習はないそうです。たとえ風習が残っていても、自分の子供の後頭部を親戚に預けることはしないでしょう。

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